実店舗(リアルショップ)・通販ショップ・ネットショップで楽しくお買い物!

実店舗(リアルショップ)・通販ショップ・ネットショップで楽しくお買い物!
インターネットの普及に伴い、私たちの生活は大きく変化しています。
店舗で買い物をする生活が当たり前だった生活の中に、テレビやラジオ、雑誌での通販が参入し、そしてそれが現在、さらなる進化を遂げてネット通販というシステムを生み出しました。
10年ひと昔とはいいますが、今やそのサイクルは目まぐるしさを増し、買い物事情は時代とともに選択肢の幅が広がって来ています。

今回は、店舗販売(リアル店舗)や通販販売、そしてネット販売についていっしょに考えていきましょう。

生活圏内にペットショップがある

「ペットショップ」というと、まず思い浮かぶのは店内に入ると犬や猫のフードがズラリと陳列されている棚や、カラフルな首輪やリードにかわいいウェアハーネスの数々。
笑顔で迎えてくれる店員さんの「こんにちは!」「いらっしゃいませ」という明るい声。
店内は清潔感が漂い、商品も見やすく、応対も丁寧とくれば、購買意欲も増しますね。
トリミング専門のペットサロン店、大型ショッピングセンター内やホームセンターの一角にお店を構えているペットコーナー、ペット全般を取扱う総合店などなど。
ペットに関連する商品やサービスを提供する業務形態などを称してペットショップと呼んでいます。
ドラッグストアー、スーパー、コンビニなどの店舗内、高速道路のサービスエリアの店舗でも犬や猫のフードを見かけますが、これらはペット関連商品の一部を取扱っていますが、ペットショップとは呼びません。

平成14年の経済産業省の統計では、ペットショップとして登録されている実店舗(リアルショップ)の総数は全国で5000軒余り。
軒数の多さでいえば東京、大阪、神奈川と首都圏が占めています。
東京、大阪のように500店舗ほどの規模になると、ちょっと道を歩いていると「あら、こんなところにペットショップがあるわ」というように【人も歩けばペットショップに当たる】のごとくです。

どのペットショップを選んでいいのかわからない飼い主さん
店舗に入るのを躊躇している飼い主さん

さて、全国で5000軒余りあるペットショップ。
お気に入りのペットショップはありますか?

実店舗(リアルショップ)の利用

日本のペットショップと欧米のペットショップとの大きな違いは、欧米には生体販売がほとんど無いということです。
国によっては生体販売を禁止しているところもあります。
たしかに、ヨーロッパでやっとみつけたペットショップを覗いてみると、ペットフードが陳列の上から下までズラーっと並んでいて、店内のほとんどがフードコーナーといっても大げさではありません。
また、欧米でペットショップを目にしない分、ほとんどのスーパーの1コーナーに、フードや必要最低限のグッズが置かれています。

ところが
日本はどうでしょう。
ペットショップへ足を運ぶ目的のひとつが、店内に展示されている犬や猫たちを見ること。
その愛らしい姿に癒されたいと、土日ともなればひときわにぎわう店内。
そう、日本のペットショップは生体販売をともなうお店が実に多いのです。
もちろん、犬や猫に限らず爬虫類、鳥類、魚類、昆虫などなど……これらも生体販売です。
ペットショップの人気は、生体の在る無しに影響されているのが日本の傾向です。
だれでも気軽にペットを観に行く(見学する)ことができる場所……それがおおかたの日本のペットショップの特徴といえるでしょう。
もちろん、中には生体を扱わないペットショップもありますが、そのような形態をとっているお店はペットの扱っているお店よりも少ないです。

では、犬や猫に絞って実店舗(リアルショップ)に行く目的をもう少し詳しく見てみましょう。
《生体に関して》
・購入目的の有無にかかわらず、犬や猫を実際に見ることができる
・お店によっては直に抱かせてもらうことができる
・生体を直接に見たり触ったりすることで購入の判断ができる
 
《フード》
・各種メーカーのフードの選択肢が多い
・直接手に取ってパッケージの裏面の成分表や消費期限などを確認可できる
・対面式で直接店員さんに相談したり説明を受けたりすることができる

