老犬がかかりやすい病気の原因・対策方法

家庭で家族として過ごす愛犬たちを取り巻く環境は年々変化し、栄養の良い食生活も愛犬たちの寿命を延ばしてくれるものへと変わってきています。
人間同様、高齢になると愛犬たちにもさまざまな老化現象が訪れます。
絶対に避けては通れない老化に対し、どのように備えていくのか。
目に見えた老化に気付いた時ではなく、そうなる前から日々取り入れたい対策や高齢になると、かかりやすい病気の対策をお伝えしていきます。

気になる”老化現象”

愛犬たちにも必ずやってくる老化。
その老化現象の中でも多いものに、
・白内障
・歯周病
・関節に関する症状
・認知症
・肥満細胞腫(悪性腫瘍)

と言ったものがあります。

この名前だけ見ると、人間の老いと何も変わりません。
見た目はずっと愛らしく子供のようでも、愛犬たちもまた年老いていきます。
そして、愛犬たちは自分の老いを言葉で伝えては来てくれません。
態度やしぐさで、私たち飼主がしっかりと見てあげる必要があります。

<よくある老化現象1>白内障

老化によって発症しやすい白内障は、目の中の水晶体が白く濁っていき、次第に目が見えにくくなり、悪化すると失明する危険もある病気です。
高齢犬と言われ始める7歳以上から増え始めます。
老化以外の原因では、遺伝的な場合や糖尿病や傷などの外傷によって発症する事があります。

白内障は初期の段階では愛犬にもほとんど自覚症状はありません。
犬は本来近眼であるため、白内障によって多少視力が下がっても生活に支障がなく、その為、発症していても飼主様も気づきにくくなっています。
日頃から愛犬とのアイコンタクトをしっかりと行い、小さな変化を見逃さないようにしましょう。

<よくある老化現象2>歯周病

3歳以上の成犬の8割が歯のトラブルがあると言われています。
歯周病は、歯と歯茎が弱り、歯肉炎と歯周炎と言う病気をあわせてこう呼びます。
一番外側の歯ぐきの表面が歯肉で、この部分が炎症を起こした状態が歯肉炎です。

この歯肉炎が進行していくと、歯の根や骨に進行し溶かしてしまう状態を歯周炎と呼びます。
歯周炎も初期の段階では治療で治す事が可能ですが、進行して口内全体に広がると、治療による完治は難しくなります。
歯周病は様々な内臓の病気にもつながります。

歯周病の炎症により毒素が入り込み粘膜感染を起こすと、内臓疾患を患う事もあります。
心臓や腎臓、肝臓など重要な臓器に影響を及ぼす病気になることもありえるのです。
加齢とともに蓄積されていく歯垢や歯石。それらが積み重なったものが歯周病へと変わっていきます。
歯周病にならないためには歯みがき習慣をつける事で、歯垢の蓄積を予防していきましょう。

<よくある老化現象3>関節に関する症状

老犬の約8割が、後ろ足から弱ってくると言われています。
後ろ足の筋肉や骨、関節が衰えて痛みや違和感を覚えるようになります。

愛犬自体も、そんな痛みや違和感のせいで動かしたくなくなる→お散歩に行きたくない、歩きたくない、寝ていたい、となってきます。
加齢と共に軟骨がすり減り関節に炎症が起こる事があります。
痛みや炎症が出る変形性関節症は、犬の関節庄の中では一番多い病気と言われています。

歩き方が違ったり座り方が違ったり、今までとは違う動きや歩きにくそうに、座りにくそうにしているなと感じたら関節に影響が出ているのかもしれません。
多少の痛みでは、愛犬たちは飼主様にその痛みを覚られまいと我慢してしまいます。
それでも、触られるのを嫌がるようになったり、足を引きずったりふらついたりと、何かしらのサインが出始めます。

年を取って代謝が下がり体重が増えたり、フローリングの床で滑りやすくなったりと言った事も愛犬たちの関節に負担をかけます。
運動量が減ると益々関節や筋肉が衰えますので、お散歩は出来る限り継続していきたいですね。

<よくある老化現象4>認知症

高齢の愛犬が増えてきたことで話題に上るようになった愛犬たちの認知症。
11歳を超えてくると発症しやすくなると言われています。

脳の老化や脳梗塞、脳出血などの障害によって自律神経や脳神経細胞がうまく機能しなくなる事で起こります。
認知症の症状は様々です。

歩く事を止める事が出来ず、同じところをとぼとぼと何時間でも回り続けたり、意味も無く鳴き続けたり、夜鳴きをしたりと言うのが多い症状です。
狭い所に潜り込んで出られなくなったり、トイレの失敗が多くなったり、今まで出来ていたことが出来なくなったり。

