うちのワンコが迷子になってしまったら!知っておきたいこと

さっきまで一緒だった愛犬が、見当たらない!
室内にいたはずのワンコがいなくて庭に続くガラス戸が開いている!!
庭のお手入れをするついでにワンちゃんを出していたら、いつの間にかいなくなっている!!!

こんな「ヒヤッ」とに遭遇したことのある飼い主さんは、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
見つかるまで気が気じゃないですし、事故や他のワンちゃん、人間とのトラブルも心配。

いろいろなことが頭によぎって、取り乱してしまう飼い主さんも少なくはないでしょう。

今回はワンちゃんが迷子になった時にどうしたらよいのか、知っておきたいことを調べてみました。

まずは関係機関に連絡を入れる!!

「ワンちゃんが見当たらない、迷子になっている!!」
こうなったら、すぐに家を飛び出して近所を探し出す方が大半ではないでしょうか?
それはそうですよね!

気持ち的に焦りますし、まだ遠くに行っていないのではないか、呼べば戻ってくる可能性もある、なんて思ってしまいます。

ワンちゃんがいついなくなったのかわからない、なんて時には特に、まずはワンちゃん関連の機関に連絡を入れることが優先です。

連絡先1保健所

迷子のワンちゃんは大抵通報されると保健所に保護されます。
ワンちゃんを探しながらでも保健所に連絡を入れておけば、似た子が収容されたときに連絡をくれるので安心です。

ワンちゃんの飼い主さんは、「うちの子は絶対居なくならない」と思われていたとしても、スマートフォンの連絡先に保健所の番号を調べて入れておくと、いざというときに安心ですよ。

保健所に聞かれる内容は、「通報する際に伝えていただく内容」としてホームページなどに記載されております。

一般的には
・通報者の方の住所、氏名、電話番号
・当該犬が行方不明になった日時 (または気づいた日時) 、場所、状況
・当該犬の犬種、性別、年齢、体格、毛色、その他の特徴
・首輪やリードの有無、首輪やリードの色や材質、鑑札の有無、マイクロチップ装着の有無

連絡先2警察署

保健所の次には警察署に連絡を入れましょう。
警察署が直接迷子犬を保護することはあまりないそうですが、迷子犬を保護した人が保健所ではなく警察に届ける可能性があるそうです。
この場合は、なんと迷子のワンちゃんは「遺失物(落とし物)」の扱いとなるそうで、管轄は各警察署の会計課になるそうです。

余談ですが筆者の場合、ワンコが脱走し家族で探し回っていた時、子供が「交番に連絡して!」と泣いて騒ぐので念のためと最寄りの交番に連絡を入れたら、連絡を入れる直前に保護されていました。

その際聞かれたのは、犬種、性別、見た目の写真などがあればといわれ、ちょうど脱走した前日にカットに行っており写真とは違うカットになってしまっており、「ん?」とされましたが、名前を呼んでわかったのと、首輪に情報が入っていたので返してもらえました。

ワンちゃん探しにはSNSを活用する!

ワンちゃんが迷子になった時にできることとしては、SNSに拡散希望でタグ付けをし、ワンちゃんを探していることを周りに周知しましょう。

ワンちゃんの写真、特徴、迷子になったときの状況などを載せると一緒に心配して探してくれたり協力してくれる人が見つかります。

ただし、個人情報にだけは気を付けましょう。
また、協力へのお礼も発信することをお忘れなく!

ワンちゃんの貼り紙作成&要注意事項!

ワンちゃんの情報を載せた迷い犬の張り紙をつくり、近所のスーパーマーケット、動物病院など、掲示に協力してくれるところを探しましょう。

電信柱に貼っている方もいらっしゃいますが、張り紙を電柱や街頭に張り付ける場合は内容が内容でも条例違反で処罰されることがあるそうです。

一例として迷い犬のチラシを電柱に張り付け、3日間警察署に拘留された方の情報をお伝えしておきますね。

この方は迷い犬のチラシを貼って警察署に3日間の勾留をされたという女性の方ですが、任意の事情聴取を複数回受けた後、条例違反で書類送検され、3日間勾留されたそうです。
その際に、両手の指紋とDNAの採取、靴のサイズなど全身のデータや写真を撮られたそう。

なんでも、迷い犬のチラシはその他のチラシと同じ扱いにされてしまうそう。
電信柱は無理でも、例えばご近所さんに頼んでお家の壁やマンションの壁に貼らせてもらえないかお願いすることはできるかもしれません。
電柱や街路灯だけには貼らないよう、気を付けてくださいね!

今日からできること「迷子への備え」を万全にする!

ワンちゃんが迷子になったことは一度もないという方もいらっしゃるかもしれませんが万が一ということを考え、迷子になった場合の備えをここで確認しておきましょう。

1.迷子札

鑑札だけではなく、ワンちゃんの首輪には迷子札を必ずつけるようにしたいですね。
保護されたときに連絡を入れてほしい電話番号や住所が記載できるものであれば安心です。

2.マイクロチップ

改正動物愛護管理法により、犬猫へのマイクロチップの装着が義務化されましたね。
皆さんのワンちゃんはマイクロチップが入っていますか?