《グッズ》
・種類が豊富で選択肢が広がる
・他店には無いオリジナル商品がある
・ウェアハーネスやゲージ、キャリーバッグなどの適応サイズを直接確認でき誤りが少ない

《トリミングなど》
・シャンプー、カット、ブラッシングなど一貫した被毛のケア
・デンタルケア、耳ケア、目ケア、爪、肛門絞りなどの手入れ

《その他》
・店員さんに愛犬や愛猫の症状や悩み事を直接相談しやすい
・旅行などの時にペットホテルとして預かってもらえる

上記には「実際・直接・直に」ということばがいくつも出てきます。
そう、実店舗の最大の利用の特徴は、リアル(実物)だということです。
直接目にしたり手にしたりできるという最大のメリットがここにあります。

あなたのお気に入りのペットショップはどのようなお店ですか。
日本式?
欧米式?
それとも……?

ペットショップを利用したくてもできない買い物事情

ペットショップ軒数は首都圏に多いと先に書きましたが、人口比におけるペットショップの軒数でいちばん多いのは、2014年の統計では静岡県だそうです。
また、軒数だけを単純に見てみると、軒数が最も少ないのは鳥取県や島根県で、ともに20店舗ほどです。
そうなると、ペットショップに足を運びたくても生活圏内にペットショップが無い地域もあり、前述に記したような実店舗(リアルショップ)の利用が簡単ではないかもしれません。
さらに離島で言えば、必要最低限の日用品と食料品のみを販売をしているので、常時ペットフードなどが手に入るとは限りません。

実店舗のペットショップを利用したくてもできない理由は、店舗数の数だけではありません。

*ご高齢の方などは、遠くへ買い物に行けない
重いものやカサのあるものを運べない

*乳幼児がいる家庭では、育児が忙しくて思うように買い物に行けない
お子さんの紙おむつを持ち帰るだけでも荷物になるのに、ペットの分まで持ち運べないと

*忙しくてゆっくりと店舗営業時間内に行けない

というような理由をもっている方々もいます。
そんなとき、どのような方法でペットフードなどを手に入れればいいのでしょう。

スーパーやホームセンターなどの宅配サービスを利用したり、まとめ買いをしたり……などの手段を取っている方もいます。
もっと簡単便利に買い物ができる方法ってあるのでしょうか。

進化する通販事情

生活圏内にペットショップが無い飼い主さん、行く時間が取れない飼い主さん、買い物するのがひと苦労の飼い
主さんに何か救いの手はないのでしょうか。

そこで登場するのが「通販」という購入方法です。
カタログや新聞広告などの通信販売、郵送されてくるダイレクトメール、テレビ・ラジオでの通信販売。
そしてインターネット全盛期の現在は、ネット通販と呼ばれる買い方が年々増えてきています。

電話1本、ハガキ1枚、エンターキー1押しで買い物は自由にできるのです。
家に居ながらにして買い物も不自由なくできて自宅に商品が届けられます。
注文する時間も24時間いつでも大丈夫。
重い荷物やかさばる商品も、もう気にしなくていいのです!
迅速なる対応で注文した翌日には商品を手にすることも可能な地域もあります。

でも、ちょっと待って!

通販は確かに便利です。
でも、デメリットな面もしっかりと見ておきましょう。
便利な世の中だけれど、しかし、それが返って不自由さや不便さや問題を提起することもあります。
犬や猫のネット通販で、もっとも問題視されていることをここではあえて取り上げることにします。

ネット通販での生体購入

ネットで犬や猫を購入する飼い主さんがおられます。
信用のおける優良なブリーダーさんやネットショップに巡り合えるといいのですが、なかなか全部が全部そういうわけにはいきません。
インターネットの生体販売においては、トラブルが相次いで起こっているため、消費者センターに事情を訴える人は跡を絶ちません。
以下は平成24年の国民生活センターに寄せられた実例を引用してまとめられたものです。

《健康状態に関するトラブル》 
・引き渡し後に病気がわかった
・すぐに死んでしまった
・空輸や宅配便で送られてきたが、長時間の輸送の負担が大きくて衰弱した
 
《イメージ違い》
・写真の子犬と顔が違い、可愛くなかった

《事前の説明不足》
・「動物愛護管理法」では、動物取扱業者に対し、品種等の名称、性別、生年月日、その動物の病歴、ワクチンの接種状況等、遺伝性疾患の発生状況等の 18 項目(参考表参照)について、書面を交付し事前説明を行うことを義務付けている。
 
