風邪ひきワンちゃん・ベストな看病方法とは?!

「今年はコロナ対策のおかげで風邪をひかなかった」
何て声がよく聞こえてきますが、みなさんはいかがでしたか?
人間はコロナの感染が拡大したおかげで、日常的にマスクなどで防御するのが当たり前になっているため、風邪の菌をもらいにくくなったのは本当な気がしますよね。

ところが、ワンちゃんたちはどうでしょうか?

ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、ワンちゃんも風邪は引きます。

そして、ワンちゃんにマスクをして歩かせている方はあまり見かけませんので、ワンちゃんはコロナ渦でも散歩・冬の風邪対策はコロナ前とそんなに変わらない方も多いのではないかと思います。

ワンちゃんの風邪は、人間と同じように熱っぽくなったり、咳が出たりするのですぐにわかりますが、人間の風邪同様に風邪は万病のもとでもあります。

例えばワンちゃんがもともとの基礎疾患などを持っていれば、風邪をこじらせてしまうことがありますし、風邪がもとで重篤な病気になってしまうこともあり得るのです。

怖いですよね!

ここでは、風邪を引かないようにどう予防すればよいのか、また風邪を引いちゃったワンちゃんのためにベストな看病方法について、ご紹介したいと思います。

ワンちゃんって風邪をひくの?

「ワンちゃんが風邪をひくなんて、そんなことあるの?」
といった質問をされる方がいらっしゃいますが、答えは「イエス」です。
ワンちゃんの風邪は一般的に、ウイルスや細菌に感染することによって引き起こされます。

人間と同じように咳が出たり、目が赤っぽくなっていたり、鼻の様子がおかしかったり、また触ると体が熱っぽく感じたりするかと思います。
特にワンちゃんが集まる場所、ペットホテルやペットショップなどで感染してしまう子が多いようです。

ワンちゃんの風邪の原因は一般的に、ウイルス性の犬パラインフルエンザウイルスや犬アデノウイルス2型のほか、微生物のボルデテラ菌やマイコプラズマなどが悪さをして引き起こされます。

ワンちゃんの風邪の一般的な症状は?

飼い主さんが、「なんだかいつもより反応が悪いな?」「反応が鈍いかも?」
と感じたら、もしかしたらワンちゃんは風邪を引いている証拠かもしれません。

風邪をひくと、いつもは食いしん坊なワンちゃんなのにご飯を残していたり、なんだか常に寝てばかりいたりといった姿が見られるかもしれません。

また、ワンちゃんの風邪は人間と同じような症状が出るといわれています。
例えば咳、くしゃみ、鼻水ですね。

人間でも鼻が詰まると匂いがわからず食欲が落ちますが、それはワンちゃんも同じこと。

また、目やにの量が気になる場合もあります。
犬種にもよりますが、ワンちゃんの平熱は38度台と人間より高いのですが、風邪で発熱すると40度近い熱がでることもあり、体もだるさを感じたりするので食欲がなくなったり、ぐったりしたような様子が見られるでしょう。

ワンちゃんによっては、熱を出しやすい子がいたり、あまり熱は出ないといった子もいるので、日常的に自分の家のワンちゃんの体温を抱っこなどしているときに感じるようにすると、発熱しているのを察しやすくなるでしょう。

ぶるぶる震えが止まらず、鼻が乾燥しているようだったり、嘔吐してしまうときは迷わず動物病院を受診しましょう。

風邪をこじらすと、気管支炎になってしまったりもするので、無理はさせないことですね。
万が一の時に夜間でも見てくれるお医者さんを、日ごろから調べておくと安心です。

冬だけでなく、夏もエアコンの温度調整などで体調を崩すことがありますので、室内飼育のワンちゃんたちもエアコンの設定温度や湿度に気を付けてあげてくださいね。

また、水分補給ができるよう食欲がないときにも工夫してあげましょう。

ワンちゃんにとってベストな風邪の看病法は?

