犬種別かかりやすい病気大型・超大型犬編

大型犬といえば、飼うのが大変というイメージで構えられてしまう方が多いかもしれませんね!
体重は約25kg~30kg以上、体高は50cm~60cm以上とされる大型犬ですが、その大きい体に合う大きな心を持っている子が多いのが特徴なんです。

運動が大好きな子供たちの良いパートナーにもなってくれますし、大型犬には大型犬にしかない魅力があるといえるでしょう。
そんな大型犬ですが、大型犬だからこそかかりやすい病気などもあるのです。
ここでは、大型犬の犬種別かかりやすい病気をご紹介しています。

大型犬・超大型犬種別かかりやすい病気とは?

大型犬がかかりやすい病気とは、どんな病気があるのでしょうか?
ここでは、犬種別で調べて行ってみましょう。

アイリッシュ・セッター

アイリッシュ・セッターは、その名の通りアイルランド原産のワンちゃんです。
身体能力が高く、忠誠心も強い子が多いのがアイリッシュ・セッターの特徴と言えるでしょう。
免疫システムの病気、皮膚病、甲状腺の病気に気を付けたほうが良いことが分かっています。

かかりやすい病気:
・免疫介在性溶血性貧血(IMHA)
・甲状腺機能低下症
・アトピー性皮膚炎
・胃捻転
・肘/股関節形成不全
・進行性網膜萎縮症
・耳の病気

エアデールテリア

イギリス、ヨークシャーにあるエア渓谷が発祥地の、エアデール。
日本では飼っている人が少ないかもしれませんが、飼い主に忠実で従順、さらに我慢強くて優しく、子どもとも仲良く遊べる犬種で人気です。
かかりやすい病気としては、外耳炎に注意が必要です。

かかりやすい病気:
・臍ヘルニア(さいヘルニア)
・外耳炎等の耳の病気
・股関節形成不全

オールド・イングリッシュ・シープドッグ

ミュージカルの「アニー」にも登場している、愛らしい大型のワンちゃん。
ミュージカルでもわかるように、子どもを守ってくれる賢く穏やかなワンちゃんということで、人気があります。
かかりやすい病気としては、心臓や甲状腺の病気に注意が必要です。

かかりやすい病気:
・免疫介在性溶血性貧血(IMHA)
・拡張型心筋症
・犬の心房中隔欠損症
・甲状腺機能低下症
・外耳炎
・進行性網膜萎縮症
・白内障

イタリアン・グレイハウンド

飼い主さんに従順で穏やかな性格の、グレイハウンド。
無駄吠えせず、犬特有の匂いも少なくいため、室内犬にもピッタリなんです!
けれど、かかりやすい病気には要注意ですよ。
室内はカーペットなどで滑らないようにするなど、工夫が必要です。

かかりやすい病気:
・骨肉腫
・糸球体腎炎
・膝蓋骨脱臼(パテラ)
・子宮蓄膿症
・骨折

グレート・デーン

大きい体ですが穏やかで、家族の一員に迎えるにはぴったりのグレート・デーン。
心臓の病気には注意してあげたいですね。

かかりやすい病気:
・拡張型心筋症
・胃拡張・胃捻転症候群

グレート・ピレニーズ

外見からおっとりしてみられるグレート・ピレニーズですが、もともとは牧羊犬や防犯のために飼われる番犬だったため、警戒心の強い子が多いようです。

防犯のために飼うには、ピッタリかも?
暑い環境が苦手なワンちゃんなので、日本で飼う場合は寒冷地がおすすめです。
寒い季節には30分は散歩をしてあげるようにしたいですね!