飼い主さんの情報を埋め込むことができるので、まだ入れていないワンちゃんはこの機会に入れてあげてくださいね!

迷子だったワンちゃんが保健所に保護されていた場合の引き取り方法は?

迷子だったワンちゃんが保健所に保護されていたことが分かった!
そんなときはどうやって引き取りが行われるのでしょうか?

例えば迷い犬の届を保健所に出していた場合、飼い主さんへ保健所から連絡が来ます。
そして飼い主さんが保健所に確認に行くと引き渡しの手続きをして引き取ることができるというわけです。

手続きの方法は、
1.「 抑留犬返還申請書」という書類に必要事項を記入し提出。
2.返還手数料を現金で支払う。
・返還手数料:3,500円
・飼養管理費:一日あたり 500円
・埼玉県のHPでは例えばワンちゃんが保護された翌日に返却された場合を下記のように紹介しています。

6日(木曜日)に保護され、7日(金曜日)に返還された場合
返還手数料 3,500円 + 飼養管理料(2日分) 1,000円 = 4,500円

(例2) 7日(金曜日)に保護され、閉庁日(土曜日・日曜日)を挟んで、10日(月曜日)に返還される場合
返還手数料 3,500円 + 飼養管理料(4日分) 2,000円 = 5,500円

ワンちゃんを探す場合の目安は?

ワンちゃんがいなくなると、ワンちゃんの状態、性格、飼育環境、他に天候でもワンちゃんの行く場所は変わってしまうので、どこに行ってしまったのか予想をするのは難しいですよね。

全く見当はつかなくても、とりあえずワンちゃん別にどの範囲を探せばいいのか調べてみました。

・シニア犬、小型犬、障害を持っているワンちゃんの場合

例えばワンちゃんがシニアの子や障害を持った子、小型犬だった場合は、案外いなくなった場所近辺で見つかることが多いそうです。
自宅から2~3km以内を中心に探すとよいとのことです。
また、ワンちゃんがいなくなった半径1.5kmの範囲に作成したチラシを配るようにするとよいそうです。

・人好きのワンちゃん、珍しい種類のワンちゃん

人が大好きなワンちゃんや珍しい種類のワンちゃんはいろいろな人の目につくため、他のワンちゃんや雑種の子に比べると早く発見される可能性が高いそうです。
ただし、価値が高そうなワンちゃんは逆に盗まれてしまう可能性も…?!

居なくなった場所から2~3kmの範囲でチラシをたくさん配り、協力をお願いするのが良いそうです。

・攻撃的なワンちゃん、パニック状態のワンちゃん、臆病なワンちゃんの場合

攻撃的だったりパニックを起こしているワンちゃん、また臆病なワンちゃんは逃げるので予想より遠くに行ってしまうことが多いそう。

チラシを配るときやいろいろな場所に協力をお願いする場合、いなくなった場所から10~15kmの広範囲を目安にするとよいそうです。

ちなみに、パニックになってしまっているワンちゃんは飼い主さんが寄って行っても逃げてしまうことがあるそう。

まずはワンちゃんに自分が飼い主であることを認識してもらい、穏やかな声や動作でゆっくり話しかけましょう。オヤツなどもあるとよいですね。

ワンちゃんが慣れてきたら、オヤツを差し出しながら1~2歩近づいて様子を見てください。
ワンちゃんにまっすぐ進むのではなく、横向きになって近づくのがコツだそうですよ!

ワンちゃんが噛みつこうとしてきたり、逃げ出そうとする様子が見れたら、プロにお任せするしかないようです。

自治体の境界付近で迷子になったケースも想定し、隣接した地域の保健所や警察署にも連絡を入れておくと安心ですね。

迷っているワンちゃんを保護したらどうすればよいの?

我が家のワンコが迷い犬になっていなくても、もしかしたら迷い犬を見つけることがあるかもしれません!

とりあえずワンちゃんを保護したら、最寄りの保健所の生活衛生・薬事担当、または都道府県に設置されている動物指導センター等に連絡を入れてもらいたいとのことでした。

保護したことを通報する際に伝える内容は、
1. 通報者の住所、氏名、電話番号
2. ワンちゃんを保護した日時 、場所、状況
3. わかればワンちゃんの犬種、性別、年齢、体格、毛色、その他の特徴
4. 首輪やリードの有無、首輪やリードの色や材質、鑑札の有無、マイクロチップ装着の有無などわかれば、だそうです。

終わりに

いかがでしたか?
想像したくはありませんが、ワンちゃんが迷子になってしまうことはあるものです。
そしてワンちゃんが迷子になった場合、犬種や状態によっては想定よりも遠くへ行ってしまうこともあるということ!

遠くまで行ってしまったことも想定し、隣接した地域の保健所や警察署にも連絡を入れることは忘れないようにしたいですね。

迷子の予防策も万全にし、万が一起きてしまったときの対処法を知っておくことで、ワンちゃんを見つけることができる可能性はグッと高くなるのです!

●参照
犬が迷子になったら?必ず知っておくべき『適切な対応』を解説

飼い犬が行方不明になったら 埼玉県

犬が迷子になった時の探し方。電柱に迷い犬のチラシはダメって知ってましたか?

迷い犬の行動〜迷子になったワンコはどんな行動をするんだろう?

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