犬のしつけ やっていいこと悪いこと

ワンちゃんを飼うと決めたとき、どんなワンちゃんと暮らしたいかは、わりとすぐに決まりますが、一緒に暮らしていくうえでしつけなどはどのように行っていけばいいのか悩んでしまうかもしれません。

しかし昨今ではハウツー本も豊富になり、DVDやYoutubeなどの動画サイトでもワンちゃんのしつけに関する情報を収集することはできます。

情報が豊富な世の中ではありますがここでは、基本的なワンちゃんのしつけとして、やっていいこと、悪いことについて焦点を当ててみました。

ワンちゃんをしつけるための環境を整えましょう!

ワンちゃんがお家にやってきたら、しつけよりも前に、新しいワンちゃんのお家を案内してあげてください。
きっと不安でいっぱいのワンちゃんなので、急にしつけをされても戸惑ってしまうかもしれません。
そしてしつけをスタートするのであれば、ご褒美のおやつやオモチャも用意しておいてあげたいものですね。
ワンちゃんが喜びそうなご褒美をいくつか用意しておいて翌日から毎日、できれば数回、しつけの時間を作りましょう。

しつけを始める前に…

ワンちゃんのしつけを始めるにあたってまず明確にしておかなくてはならないのが、自分はどんなことをワンちゃんにしてほしいのか、ということです。
それが明確でなければ、ワンちゃんも飼い主さんの望んでいることをなかなか理解できないでしょう。
どんなことを期待されているのかが理解できれば、ワンちゃんも安心してその目標に向かって頑張ることができます。

ご褒美を与える際のコツ

ワンちゃんのしつけで使えるのが、「ご褒美」。
人間だって、仕事に行く理由は給料がもらえるからですよね。
給料があれば、頑張れます!
ワンちゃんも頑張ればご褒美がもらえる、と思うと楽しく学ぶことができるのです。
ご褒美を与えるときは、必ず「いい子だね!」「おりこうさんだね!!」
など、ポジティブな声かけと嬉しそうな声を付け加えることをお忘れなく。

飼い主さんが喜んでくれている、というだけでワンちゃんもうれしくなりますし、自分が飼い主さんを喜ばせているということでワンちゃんもさらに意欲が湧きますから。

大半の人たちは、ご褒美としてワンちゃん用おやつの鶏のささ身や、ワンちゃん用のお菓子を用意してあげることが多いようです。

また、食べ物のご褒美だけではなく、オモチャで遊んであげるのもお勧めですよ。
これをやると、オモチャを渡して引っ張りっこしてくれる…なんてワンちゃんが理解すると、喜んでしつけを受け入れるようになります。
また、ご褒美は間髪入れずに与えましょう!

ワンちゃんのしつけはいつ始めるべき?

ワンちゃんのしつけは家に迎え入れて、だいたい生後2か月くらいからスタートしましょう。
というのも、人間と同じで子犬の頃は柔軟性が高く、いろいろなことを経験させてあげるとすんなり吸収してくれる時期だからです。
家に迎えてすぐ、小さな子犬のうちからしつけやトイレトレーニング等を始めてあげると、その後の学習能力もアップするのだとか。

しつけやトレーニングを通して飼い主さんといろいろ経験することで、飼い主さんとの信頼関係も構築することができますよ。
ちなみに、ワンちゃんの犬種や性格にもよるようですが、生後3-12週までに社会化期といい、他のワンちゃんやたくさんの人間に会わせてあげることが社会性を身に着ける良い方法といわれています。

しつけ時間のポイント!マックス10分以内でお願いします

ワンちゃんのしつけのお時間というと、根気よくやってあげたほうが良いのでは、と勘違いされている飼い主さんのいらっしゃるようです。

が、実はワンちゃんのしつけ時間は、5分から10分程度で十分なのです!
しつけの時間を終えるときは、ポジティブなムードで終わることができるようにするのも必ず守りたいお約束です。

ワンちゃんがしつけやトレーニングの時間を苦痛に感じてしまうと、覚えるワンちゃんのほうも、教える飼い主さんのほうも苦労しますからね。

もしワンちゃんが新しいしつけを覚えるのに四苦八苦していたら、もうすでに知っているしつけをやらせて、褒めて終わらせるなど工夫するようにしましょう。

しつけは1度に1つだけ!

ワンちゃんにしつけをする際、覚えておきたいのが「しつけは1度に1つだけ」というルールです。

ワンちゃんのしつけでは、「待て、よし、お座り、お手」などがあるかと思いますが、これらを一度にすべて教えることはキャパオーバー。

しかも、新しいしつけを教えているときにすでに知っている「お座り」などを使うのもNGなんですよ。

そう、しつけの際は1つ1つ全部分けて教えなくてはならず、しつけの時間に1つ以上のトリックをさせてはいけない、というわけなんです。

要するに、「お座り」を教えるとき、ワンちゃんは立たせた状態で「お座り」と言いますよね。
「お座り」という言葉で座ると、何か良いことがある、ご褒美がもらえる、ということをまずはしっかり覚えてもらいたいので、1つの指令のみ出すというわけです。
「お座り」をしたワンちゃんのためのご褒美を差し出し「待て」、というのはナシです。

しつけが終わった後に、「おいで!」とワンちゃんを呼び寄せるのもNG。
ご褒美のなでなでは、飼い主さんからワンちゃんに歩み寄り、なでなでしてあげてください。

このときなでなでした後におやつをあげると、何でおやつをもらえたのか分からなくなることもあるので、ご褒美を与えてからなでなでしてあげてくださいね!

