老犬介護に備えて

環境が良くなり、愛犬たちの寿命も数年前に比べて長くなってきています。
健康で元気に長生きしてほしいと、誰もが思っていますが介護が必要になることも少なくありません。
愛犬の介護はどのようなものがあるのか。
どんなふうに備えておくべきかも併せてお伝えします。

こんな症状・こんな介護

どんな状態になると介護が必要になるのでしょうか?
毎日一緒にいると徐々に始まっている変化に気付きにくく、ふとした時にあれ?と思うことが出てくるときがあります。

目が見えなくなる

年齢とともに視力が徐々に衰えてきます。
犬は視力よりも聴覚や嗅覚が優れていますので多少目が見えなくてもそれほど気にならないようですが、それでも見えなくなってくると不安を感じる子もいるようです。

物にぶつかりやすくなりますので、家具の角にタオルを巻いたり、部屋の中の歩きなれた場所に障害物を置かないように気をつけてあげましょう。

不安になる子には、今までよりも優しく声かけをしてあげてください。

耳が聞こえなくなる

高齢になって来ると徐々に耳が遠くなり、難聴と呼ばれる状態になってきます。

最初のころは目に見えて変化はありませんが、声をかけても気づかないようであれば著しく聴力が低下している可能性があります。

遠くから呼んでみて、どれくらいの距離で反応があるかをテストしてみるといいですね。

耳が聞こえなくなると不安になる子が多いので、驚かせるような行動が控え、触る時なども飼い主様の姿が視界に入っている状態で、声をかけながら行いましょう。

突然触られるとびっくりして噛んでしまう場合もありますので、臆病な子ほど気をつけてあげたいです。
また、耳が聞こえなくなることで飼い主様から出されるコマンドなども理解できなくなってきます。

コマンドは意思の疎通にも有効ですので、今までできていることをジェスチャーやアイコンタクトを取り入れながら、耳や目が弱くなっても出来るようにトレーニングしておくとよいですね。

足が弱る

約80%の犬が後ろ足から弱るといわれています。
筋肉が落ち関節に痛みが出てくると、歩く事を嫌がりだします。

シニアだから仕方ないかな、と思わずに無理のない範囲で運動をするようにしましょう。
まだ体が動く段階で動かさずにいると、どんどんと運動機能が低下してしまいます。
寝たきりを防ぐためにも、適度な運動で筋肉の低下を防ぎましょう。

毎日のお散歩の時間を少し減らして回数を増やすなどで、筋力アップと気分転換を行ってあげて下さい。

また、足腰の負担になる行動は控えてあげましょう。
段差の上り下りやジャンプなどは大きな負担になります。

体重管理も重要です。肥満気味の場合はそれだけで足腰に負担をかけてしまいます。
愛犬に合う体重をキープしておきましょう。

ご飯が食べづらくなる

高齢になってくると飲み込む力も弱くなってきます。

今まで首を下げて食べていた姿勢では飲み込みにくく、また、食べたものがきちんと胃へと送られるように、頭の位置を高くして食べられるように工夫してあげましょう。

お皿を置く台を使ったり、背の高い入れ物を使うなどしてみてください。
頭の位置が高くなることで首や前足への負担も減らせます。

また、シニアになってくると噛む力や消化をする力が弱くなってきます。

今までのドライフードを少量のぬるま湯でふやかして柔らかくしたり、柔らかめのレトルトフードも食べやすく消化に良いのでお勧めです。

食欲が落ちてきている場合は、食欲をそそる匂いのあるものがおすすめです。
生のお肉を少量トッピングしてあげることも、シニア犬にはおすすめです。

消化に良く栄養価も高く、酵素も多く含まれている生のお肉は、シニアでも食べやすく好まれます。

そして、人と同様シニア世代は水分の摂取が少なくなりがちです。
暑さや乾燥から守るためにも、積極的に水分を取らせるようにしましょう。

水分を多く含む食材や、スープやヤギミルクなど、愛犬の好む水分をプラスしてあげましょう。

トイレの失敗が増える

今までトイレシートできちんとできていたトイレが出来なくなってきます。

1日2回のお散歩だけのトイレが、その時間まで待てなくなったり、おもらしをしてしまったり。

視力の低下や嗅覚の低下によってトイレの場所がわからなくて失敗をしたり、うんちをしようと準備をしても、なかなか出てこなかったり。

老化によるトイレの失敗や変化は自然な事ですので、トイレまでもたずにおもらしをしてしまったとしても決して怒らないでください。

今までできていたことが出来なくなるのが老化です。

出来るだけ失敗をさせないように、トイレ(散歩)に行く回数を増やす、トイレの場所を増やす、トイレかな?と思ったらトイレの場所まで誘導してあげる、などの対策を取ってあげましょう。

寝ているときにおもらしをしてしまうようでしたら、寝床にペットシーツを敷く、おむつを検討する、などしてみましょう。

悪気があって失敗するわけではありませんので、飼主様も受け入れてあげて、そうして愛犬が快適に過ごせるように環境を整えてあげましょう。

寝たきりになってしまったら

常に同じ体勢でいると床ずれが出来たり、排泄物で汚れがちになってしまいます。

常に清潔に保ってあげれるように、身体をこまめに拭いてあげる、お尻周りの毛はカットする、おむつを頻繁に変えてあげるなどのケアが必要となります。

介護用マットや床ずれ防止のベッドなど、身体に負担のかからないベッドを選んであげましょう。

お風呂に入ることが出来なくなると皮膚の状態も悪くなり、汚れやにおいがきつくなります。
シャンプータオルや蒸しタオル、濡れタオルなどで優しく身体を拭いてあげましょう。
部分洗いができる場合は、お尻周りなど汚れがちなところを洗ってあげましょう。

水を使わないシャンプーなども使いやすいのでおすすめです。

最後に

介護が必要になったとき、それまで以上にお世話をする時間や労力がかかります。
食べるものも今までとは違うものが必要になってきますし、自力では食べられないかもしれません。
物言わぬ子たちのお世話は想像以上に大変かもしれません。

気負い過ぎず抱え込まずに、時には獣医さんや信頼できる人に頼って、飼主様が苦しい思いをしないように介護をすることが大切だと思います。

楽しい思い出をたくさんくれた可愛い子たちが、少しでも楽に、幸せな気分で過ごせるためにも、飼主様自身も頑張りすぎないで、ゆったりとした気持ちで愛犬に寄り添ってあげてくださいね。





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