体重が重いので、関節に負担に気を付けなければなりません。

かかりやすい病気:
・犬の骨肉腫
・股関節形成不全(股関節形成異常)

ゴールデン・レトリーバー

優しく正義感の強い性格と言われる、ゴールデン・レトリーバー。

賢い子も多く、家族の犬として飼うには申し分ないワンちゃんですが、大型犬種によくみられる股関節形成不全などの関節や骨にかかわる病気、また腫瘍に注意が必要です。

目の病気など、遺伝的に弱く出てしまう子もいるようなので、気を付けてあげたいですね。

かかりやすい病気:

・前十字靭帯断裂
・糖尿病
・悪性リンパ腫(リンパ肉腫)
・尿道結石
・進行性網膜萎縮
・甲状腺機能低下症
・骨肉腫
・股関節形成不全(股関節形成異常)
・気管虚脱
・糸球体腎炎
・肥満細胞腫
・外耳炎
・アトピー性皮膚炎

コリー(ラフ・コリー)

人の気持ちを感じ取ることに長けている、おりこうさんのコリー!
変化が好きな犬種なので、大家族向きともいえるでしょう。
ヘルニアや皮膚の病気に注意してあげましょう。

かかりやすい病気:
・てんかん
・臍ヘルニア
・アカラス症(ニキビダニ症、毛包虫症)
・アジソン病(副腎皮質機能低下症)

サモエド

シベリアン・ハスキーを思わせるロシアの犬ですが、やさしく穏やかな性格の子が多いようです。
病気に強く、寒さにも強い犬種なので、北国の方にお勧めのワンちゃんです!
逆に暑い場所には向かないワンちゃんなので、関東で住む場合には夏はクーラーが必須のワンちゃんです。

かかりやすい病気:
・心房中隔欠損症
・肛門周囲腺腫
・糸球体腎炎

シベリアン・ハスキー

狼のような美しい姿にうっとりしてしまいそうになる、シベリアン・ハスキー。
仲間意識が強く、穏やかな子が多いので、怖そうに見えて愛情豊かな犬種と言えると思います。

飼い方次第では「ダメな子」のレッテルを貼られてしまうので、しつけは頑張りたいですね。
長寿傾向もあるので、体もどちらかといえば丈夫です。

かかりやすい病気:
・てんかん
・心室中隔欠損症
・尿崩症
・進行性網膜萎縮
・肛門周囲腺腫
・骨肉腫
・股関節形成不全(股関節形成異常)
・白内障

ジャーマン・シェパード・ドッグ

家族を心底守ってくれる、忠誠心の高い犬種のジャーマン・シェパード。
しっかりしつければ、子どもとも仲良くできる従順なわんちゃんになりますが、しつけを失敗してしまうと暴れん坊の支配的な子になって手こずってしまうかも。

専門家にしつけをお任せしたほうが良いかもしれません。
どちらかというと、胃腸が弱い傾向があるといわれています。

かかりやすい病気:
・糖尿病
・てんかん
・骨肉腫
・股関節形成不全(股関節形成異常)
・胃拡張・胃捻転症候群

セント・バーナード

優しくおっとりした性格の、セントバーナード。
スイス発症のワンちゃんで、寒さには強い傾向があります。
家が狭いとかわいそうなので、広いお庭のお家のペットとしておすすめです。
遺伝性疾患が多いので、病気には注意が必要です。

かかりやすい病気:

・前十字靭帯断裂
・てんかん
・拡張型心筋症
・悪性リンパ腫(リンパ肉腫)
・股関節形成不全(股関節形成異常)

ダルメシアン

家族に対しては仲良く愛嬌を見せてくれるワンちゃんですが、見知らぬ人にはかなり警戒心が出てしまう犬種です。
体力、持久力もあるので、外でアクティブに動きたい飼い主さんにはぴったり!
先天性聴覚障害や、尿結石症にかかりやすいといわれているので予防してあげましょう。

かかりやすい病気:
・角膜炎
・先天性聴覚障害
・尿結石症

チャウチャウ

ふわふわのライオンのたてがみのような毛と、しかめっ面をしているような顔がかわいらしいチャウチャウ。
飼い主さんには従順で忠実ですが、飼い主さん以外には警戒してしまう犬種です。
熱中症や皮膚病、眼の病気に注意が必要です。
また、夏には熱中症にも要注意です!

