世界一小さいわんこ!チワワの魅力とお迎えする前に知っておきたい事

うるうるの大きなまん丸おめめと、小さな身体が愛らしいチワワ。
世界で一番小さな犬種と言われているチワワ。
チワワの魅力と特徴をお伝えしていきます。

チワワとは?

諸説ありますがチワワは古代メキシコ原産のテチチが起源と言われています。
その後コロンブスによってアメリカ大陸が発見され、その際にチワワと言う町で発見された小さな犬、テチチが、チワワの基礎となったと言われています。

チワワはその際アメリカに持ち帰られ数十年の間、繁殖と犬種の固定化のための研究を行い、チャイニーズグレステッドドッグやスパニエルなどと交配を行い、サイズは小さいまま固定されました。

当初はスムースヘアのチワワしかいませんでしたが、交配の過程でロングコートチワワが生まれていきました。
大型犬を好み、使役犬としても使えない小さなチワワはアメリカなどの欧米では人気はなかなかでませんでしたが、近代化が進み町が都市化すると愛玩犬の需要が高まりアメリカでの需要が増え始めました。

日本ではバブル後の住宅事情とCMに起用されたこともあり爆発的に人気が出ました。
その後は、ずっと犬種の上位にランクインする定番の人気犬種となっています。

チワワの大きさは?

チワワは世界で一番小さな犬種です。
体重は1kg-3kgが平均で、体高は15-23センチととっても小柄です。

けれど、小さいからと言っても実は筋肉質で引き締まった身体を持っています。
足の長いハイオンタイプと、短めのドワーフタイプと呼ばれるタイプがあります。

チワワの特徴は?

まん丸お目目がチャームポイント
真っ黒でうるうるな大きなおめめがチワワの最大のチャームポイントと言っても良いほどに、チワワと言えば目の大きさが上げられます。

このうるうるのおめめで見つめられると、何でも言う事を聞いてあげたくなりますね。

大きくピンと立ったお耳と、まん丸頭も特徴です。
このまん丸な頭はアップルヘッドと呼ばれる独特な形です。

チワワの性格は?

小さくてもとっても元気
チワワは明るい性格で飼い主さんの事が大好きです。
ですが、その見た目通り明るく人懐っこいと思いきや、ツンデレな性格が多いのがチワワの性格です。

飼主さんに寄り添っていたい、でも気が乗らないときはそっとしておいてほしい、と強い自我を持っている子も多く、一見するとわがままな性格だと思われることも多いのがチワワの特徴です。

気が強く見知らぬ人には恐怖心からの攻撃性が強い場合もあります。
反面、飼主さんが大好きな子が多く、家族にはとても愛されることが多いです。
好奇心も旺盛で、お散歩や冒険が大好きです。

同族に対する忠誠心もあるため、チワワ同士が仲良くなりやすい傾向があります。
多頭飼いするならチワワ同士がすんなりと受け入れられそうです。

その小ささから散歩は不要と思いがちですが、気分転換のためにもお散歩は欠かさず行きましょう。

小さいためにわがままに育てがちですが、小さくても強力なキバを持っていますので、しつけはきちんと行いましょう。

チワワの体質は?

寒さは苦手で、暑さも苦手です。
小さいために体温調整が苦手であったり、身体が地面から近いため暑さ寒さを感じやすくなっています。

夏場の日中はエアコンを入れた室内で過ごさせることが必要ですが、すぐに寒くなってしまう子も多いので、風が直接当たらない場所や風をしのげる場所も作ってあげるとよいでしょう。

冬場や服を着せて寒さから守ってあげましょう。
チワワは毛をカットする必要はありませんが、その分抜け毛が多いので毎日のブラッシングと定期的なシャンプーを行いましょう。

トリミングサロンで全体的なケアをしてもらうこともオススメです。
体臭は少ないので、シャンプーの回数を多くする必要はあまりないでしょう。

チワワの種類は?