《無登録業者が販売している》
・「事業者の住所は実在せず、登録番号も違っていた」など、悪質なケースもみられる

《ペットや血統証明書が届かない》
・契約して代金を先に支払った後、「犬が送られてこない」「4、5 カ月経った後も血統書が送られ てこない」といった契約不履行のトラブル

購入した商品は命ある「生きもの」です。
上記のような問題が起こることをまず想定し、現実の問題を知ることが必要です。
このようなトラブルを回避するため、国民センターではアドバイスをしています。

・インターネットでの契約にはリスクがあるため、慎重に契約すること
・インターネットの情報だけで購入を決めず、自分自身でよく確認すること
・信頼できる業者と取引を行うこと
・ペットは生き物であることを十分に考慮し、安易な購入は避けること
・トラブルが発生したら、最寄りの消費生活センターに相談すること

ネット通販で生体購入をする場合は、とくに熟慮して結論を出すこが大切です。
簡単に購入できるからとショップを見誤ると、せっかく飼おうと思った大切な命を失くしてしまう状況を作ってしまいます。
そして、もっともあるまじき行為は、届いた犬や猫が気に入らないという単純な理由から、購入者がいとも簡単に捨ててしまう事例があるということです。
高額であろうとなかろうと、命あるものを簡単に「もの」扱いできるものでしょうか。
このようなことが起こっているということも、しっかりと受け止めなければなりませんね。
そのためにも、ここで取り上げた実例やアドバイスを参考にしていただきたいのです。

実店舗(リアルショップ)、通販、ネットショップに求められること

実店舗についていえば、入りやすさ、清潔さ、整理整頓された商品の選びやすさが好まれます。
そして、商品のポップなどにも引き付けられます。
お店のスタッフは知識が豊富ですから、犬や猫についてのいろんなことを聞いてみましょう。

通販やネット販売も、見やすいレイアウトに商品の丁寧な説明文や詳細のわかる写真などが工夫されていると興味を引きますね。
メールや電話で愛犬・愛猫についての疑問や悩みに応えてくれるところも多いです。

また
「口コミ」は、今やひとつのお店を選ぶ参考になる貴重な情報源です。
商品はもちろんのこと対応の良し悪し、お店の雰囲気など、お客様が感じたことの評価が広く他者に伝えられます。
実店舗では、「あのお店よかったよ」という人から人への口伝えにより、「じゃあ、行ってみよう」という気持ちを生みます。
通販、ネットショップでも同じです。
他者の書き込んだ感想を目にして、「へぇ~、そうなんだ。買ってみようかな」という気持ちにさせます。

ただし、感想というのはその人の主観ですから、すべての人が同じ印象をもったり感想を抱いたりするとは限りません。
あくまでも参考意見としてとらえておくといいですね。

しかし、どの購入方法を選んだとしても、そのお店が「お客様目線」なのかどうかがいちばん大切です。
「お客様目線」?

犬や猫を取扱うあらゆる形態のペットショップに言えるのですが
飼い主さんが何を必要としているのか
飼い主さんの立場にたって対応してくれるお店が、いつの時代でも、どんなに便利な世の中になっても、これからも求められ続けます。

どうすればお客様に満足してもらえるのか
と、常々考え実行しているお店のその取り組みは、購入者である飼い主さんに必ず伝わるものです。
愛犬や愛猫の元気な様子が、飼い主さんの喜びそのものだとわかっているお店。
そんなお店と出会いたいと思いを巡らせている飼い主さん。

迅速なる対応はとても助かりますし、商品が安ければ、そこに惹きつけられます。
けれど、時間の短さや安価よりも、あなたが必要としている商品のために工夫や努力、丁寧な対応、さらに安心・安全の提供を惜しまないお店こそが、必ずどの時代においても必要とされ、歴史を刻んでいくことでしょう。

さあ、お気に入りのショップで楽しくお買い物をしましょう!

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