かかりやすい病気:
・前十字靭帯断裂
・悪性リンパ腫(リンパ肉腫)
・甲状腺機能低下症
・口腔内悪性黒色腫(メラノーマ)
・肺動脈狭窄症
・脱毛症

ドーベルマン

飼い主には忠実なおりこうさんで、見た目によらず人懐っこく甘えん坊さんですが、警戒心が強く、さらにしつけはとても大切です。

かかりやすい病気:
・拡張型心筋症
・脳腫瘍
・糸球体腎炎
・胃拡張・胃捻転症候群
・脱毛症

ニューファンドランド

ニューファンドランド犬は優しい性格で、飼い主さんへの忠誠心の強い犬種として知られています。
学習能力も高いので、初心者の飼い主さんでもしつけしやすいワンちゃんなんです。

かかりやすい病気
・前十字靭帯断裂
・拡張型心筋症
・心房中隔欠損症
・股関節形成不全(股関節形成異常)

バーニーズ・マウンテン

穏やかな性格で子供にも優しいワンちゃんですが、家族以外には警戒心の強い一面も。
遺伝病を発病しやすいので、注意が必要です。

かかりやすい病気:
・股関節形成不全(股関節形成異常)
・糸球体腎炎

バセット・ハウンド

バセット・ハウンドといえば、フレンドリーで優しく、愛情深いワンちゃんとして知られています。

小さなお子さんやお年寄りがいるご家庭でも安心して飼うことのできる、おりこうさんな犬種といわれていますが、その体型が椎間板ヘルニアになりやすいので注意が必要です。

かかりやすい病気:
・心室中隔欠損症
・悪性リンパ腫(リンパ肉腫)
・肥満細胞腫
・犬のチェリーアイ(第三眼瞼腺逸脱)
・外耳炎

ボクサー

活発で明るいのに、落ち着いているボクサー犬。
見知らぬ人や犬は警戒しますが、家族には愛情深い犬種です。
拡張型心筋症には気を付けましょう!

かかりやすい病気:
・椎間板ヘルニア
・拡張型心筋症
・心房中隔欠損症
・悪性リンパ腫(リンパ肉腫)
・熱中症(熱射病、日射病)
・クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)
・骨肉腫
・角膜炎
・胃拡張・胃捻転症候群
・肥満細胞腫

ボルゾイ

気品のある貴族のようなルックスのボルゾイですが、実は人や家畜を守るために飼われたり、または狼狩りのために連れていかれたワンちゃんなのです。

普段はやさしくても、急にほかの人や見知らぬ犬に攻撃的になってしまうこともあるため、注意が必要です。
胃腸の病気に注意しましょう。

かかりやすい病気:

・骨肉腫
・胃拡張・胃捻転症候群

ラブラドール・レトリーバー

しつけが肝心ですが、穏やかな性格でみんなから愛される、ラブラドール・レトリーバー。
大型犬種のため関節等の形成不全、さらに目の病気に注意が必要です。

かかりやすい病気:

・前十字靭帯断裂
・糖尿病
・てんかん
・緑内障
・悪性リンパ腫(リンパ肉腫)
・尿道結石
・進行性網膜萎縮
・門脈シャント
・骨肉腫
・口腔内悪性黒色腫(メラノーマ)
・股関節形成不全(股関節形成異常)
・気管虚脱
・肥満細胞腫
・外耳炎
・アトピー性皮膚炎

ロットワイラー

飼い方が難しいロットワイラー、飼い主には忠実な子が多いのも特徴です。
股関節など関節系などの病気には、気を付けてあげましょう。

かかりやすい病気:

・前十字靭帯断裂
・パルボウイルス感染症
・股関節形成不全(股関節形成異常)
・糸球体腎炎
・胃拡張・胃捻転症候群

<犬のかかりやすい病気とその症状>

〇犬の免疫介在性溶血性貧血(IMHA)ってどんな病気?
免疫介在性溶血性貧血(IMHA)は、体に入ってきた菌やウィルスと戦う免疫が、自分の赤血球を破壊してしまう病気です。
注意したい症状としては、散歩中に疲れてしまう、息切れする、ふらふらする、尿の量が増える、呼吸が荒くなっている、食欲不振などです。

