どのくらいが適量?ワンコの秋・冬の食事量

ワンちゃんの食事量、季節ごとに変えていますか?
「エッ!?食事量なんて変える必要はないでしょ?」なんて思われている飼い主様もいるのではないでしょうか。
体重ごとやライフステージごとに食事量が変わるのをご存知の飼い主様も、もしかしたら季節によって食事量を変えなくてはいけないことについては、ご存じないかもしれませんね。

実は、ワンちゃんの食事量は「季節ごとに変える」のが正解なのです。
そこでここでは、ワンちゃんの食事量の基本と、秋冬の適量の食事量について詳しく見て行ってみましょう。
いままで食事量を変えてこなかったという飼い主様必見です。

ワンちゃんの食事量の考え方

ワンちゃんの食事量は、人間同様そのワンちゃんの活動に消費するエネルギー量から考えることが大切です。
人間も、1日の摂取してよいカロリーをその人の年齢や活動状況に応じて変えますよね?

成長期の子供なのか、大人なのか、老人なのか、男性なのか女性なのか、1日デスクワークなのか、外で体を動かす仕事なのか、1日の運動量から1週間の運動量まで、すべて考慮したうえで、1日2000カロリー摂取してよいのか、1600カロリーくらいがよいのか、ダイエットするなら1200カロリーまで落とすべきなのか、などなどが変わってきます。

ワンちゃんの場合も、同じように考えてみましょう。

<ワンちゃんの食事量で注目すべきポイント>

・飼育環境はどういった状況か?
室内で飼っている子なのか、外で自由に庭を走り回っているのか、外でつながれているのか。

・1日を通した運動量は?
1日の散歩の回数や、どのくらいの時間散歩に出かけているのか。

・避妊手術などの有無は?
避妊手術や去勢手術は済んでいるのか、いないのか。

・年齢は?
育ち盛りか、すでに老齢期に入っているのか。

・犬種は?
どちらかというと太りやすい犬種、など。

これだけの情報があると、ワンちゃんが1日にどのくらいのエネルギー量を消費しているかが見えてきます。
ここから、エネルギー消費をしている分やそこまでエネルギー消費をしていないのかなどによって、食事量を調節してあげる必要があるのです。
ワンちゃんの1日をきちんと考慮し、ワンちゃんにとってベストな食事量を目指してあげましょう!

ワンちゃんの必須カロリーがわかる計算式とは?

人間のBMIの計算式同様、ワンちゃんの場合もカロリー計算をするための計算式がありました!
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、参考にされてみてください。

〇ワンちゃんに1日に必要な食事量(g)の求め方は?
犬の体重(kg)÷40×1000

〇ワンちゃんの1日の必須カロリーの求め方は?
安静時エネルギー必要量(RER)×エネルギー係数
※安静時エネルギー量に、そのワンちゃんが普通に1日を過ごすために必要なエネルギー量を足したものが1日の必須カロリー(DER)となります。

〇犬のエネルギーの係数って何?
ワンちゃんも年齢によって、1日に必要なエネルギーの量が変わってきますよね?
どのくらい必要なのかは、以下の通りです。

・生後4ヶ月くらいまで=3.0
・生後4ヶ月から1年未満まで=2.0
・1歳以上の成犬のワンちゃん(不妊手術をしていない子)=1.8
・不妊手術が済んでいる成犬のワンちゃん=1.6
・体をよく動かす活動的なワンちゃん=1.6
・肥満気味のワンちゃん=1.4
・ダイエット中のワンちゃん=1.0
・病気などで治療中のワンちゃんは活動量が減るのでダイエット中と同じく=1.0
・体重の増加を目指しているワンちゃん=1.2~1.4
・妊娠中のワンちゃん=1.8~3.0
・赤ちゃんのいるお母さんワンちゃん(授乳中)=4~8
・成長期のワンちゃん=3
・老齢期のワンちゃん=1.4

〇安静時エネルギー必要量(RER)の求め方は?
70×(適正体重㎏)の0.75乗
※安静時に必要なエネルギー量というのは、ワンちゃんが何もしていない状態でどのくらいのカロリーを生きているだけで消費しているかの量になります。

例えば、5キロのワンちゃんだと、234キロカロリー、10キロのワンちゃんだと394キロカロリー、15キロのワンちゃんだと534キロカロリーといった目安となります。

自分のワンちゃんの体重のRERをぜひ調べてあげてくださいね。

〇現在1日に食べている食事のカロリー(kcal)の求め方は?(標準体重の場合)
1日に与えている食事量(g)÷100(g)×kcal数/100g

これらの計算式で、ドッグフードの裏側に書いてある単純な適量だけではない、自分のワンちゃんにぴったりの食事量を計算してあげましょう!

どうして季節によって食事量を変える必要があるの?

ワンちゃんの食事量は、季節によっても変わってきます。
皆さんご存知の通り、人間も夏バテをすると食欲が落ちますよね?

