ワンちゃんを飼うことにしたときにあまり考えないのが、ワンちゃんを飼うことによって生じるかもしれない「ご近所トラブル」ではないでしょうか?
ワンちゃんを飼うときに考えることは、「ワンちゃんのご飯やトイレ、散歩は誰が担当するのか」、「リードや首輪はどんなものにするのか」、「フードボウルやトイレの買い出しをどうするのか」、「ワンちゃんの体に良いドッグフードも探さなくては」などいろいろ考えることはあるかと思いますが、ご近所トラブルなどは頭の片隅にもないという方が大多数なのではないかと思います。
ここでは、ワンちゃんを飼ってから生じるかもしれないご近所トラブルについて、一緒に見ていってみましょう。
目次
そもそもどうしてご近所とトラブルになるの?
ワンちゃんを飼うときに頭に入れておきたいこと、それは
「世の中には犬が苦手な人もいる」、「犬アレルギーの人もいる」、「犬が怖い人もいる」ということです。
そういったワンちゃんとなるべく関わりたくない方にとっては、ご近所さんがワンちゃんを飼ったとわかった時に、ちょっとだけ厄介に感じるかもしれません。
ワンちゃん大好きな方であれば、ちょっとくらいのルール違反やマナー違反は見逃してくれるかもしれませんが、苦手な方にとっては目についてしまうかもしれません。
また、そういったご近所さんとトラブルになってしまうと、その後ワンちゃんも嫌な思いをしてしまうかもしれないので、できるだけご近所トラブルは避けたいですよね!
それではよくあるご近所トラブルは、どのようなものがあるのでしょうか?
ご近所トラブル原因① ワンちゃんのトイレマナー
例えば近所にペットOKのマンションがあったとして、どなたかが引っ越してきて入居されたとします。
以前は道にワンちゃんの落し物が落ちていなかったのに、頻繁にワンちゃんのトイレの不始末が目に付くようになった…。
そんなことがあると、ワンちゃんと飼い主さんへの嫌悪感を感じてしまうご近所さんは少なくないでしょう。
トイレの不始末はワンちゃんには何の罪もないので、それでご近所さんに嫌われてしまってはかわいそうですよね。
実際にワンちゃんのトイレの不始末を迷惑と感じている方は、かなり多くいらっしゃるようです。
ワンちゃんの散歩だけではなく、道はいろいろな方が散歩されます。
お年寄りや小さなお子さんまで、気持ちよく散歩ができる道をトイレで汚してしまっては、やはり嫌がられてしまいます。
最近ではワンちゃんの散歩はトイレ目的ではなく、トイレは家で行い、散歩は散歩、というマナーが一般的になってきています。
ワンちゃんのトイレは家で済ませてから、散歩へ出かけること、また散歩に出かける際にもトイレシーツを持参したり、マナーパンツを履かせて道を汚さないといったマナーが求められる時代になってきたようです。
ちなみに、ワンちゃんのおしっこに水をかけて洗ったつもりになっている飼い主さんもいらっしゃいますが、それに対しての意見では「水をチョロっとかけてる飼い主は「私はちゃんとマナーを守ってます」というただの自己満足だと思う」といった意見や「匂いを消したければ、たくさん水をかけてブラシで擦って消すか、消臭剤を使うべき」といった意見、また「家でトイレができるようにしつけるべき。飼い主の責任の問題」といった意見が見受けられました。
昔はワンちゃんにトイレをさせるために散歩へ行っていた感じがありますが、現代ではマナー違反という認識に変わったことをしっかり理解しましょう。
どうしても外でしかワンちゃんがトイレをしてくれない…、なんて悩んでしまう飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。
そんなワンちゃんの場合は、例えばうんちの時はうんちバックをワンちゃんの背後に回って出し、キャッチする、あるいはトイレシートを地面に敷いてさせるほうが良いでしょう。
おしっこ対策としては、クエン酸水やミョウバン水などが消臭効果があるそうです。
ただの水ではなく、最低限のマナーとしてこういった消臭効果のある水を準備しておけるとよいですね。
ご近所トラブル原因② ワンちゃんの鳴き声トラブル
ワンちゃんのご近所トラブル原因で間違いなく上位にくるトラブルといえば、ワンちゃんの騒音トラブルです。
何しろ「鳴き声がうるさい!」と思っているご近所さん、かなり多くいらっしゃるのです!
外で飼われているワンちゃんだけでなく、室内で飼われているワンちゃんも吠え癖のある子はご近所さんに「うるさい」と思われている可能性が大です!
お留守番が苦手な子は吠えてしまっていることもありますし、窓から見える人やワンちゃんなどに反応して吠えている子も。
もともとは大人しく吠え癖のなかった子でも、高齢になってくると吠える、なんてこともあるそうです。
例えばマンションなどの集合住宅の場合は、管理会社に苦情がいき、管理会社を通して飼い主さんが注意を受けたり、最悪引っ越しをお願いされることもあるでしょう。
ワンちゃんの吠え声対策としては、お部屋の防音対策をしたり、ワンちゃんの飼育環境を改善し無駄吠えをしないよう気を付けてあげることが大切です。
また、ご近所さんに「私たちの留守の間、鳴き声がうるさくないですか?うるさかったら、本当にすみません」といった声掛けを行うことで、関係を良好に保つ努力もしておきたいところですね。
ご近所トラブル原因③ワンちゃんの咬傷事故
リードなしでも離れることなく飼い主さんについてくるワンちゃんの場合、例えば飼い主さんが庭で庭仕事をするとき、放し飼いで庭に出していたり、あまりワンちゃんなど散歩の方を見かけない時間帯にノーリードで散歩に行っている方もいらっしゃるかもしれません。
けれど、ご近所の方は放し飼いのワンちゃんに恐怖を感じているかもしれませんよ!