〇犬の甲状腺機能低下症ってどんな病気?
甲状腺ホルモンの分泌量が少なくなってしまって起こる病気で、気を付けたい症状としては、元気がなくなる、肥満、毛が抜ける、皮膚が黒ずむ、ぼんやりすることが多いなどです。

代謝が落ちるため、太りやすくなってしまうので、元気がなく太ってきていると思ったら気を付けて様子を観察してあげてくださいね。

〇アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、人間同様、アレルギーの原因となる環境中のアレルゲンや、食べ物のアレルゲンに反応して皮膚が荒れてしまったり、ぶつぶつができてしまう症状が出てきます。

〇前十字靭帯断裂
前十字靭帯断裂は、太ももの骨とすねの骨をくっつけてくれている前十字靭帯が切れてしまう病気で、症状としては足を引きずったり、痛がったり、後ろ足を上げて歩くなどが挙げられます。

足をかばう様子が見られたら、注意してあげたいですね。

〇膵炎(膵臓炎)
膵炎は、ワンちゃんの膵臓が自分で作っている膵液によって炎症が起きてしまう病気です。

急性膵炎では、痛さのあまりうずくまるような姿勢を取っていたり、後ろ足で立って上半身は床につけているなどの体制をとることもあり、抱き上げたりする際にお腹を触ると痛がります。

元気がなく疲れやすい、脱水症状を起こしていることがサインですが、なるべく早く病院にかかることが大切と言えるでしょう。

〇拡張型心筋症
心臓の筋肉がしっかり機能を果たせなくなることで、体に必要な血が行き届かなくなる病気です。
元気がなく疲れやすい、寝ているわけではなく意識がなくなったり、なぜか咳をしているなどが見られたら、心臓のサインかもしれません。

〇臍ヘルニア臍
おへその部分が生まれた後完全に閉じず、そのせいで先天的に内臓が外に出てしまっている病気です。
便秘、でべそのほか、重篤な症状としてはショック状態を起こすのが症状として挙げられます。

〇緑内障
人間同様、犬も緑内障にかかるのです。

緑内障は、眼圧が高くなることで、視覚障害が起こってしまう病気で、目が白く濁って見えたり、食欲不振、充血、眼球が以前よりも大きくなって見えたら注意が必要です。

〇関節リウマチ(リウマチ様関節炎)
自己免疫の免疫機能異常によって引き起こされる、関節炎です。
関節の腫れ、足の痛みのほか、座り方などがおかしいことでも気づくことができます。

〇進行性網膜萎縮
遺伝性の病気で、目の網膜が小さくなってしまい、しっかり機能しなくなります。
初めは夜間のみ、目が見えづらくなりますが、症状が進むと失明します。
見かけでは初期は夜に目が見えづらくなり、しだいに日中でも見えなくなって、やがて失明してしまいます。

夜の動作がぎこちなく感じたり、目が見えづらそうと感じるかもしれませんが、初期のうちは目に異変が見られませんので気づきにくいかもしれません。

〇甲状腺機能低下症
甲状腺機能が低下してしまう病気のため、甲状腺ホルモンの分泌量が減ってしまうので代謝が落ち、元気がなくなる、肥満傾向、皮膚の黒ずみが見られます。

症状としては、ぼんやりすることが増えていたり、皮膚の黒ずみ、毛づやの悪さが挙げられます。

〇胃拡張・胃捻転症候群
犬の胃が食べものなどにより膨れたところがねじれてしまい、胃拡張がひどくなるため全身症状になってしまう病気です。
吐こうとしても吐けない、お腹が膨れている、息が苦しそう、水をたくさん飲むなどの症状が現れます。