ワンちゃんが風邪を引いたとき、私たち飼い主はどんなサポートをしてあげることができるでしょうか?
病気のワンちゃんが少しでも快適に過ごせるよう、気を付けてあげたいものですよね。
ここでは、どんなポイントに気を付けるべきか、見ていってみましょう。

・室内環境を整えてあげる
私たちがしてあげられること、それは室内環境を整えてあげることです。
部屋はワンちゃんが快適に感じる適温に保ち、換気もたまに行い、湿度も保つよう心掛けてあげましょう。

多頭飼いのお宅では、空気清浄機で空気の除菌をしてあげるのもよいでしょう。
お家で安心してゆっくり休めるよう、小さなお子さんなどがいらっしゃるご家庭では、工夫してあげてくださいね。

・食欲がないワンちゃんのためにご飯の工夫を!
食欲がないワンちゃんでも水分が取れるよう、消化しやすく水分量が多めのご飯を与えてあげるのもお勧めです。
ワンちゃんのためにフードを温めてあげたり、お湯でふやかしてあげるのもよいですね。

動物病院で売っているような栄養満点の入退院した子用のドッグフードを与えるのも、一つの方法ですね!
好物なら食べれそうであれば、少量をフードの上にのせてあげてもよいでしょう。

・熱があれば点滴も視野に
熱があれば、獣医さんからは解熱剤や抗生物質といったお薬を処方されるでしょう。
また、ワンちゃんの風邪の症状によって対症療法を行うことになるかと思います。
例えば咳止め薬や、痰を出しやすくなるお薬が処方されたり、吸入器を使ったり…。
鼻水が出ている子には点鼻薬、目やにがひどくなっていれば目薬を処方されることもあるかと思います。

また、若干高額ですが副作用が少なく、体の抵抗力をアップさせるインターフェロン治療を勧められたり、早く元気になる様点滴を進められることもあるかと思います。
点滴をするとぐんと状態がよくなることもあるので、視野に入れておくとよいでしょう。

・ワクチン接種は必須
風邪をこじらせることのないよう、普段の時からワクチンはしっかり摂取しておくことが大切です。
ワンちゃんの風邪のほとんどのウイルスは、ワクチンで予防できます。

犬ジステンパーウイルス、犬パルボウイルス、犬アデノウイルス用のコアワクチン、犬パラインフルエンザウイルスやレプトスピラと呼ばれるノンコアワクチンなどが知られています。

ただしワクチン接種も、適切な時期に投与間隔を正確に摂取する必要がありますので、獣医さんと相談して適切に摂取できるようスケジュールを確認しましょう。

ワクチンの費用は、動物病院によって異なりますが、かかりつけの獣医さんにお願いするのが安心です。

ワクチン接種前には体調を整えておく必要もありますので、ワクチン接種前に体調を崩さないように気を付けましょう。

ワンちゃんの風邪がなかなか治らない場合は?

人間の一般的な風邪のように、ワンちゃんの風邪もほとんどのものは自然に治るだろう、と思われる方も多いかもしれません。

もちろん、自然治癒できる場合もありますが、ワンちゃんの持病や基本的な体質、年齢などによってはなかなか厳しいことも。
安静にしてもなかなか回復できそうにないときは、獣医さんに相談してみましょう。

ワンちゃんの風邪が2週間以上続いている様子であれば、他の病気を疑ってみてもよいかもしれません。
咳が続き、苦しそうにしている場合は、さらに精密検査を受けたほうが良い場合もあります。

容体の急変も心配ですので、心臓や呼吸器系の疾患を持っているワンちゃんや、シニア世代のワンちゃんは軽症でも念のため病院を再度受診しましょう。

終わりに

ワンちゃんの風邪は、成犬で健康なワンちゃんであれば自然治癒が望めますが、子犬やシニア犬、基礎疾患を持っているワンちゃんの場合は自然治癒が厳しくなるかもしれません。

また、ワンちゃんをしつけ教室やペットサロンなどにお願いしている場合も、他のワンちゃんとの触れ合いの時間があるため風邪に感染してしまう可能性は高くなります。

普段から食事から摂取できる栄養はもとより、室内環境を整え、常に良いコンディションでいられるよう気を配ってあげることが、ワンちゃんの風邪予防には最適といえるでしょう。

また、面倒くさくてもワクチンは適切な時期に適切な間隔で摂取できるよう、心掛けてあげてくださいね。





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