また、実際に放し飼いの子に襲われそうになった経験をされている方もいらっしゃいます。
いつもはおとなしく良い子のワンちゃんでも、小さな子供や社会性があまりないワンちゃんとのやり取りで噛みついてしまうこともあるそうです。
もし愛犬が他の人やワンちゃんなどのペットに噛みついてしまった場合、誠意をもって謝罪し、対応しましょう。
例えば法的に責任を取らなくてはならなくなるケースもあり、自分の家のワンコが人を噛んでケガをさせてしまった場合、飼い主さんは刑法第209条の過失傷害罪に問われます。
とはいえ過失傷害罪は親告罪なので被害者の告訴が必要となるので、誠意をもって対応すれば告訴だけはせず、示談で済むかもしれません。
3歳の小型犬が他の犬の飼い主さんの手に噛みついてしまったケースでは、被害を受けた飼い主さんは小指を骨折。
10日間入院し、その後3か月間の通院となってしまったのだとか。
さらに、治療後も患部に後遺症を負い、治療費・休業損害・慰謝料などで、約2,100,000円を支払うことになったそうです!
他にも、7歳の大型犬が飼い主さんの家に遊びに来ていた知人の腕に噛みついてしまったケース。
いつもはリードをつけていたそうですが、リードが外れて腕に噛みついてしまったのだとか。
結果として、この知人の方は腕を骨折、50日間の入院治療となり、治療費と慰謝料で約580,000円を支払ったそう。
二つのケースから見えることは、やはりワンちゃんの噛みつく力は本気だと凄く強力だということ、またそのせいでお相手が後遺障害を負ってしまったり、治療費や慰謝料等で高額の支払いが発生するということです。
このようなことは、万全の態勢で防ぎたいですよね。
ご近所トラブル原因① ワンちゃんの抜け毛
ワンちゃんはシングルコートとダブルコートの子がいて、シングルコートの子であれば毛は抜けにくいので若干安心かと思いますが…、ダブルコートの子は換毛期にものすごい量の毛が抜けますよね。
例えば毛がすごいからと、ベランダでワンちゃんのブラッシングをしていたとして、近所にワンちゃんアレルギーの方がいると、アレルギー症状を発症してしまうそうです。
もちろん、ワンちゃんの毛だけではなく、フケなども含まれます。
ワンちゃんのブラッシングは自宅の室内で行うこと、戸建ての家でも庭やベランダでブラッシングをすることは避けることが求められています。
ご近所トラブルにならないためにはどんな対策ができるの?
大切にしているワンちゃんのことで、ご近所さんと険悪な仲にはなりたくありませんよね。
そこで、ワンちゃんのご近所トラブルを防ぐためにはどういったことができるのか見てみましょう。
マナー/しつけ教室
ワンちゃんの基本的なしつけとして、飼い主さんの言う言葉はワンちゃんが必ず従うように訓練しておかなければなりません。
興奮しても、その言葉でクールダウンできるとよいですね。
ノーリードの時も、飼い主さんの言葉がけにしっかり従えれば安心です。
散歩時間の確保、居心地の良い環境を作ってあげる
ワンちゃんの無駄吠えなどは、お散歩を十分に行き、飼い主さんとたっぷりコミュニケーションをとってあげることでストレスを発散させてあげましょう。
留守番で長い時間一人で待っていても、飼い主さんを信頼し、必ず飼い主さんが帰ってくると理解できていれば、安心して鳴かないそうです。
それでも吠えてしまうワンちゃんは、留守番の時に入るケージの外に防音カーテンをすると軽減できるそうですよ!
また、集合住宅であれば床には防音マットを敷いてあげると、走り回ってもドタバタ音が軽減でき安心ですね。
抜け毛問題は室内ブラッシングと清潔を保つことで解決
ワンちゃんの毛のお手入れは、庭やベランダを避け、室内で行うことを徹底しましょう!
また、ワンちゃんが出入りする玄関やドア付近は毛が溜まりやすいもの。
こまめに掃除して、外に毛が飛んでいかないように気を付けましょう。
終わりに
いかがでしたか?
ワンちゃんのご近所トラブルは、主に「鳴き声」「噛みつき事故」「抜け毛」の3つがポイントということが見えてきましたよね。
そしてこれらは、飼い主さんが未然に防げるものです!
ぜひ飼い主さんもワンちゃんも嫌な思いをすることがないよう、ケアをしっかりしてあげたいものですね。
●参照:
・愛犬が迷惑のもとに?よくある『ご近所トラブル』5選
・犬が原因で起こる『ご近所トラブル』3選!避けるために意識すべきこと
・ご近所で犬の「騒音トラブル」に…経験者が明かした解決法とは?「犬の鳴き声がうるさい」
・犬のおしっこに水をかけるのは効果的?正しい散歩マナーとトイレ対策
・飼い犬が人を噛んだときの対処法|治療費や賠償金はどうなる?
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