〇白内障
人間同様、犬も白内障を患います。
目が白く濁ってきて、最悪のケースでは失明に進むことも。
早く気が付けば治療可能なので、早期発見・治療が大切ですね!
目が見えづらいために動きがぎこちなくなったら、早めに医療機関を受診しましょう。

〇外耳炎
立っている耳を持っているワンちゃんよりも、空気の原因か、たれ耳のワンちゃんによくみられる外耳炎。
原因としては、真菌や細菌、寄生虫などが考えられます。
外耳道が炎症をおこし、かゆがる、耳垢がたまってしまうといった症状が出るので注意しましょう。

〇チェリーアイ(第三眼瞼腺逸脱)
目の涙を作る腺組織が、外に飛び出してしまう病気で、目がサクランボのように炎症を起こして丸くはれ上がるのでチェリーアイと呼ばれています。
涙を流して目をこする症状に注意しましょう。

〇角膜炎
シャンプー時にシャンプーが目に入ってしまったり、目をこすってしまうことで角膜に炎症が起こってしまう病気です。
目を痛がる、前足で顔をこする、床に顔をくっつけてこすろうとする、涙が出て目が白く濁る、目やにが出る、といった症状が出ます。

〇糸球体腎炎
腎臓にある糸球体が、炎症を起こし、血液がろ過できなくなる病気です。
急性腎不全の症状や慢性腎不全が心配なため、尿の量が少ない、尿が出ていない、食欲がないということがあったら、気を付けてあげましょう。

〇鼠径ヘルニア
事故などで足の付け根の隙間から、臓器が飛び出てしまった病気です。
先天性のものと後天性のものがあります。
食欲がなく、疲れやすい、元気がなくぐったりしている、便秘などが症状として出てきます。

〇レッグ・ペルテス病(レッグ・パーセス病)
太ももの骨の骨盤とくっついている部分の血行が悪化してしまい、大腿骨の骨頭が壊死する病気です。
症状としては足をかばって歩く、引きずる、痛がるといった様子が見られます。

・心房中隔欠損症
心臓の中にある左心房と右心房の間にある壁に穴があいているせいで、左心房と右心房がつながってしまう心臓病です。
人間ではよく聞かれる病気ではありますが、犬では稀です。
意識がなくなる、チアノーゼがでている、元気がなく疲れやすいといった症状が出たら注意です!

〇糖尿病
人間同様、インスリンの不足や効き方が弱くなるため、血糖値が高い状態が続いてしまう病気です。
水をたくさん飲む、食欲増進、体重減少がサインと言われています。

〇僧帽弁閉鎖不全症(僧帽弁逆流症)
シニアの小型犬に多く見られる心臓病で、咳や呼吸が荒くなるといった症状がみられます。
元気がなく疲れやすいなど、気になる症状があるときには受診しましょう。

〇膝蓋骨脱臼
後ろ足のひざのお皿が、内外へ脱臼してしまう病気です。
初期は無症状で、次第に痛さから足をかばう、引きずるといった症状が出てきます。

〇骨肉腫
骨のガンで、症状としては激痛のために足をかばう、引きずる、痛がるといった様子が見られます。
転移なども心配なので、医療機関と連携することが大切です。

〇股関節形成不全(股関節形成異常)
股関節がちゃんと形成されず、または何らかの原因で変形することで、歩き方がおかしくなるといった症状が出てきます。

〇てんかん
原因不明の特発性てんかんと、脳の病気や障害のために起こるてんかんがあるため、まずは検査することが大切ですね。
てんかんに伴い、失禁、よだれのほか脳障害などに気を付ける必要があります。

〇尿道結石
体の中にできた結石が尿道に詰まってしまう病気です。
尿の量が少ない、または尿が出にくい、血尿が出る、といった症状が見られます。

〇尿路結石症
尿道結石、腎結石、尿管結石、膀胱結石をまとめて尿路結石症と呼びます。
尿が出にくくなる、血尿が出るのが症状です。

〇悪性リンパ腫(リンパ肉腫)
リンパ球がガン化してしまう病気で、発症すると元気がなくなり、疲れやすくなります。
また、しこりや腫れが見られたり、呼吸が荒くなるといった様子が見られます。
こうした症状が見られたら、すぐに医療機関を受診しましょう。