ワンちゃんも同様で、夏には食欲が落ちるため食事量が減り、秋から冬になると食欲が出て食事量も夏と同じだと足りません。

夏に消費カロリーが低下し、体力が落ち気味になっていたら、秋冬でしっかり回復させてあげたいものです。

秋に食欲が高まる理由の1つは、涼しくなった空気で食欲が回復するだけではなく、冬に向けて体が自然と皮下脂肪を蓄えようとするためなのです。

また、冬になるとさらに食欲が出るかもしれません。
というのも、ワンちゃんの体は自然と体温を保とうとするため、エネルギーをいつもよりも消費しているからなのです。

秋冬はどのくらいの食事量を与えたらいいの?

ワンちゃんの食事量は基本的にワンちゃんの犬種(大型・中型・小型・超小型)と年齢などによって変わります。

例えば、体重が1-5キロの超小型犬の場合、生後2-3か月なら65gですが、同じ月デイでも小型なら145g、中型なら215g、大型なら385gといった具合に適量とされる食事量が違います。

生後半年から9か月ごろまでは、カロリーを多めに与えて成長のサポートをしてあげたい時期。
基本の適量とされる食事の量に、秋冬は運動量も考えて食事を与えることが必要になってきます。
秋は、飼い主様も外の気持ちよさにつられて、長めの散歩に出かける方が増えるのではないでしょうか?

ワンちゃんも大好きな散歩で体をしっかり動かすことができるため、お腹の空き具合も夏に比べると全く比になりません!
冬に向けて皮下脂肪を付けるためにも、夏のご飯よりも多めに与えてあげてくださいね。

栄養状態をよくすると、ワンちゃんの毛の艶も変わってきますし、冬に強い体へとシフトしていくのがわかりますよ!

さらに、飼い主様は外の散歩がつらい冬の時期。
たいていワンちゃんは冬に強い体にできていますので、冬でも飼い主様が頑張れば、しっかり運動量を増やすことができます。

ワンちゃんが元気に冬を過ごすカギは、飼い主様のワンちゃんとの運動量と、動いた分と体を温めて快適に冬を過ごすための分を考慮した食事量といえるでしょう!

特に外で飼っているワンちゃんに関しては、寒さを十分に考慮してあげる必要があります。
毎日のご飯の量を多めにして、体がエネルギーを十分に蓄え保温できるようにしてあげてください。
小型犬の場合も、冬が苦手の子には服を着せるなど、いつもより多めの食事量にプラスして冬対策をしてあげましょう。

冬は誤飲が増える時期?

実は、ワンちゃんの誤飲が増える時期が、毎年11月から2月だといわれています。

ある獣医さんのお話によれば、ワンちゃんのご飯の量は4・5・9・10月を標準の量として考えた場合、夏は2-3割少なめ、冬は2-3割多めに欲しがるワンちゃんが多いとのことです。

ことのことからわかるのは、夏は冬のように空気が寒くないため、体のエネルギー消費量が下がるためにワンちゃんの食欲は夏に低下し、冬は寒さを乗り越えるために体は脂肪を蓄えようとし、さらに体を温めるためにエネルギー消費が活発になるということなのです。

そのため、冬に食事量が足りないと、お腹が空いたワンちゃんが誤飲してしまう、というようになっているようです。
いつもの食事にプラスのおやつなど、バランスも考えつつ食事を与えてあげると良いでしょう。

冬に食べさせてあげたい食材とは?

冬になったら積極的にワンちゃんのフードに加えてあげたい食材とは、どんなものがあるのでしょうか?
ここでは、冬のフードにお勧めの食材をご紹介しています。

【・野菜類:にんじん、ごぼう、さつまいも】
秋冬が旬といわれる野菜の多くには、体を温めてくれる効果が期待できるお野菜も!
ベータカロチンが豊富なニンジンや、整腸作用の期待ができて甘みがあるのでワンちゃんも大好きな子が多いサツマイモ。
お腹の調子がイマイチな子にゴボウなどがおすすめです。

ワンちゃんのおやつや、フードにちょっとだけ加えてあげると、ワンちゃんも快適に冬が過ごせそうですね。

そのほか、ビタミンやミネラルが豊富な大根やカボチャ、白菜もお勧めです。
減量中のワンちゃんなら、ひもじい思いをさせないためにも白菜を活用してあげてくださいね!

【・肉類:ラム肉・馬肉・鶏肉・レバー・赤みの肉】
ラム肉には新陳代謝を活発にし、体を燃焼させてくれる効果が期待できるLカルニチンがたっぷり含まれています。

その他、赤みのお肉も体を温めてくれることが期待できるのでお勧めですよ。
ワンちゃん専用の生肉など、なるべく良いものを適量与えてあげたいものですね。

【・魚介類:寒冷地出身のお魚(鮭・タラ・鯖・イワシなど)】
体を温めてくれることが期待できる、寒いところで獲れるお魚がおすすめです。

最後に

楽しい秋!食欲の秋!レジャーの秋!

ワンちゃんにとっても人間にとっても、楽しい秋をさらに楽しく過ごすためにも、ワンちゃんの食事量には気を配ってあげたいものです。

もちろん、私たち人間もワンちゃんといつまでも元気に過ごせるように、ワンちゃん同様食事量に気を付けながら、ぜひ長めの散歩で運動不足も解消しちゃいましょう。





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