人気犬種のトイプードルは、カラーによって性格の違いがあると言われていますが、チワワは毛色の違いによる性格の違いは認められていません。

チワワはスムースコートと呼ばれる短毛と、ロングコートと呼ばれる長毛の2種がありますが、この種類によっての性格の差と言うのもないと言われています。

チワワを選ぶときは、お好きなカラーや愛称で選んで問題がないと言えますね。 
毛の色は実に豊富で沢山のカラーがあり、すべてがスタンダードとして認められています。

単色や、トライカラーと呼ばれる2色、パーティカラーと呼ばれる3色と種類があります。
人気が高いのはタンカラーと呼ばれる、目の上に茶色の眉毛のような模様があるタンカラーで、黒い毛がベースのブラックタンや茶色の毛がベースのチョコタンが人気です。

ブラックとホワイトにタンカラーが入ったパーティカラーも人気です。
淡いクリーム色、オレンジ色に近い茶色のレッド、黄金色のフォーンなど単色も人気です。

ブラックアンドホワイト、レッドアンドホワイトなどトライカラーやパーティカラーは個性的で元気なイメージがあります。

イザベラやブルーと言った珍しい色の子もいますが、チワワならではのカラーです。

チワワの価格は?

チワワの価格は15万円-20万円が平均のようです。
人気のカラーほど価格が上がりやすくなるようです。
人気の犬種なのでブリーダーやショップでも購入はしやすく、選びやすいと言えます。

チワワのかかりやすい病気や寿命は?

チワワの平均寿命は12歳-20歳と言われています。
比較的長寿の犬種ですが、環境に左右されやすく、また体が小さい分脆弱な部分があるため注意を払ってあげることが長生きの秘訣と言えます。

チワワに多い病気は、膝蓋骨脱臼、水頭症、尿路結石、僧帽弁閉鎖不全症、期間虚脱、角膜炎などが上げられます。
膝蓋骨脱臼は小型犬に多く、チワワも例外ではありません。先天的であることも、後天的に発症することも多くあります。

また、僧帽弁閉鎖不全症は心臓の病気で、高齢のチワワはかかりやすくなっています。
目が大きく飛び出ているため、目にゴミが入りやすく傷がつきやすいです。
お散歩の後など目のチェックをするようにしておきましょう。

歯の病気にもなりやすいため、定期的なデンタルケアが必要です。

チワワにかかる費用は?

小さいチワワですが、生涯にかかる費用はいくらくらいでしょうか?
ずばり、150万円-300万円はかかる計算です。

子犬をお迎えしたとして、最初の準備とお迎え費用で約25万円-30万円(個体差や保護犬の場合はかからない場合があります)。

そこに、毎日の食事代。たとえば2kg3千円のフードの場合で、一日の食事量が40gの場合。
一袋で50日分です。一年間で約1万8千円。それにおやつやトッピング、トイレシートなど日用品を足すと年間4万円弱。

ワクチンやフィラリアのお薬など健康でも必要な医療費が3万円ほど、ドッグカフェに行ったり寒さから身を守るためのお洋服代が1万円ほど。

最近はペット保険に加入しているご家庭が増えてきましたので成犬のチワワで保険料が2万-7万ほどかかっているとしましょう。

年間10万円以上はかかってきます。
旅行が好きな場合やフードにこだわる場合、お洋服を沢山購入する場合はさらに変わってきます。

ある程度の余裕をもって、家族にお迎えするようにしましょう。

最後に

ちっちゃいわんぱくものが多いチワワですが、飼い主さんが大好きです。
飼い主さんを守るとするナイト気質の場合は、ちょっぴり吠えたり咬んだりとしつけをしっかりしないといけない部分がありますが、小さな身体で全力で愛情を伝えようとする姿はとても愛しく思えます。

甘えん坊で気が強くて、気紛れでさみしがりや。
型にはまらず自由気ままで、でも飼主さんに対しては深い深い愛情を持つチワワは、一度家族になると虜になること間違いなしです。

小さなからだで家族に対して愛情いっぱい、そんなチワワを家族に迎えたら、家族みんなでたっぷりの愛情を注いであげてくださいね。