「待て」と「おいで」のしつけも、一緒にしつけたくなりますが、やはり別々に行います。
しつけが成功した時には、間髪入れずに褒めてご褒美をあげてくださいね。
間髪入れずに行うことで、ワンちゃんは自分が正しいことをしたんだと簡単に理解することができますからね。

絶対やっちゃダメ!しつけの際にしてはいけないこととは?

しつけで絶対にやってはいけないことは、飼い主さんの指示を理解できない、あるいは間違っちゃったワンちゃんを罰することです。

怒鳴られたり、紐を引っ張られたりなど怖い思いをしたワンちゃんは、困惑して、自分が何をすべきか分からなくなってしまうことさえあります。

私たち人間が常に頭に置いておかなくてはならないことは、ワンちゃんは飼い主さんのために、まだ知らないことをやらされているので、私たちはあまり期待してはいけないということです。

2歳の子供に自分の靴ひもをリボン結びさせようとなんて、初めから思いませんよね。
飼い主の私たちが辛抱強く見守ってあげることが、新しいワンちゃんにいろいろなルールを学んでもらえる一番の近道だったりするのです。

子犬のしつけで絶対やってはいけないこと3つ

叱るときに名前を呼ばない

ついやってしまいがちなのが、叱るときに愛犬の名前を呼んで叱ってしまうこと。
飼い主さんがいろいろと悩み、愛犬のために決めた素敵な名前。
そして愛犬もせっかく覚えてくれた自分の名前なのに、叱られるときに名前を呼ばれることで良くない印象を持ってしまいます。

自分の名前が呼ばれることは嫌なことが起こる前兆として学習してしまう可能性があるのです。
犬の性格によっては、名前を呼ばれるだけで萎縮してしまったり、攻撃的になってしまったりなんてことも…。
愛犬の名前を呼ぶときは、嬉しいことや楽しいことが起こるときに呼んであげましょう。

強い恐怖心を与えてしまうしつけ

何度教えても失敗する、イタズラを止めないなどの行動が続くと「もっとしつけを頑張らなきゃ」と思うかもしれません。
しかし、犬を叩いたり、リードを強く引っ張ったりなど、力で押さえつけるような恐怖心を与えるしつけは決してしないでください。恐怖心を与えるしつけは人間に対して不信感を持ってしまいがちです。

イタズラをしたときに口元を掴んで叱るしつけ方のマズルコントロールも、仰向けの姿勢をとらせ抵抗しなくなるまで押さえつけるしつけ方も、非常に激しく嫌がる個体が多いのでお勧めできません。

もちろんストレスやトラウマになってしまう危険性が高いので、飼い主さんとの信頼関係が築きづらくなってしまいます。

相手はまだまだ幼い子犬です。
失敗が多く、一生懸命イタズラするのはごく普通のことでもあります。
ダメなことをしたときに「叱る」ダメなことを止めたら「褒める」を繰り返し、焦ることなく学習してもらいましょう。

甘やかさない(しつけをしない)

犬は成犬になっても可愛いものですが、幼い子犬の頃の可愛らしさは特別なものがあると思います。
小さな子犬に対し、しつけをすることが少し可哀想な気持ちになり、何でも許してしまってはいけません。

極端に厳しく接してしまうのは、もちろん子犬に対して恐怖心を植え付けてしまいますが、甘やかしてしまうとわがままな性格になってしまうこともあります。

子犬は常に学習しています。
甘やかせて子犬の要求に応えすぎると「要求すれば何でも願いが叶う」と学んでしまう可能性があります。
オヤツが欲しいときや、お散歩に行きたいときに吠え続けて要求してしまうかもしれません。

また、性格によっては気に入らないことがあると威嚇してきたり、トイレ以外の場所でわざとオシッコをしたりしてしまうなんてことも。

何をしても許してしまう、どんなときも要求に応えてしまうと威嚇や要求吠えなどの問題行動に繋がる可能性も否定できません。ダメなものはダメとしっかり教えてあげましょう。

まとめ

犬と生活するのであれば、愛犬の幸せ、飼い主の幸せ、周囲の方に迷惑をかけない、という3つのバランスが取れているのが理想だと思います。そのためには愛犬に人間社会のルールを学習してもらい、飼い主さんもルールを守ることが大切です。

子犬の頃にしっかりとしつけをするのは、社会や飼い主さんのためだけではなく、愛犬自身の幸せにも繋がることです。
お留守番や他の犬や知らない人、生活環境の物音などに必要以上に苦手意識が強く怖がっていては犬もストレスを受け続けてしまいます。

犬にしつけをすることは「大丈夫だよ」「安心なんだよ」と言うことを教えることでもあり、愛犬の心の平穏に繋がるものだと思います。愛犬が成長してからも穏やかに過ごせるよう、子犬の頃のしつけを頑張ってみましょう。

燻製した豚ヒレ肉のぜいたくな削り節メキシカンポークのヒレ肉を焙乾と呼ばれる製法で丁寧に燻製にして乾燥させしっかり厚めの花けずりにしました


愛犬愛猫用 おやつ| ナチュラルハーベスト おやつ|ふわふわスモーキーホース40g
愛犬愛猫用 おやつ| ナチュラルハーベスト おやつ|ふわふわスモーキーホース40gの購入はこちらから

【ハウンドカム食堂 とっておきシリーズ】愛犬愛猫用ご褒美おやつ ぽてキューブ


犬猫用無添加おやつ ぽてキューブ 100g
犬猫用無添加おやつ ぽてキューブ 100gの購入はこちらから