〇気管虚脱
気管が扁平に変形してしまうため、息が苦しそうになり、乾いた咳などが症状として考えられます。
重症化すると呼吸困難などにも陥るため、気を付けたいですね。

〇肥満細胞腫
肥満細胞が腫瘍化してしまう病気で、皮膚に多発するといわれています。
しこり、嘔吐、脱毛などで気が付かれるかと思います。

〇アカラス症(ニキビダニ症、毛包虫症)
寄生虫がお肌に寄生してしまい発症する病気で、多くは母犬から移ると考えられています。
かゆがったり、脱毛が見られたら注意しましょう。

〇アジソン病(副腎皮質機能低下症)
副腎皮質ホルモンの分泌量が減ってしまうため、食欲減退、元気がなくなり嘔吐・下痢を繰り返すなどの症状が発症します。

〇門脈シャント
先天的なものと後天的なものがある、門脈シャント(門脈体循環シャント)。
血管と大静脈血管の間にある門脈に連絡路(シャント)ができてしまうことで、体中に毒素がまわってしまうという病気です。
歩き方や発育不良、体重の減少という症状が見られます。

〇肛門周囲腺腫
肛門のまわりにある腺組織に腫瘍ができてしまう肛門周囲腺腫。

オスのシニア犬に多く見られ、肛門の周りにしこりができていたり、お尻を床にこすりつける、痒そうにする、便秘になるといった症状が見られます。

〇尿崩症
脳下垂体や腎臓が原因で、腎臓機能が低下することによって起こります。
症状としては、急に尿の量が増え、水をほしがるようになります。
さらに、体重の減少も見られます。

〇膿皮症
皮膚が化膿してしまっている病気の総称を、膿皮症と呼びます。
発赤、脱毛、発疹が見られ、毛が抜けたり、患部をかゆがったりする症状が見られます。

〇水頭症
頭の中に水がたまってしまい、脳室が大きくなってしまう病気です。
上手に歩けなくなったり、動作がノロノロとするといった症状が見られます。

〇口腔内悪性黒色腫(メラノーマ)
口の中の色素が変化し、粘膜や舌に腫瘍ができてしまう病気で、シニア犬に発症する傾向があります。
口臭、口内炎、よだれが多くなるなどの症状が見られます。

〇肺動脈狭窄症
先天的に心臓の肺動脈の入口にある弁やそのまわりが狭くなってしまっている病気で、呼吸が苦しそうだったり、疲れやすい、元気がないといった症状が見られます。

〇扁平上皮がん
赤くカリフラワーのような感じでできるガンで、症状としてはお肌が荒れる、口の中にできると口内炎や潰瘍になったり、出血したりするので気が付きます。

〇乳腺腫瘍
避妊手術をすることで発症率を減らすことができるのが、乳腺腫瘍です。
女の子の犬に多く見られ、症状としては乳腺にしこりができます。

〇脳腫瘍
中年齢~シニア犬で見られるといった傾向があり、腫瘍ができる部分によってはてんかんや首や頭が横に傾いてしまうといった症状が出ることもあります。

〇歯周病
歯茎の炎症や、それが進んで歯を支えている膜や骨が病気になってしまうことを歯周病と呼びます。
症状としては、口臭や出血が見られます。

〇パルボウイルス感染症
パルボウイルス感染で、下痢や嘔吐を繰り返します。
パルボウイルスに感染していた犬の便などから感染し、特に抵抗力の弱い仔犬やシニア犬が感染するといわれています。

終わりに

大切な愛犬がかかりやすい病気、見つかりましたか?
中には予防をすることで防ぐことのできる病気があったかと思います。
ずっと元気に長生きしてほしいから、やはり犬には犬に合った住環境を整えてあげること、さらにフードにも気を配ってあげること、これが犬の健康のベースになるといえるのではないでしょうか。





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