飼主様の声を認識できなくなったり、名前を呼ばれても無反応になったり感情を出さなくなってしまう事もあります。
人間の認知症と何ら変わらない愛犬の認知症は、一度発症してしまうと止めることはできません。
効果的な薬もありませんので、認知症にならないように日頃から気をつける必要があります。

<よくある老化現象5>肥満細胞腫(悪性腫瘍)

いわゆる、ガンと呼ばれる病気です。
主に皮膚に見られます。
比較的悪性度が低い状態の腫瘍では直径1~4㎝で弾力があります。

この段階では転移する可能性も低く、外科手術で完治が見込まれます。再発もされにくいと言われています。
虫さされやおできなどと見分けることは難しいため、気になったら早目に病院で調べて貰う必要があります。

悪性度が高く進行の早い状態では、大きめで皮膚炎と間違う事もありますが、潰瘍ができていたり出血をしている事もあります。
この段階に上がってくると、転移の可能性が高くなったり、さらに酷い場合は多くの転移がある事があります。

外科手術がメインで行われますが、人と同様抗がん剤治療や放射線治療を行う事もあります。
しかし、再発や転移の可能性もあります。

悪性度がさらに高い場合は、完治や治療は難しくなり、死に至ります。
皮膚の下に出来ている場合は、脂肪腫(腫れやしこりで悪性度は極めて低いもの)と間違われる事があります。

肥満や脂肪と言う名前ですので、太っている子がなりやすいと思われそうですが、細胞のふくれた様子が『肥満・脂肪』を連想させるので付けられた名前の為、太っていても痩せていても関係ありません。

老化に備える

必ず訪れる老化現象を止めることはできません。
元気に15歳や20歳を目指す愛犬たちには人と同様、アンチエイジングが必要になってきました。
老化に対して抵抗するのではなく、加齢によって体の機能が衰えるスピードを緩やかにしていく事が大切になってきます。
抗酸化作用のある食事や生き生きとした生活が、老化を緩やかにしてくれます。
食生活や暮らし方で、愛犬の老化に寄り添っていきたいですね。

老いに負けないからだづくり

全ての老化現象に勝てる完璧な食生活と言うのはやはり難しく、それはありませんと言わざるを得ませんが、出来る限り身体を生き生きと活性化させる食生活なら実現できます。
まずは、身体に必要な栄養素を取り入れていきましょう。

・生き生きとした身体に必要な『栄養素』
・身体に負担をかけない『消化の良さ』
・健康な骨や関節を守るために、また、目の健康や脳の健康のための『サプリメント』の併用

老化の防止には、必須アミノ酸の「ロイシン」や食べ物に含まれる「酵素」、お腹の調子を整える「乳酸菌」などを多く含む食材を日々取り入れることが大切です。
また、高齢になると消化の働きが衰えてきます。

せっかく質の良いフードを与えていても消化に時間がかかることで体に負担をかけたり、消化が出来ずに体外に排出されたりと言ったことが起きないように。消化の良い食事を心がなければいけません。

毎日の食事に手軽にトッピングができるサプリメントや酵素のふりかけ。
必須アミノ酸ロイシンや酵素、消化の良さに注目すれば、生の馬肉をトッピングすることもお勧めできます。
解凍していつものフードにトッピングするだけで使えるお手軽なアンチエイジングです。

ヨーグルト、納豆など身近な食材でも積極的に取り入れることで老化を緩やかにすることができます。

身体の中の抗酸化酵素が加齢とともに減少すると老化のスピードが速まりますので、抗酸化力の強いビタミンC・Eや亜鉛などのミネラル、セサミンなどが入ったサプリメントを併用していくことも、老化に備える第一歩です。

QOLを保つ

クオリティ・オブ・ライフ(英: Quality Of Life、QOL)という言葉が聞かれるようになり一般に浸透してきていますが、それは愛犬にも言える事です。
愛犬たちは人間以上に限られた環境の中で生きています。

その小さな世界が快適でストレスなく過ごせるかどうかが、愛犬の健康寿命を延ばす上で大切になります。
毎日のお散歩は身体だけでなく心も豊かにしてくれます。
外の空気を吸う事で気持ちがリフレッシュし、外部からの適度の刺激が脳を活性化させます。
太陽を浴び緑のにおいを吸って暮らす。
動物本来の喜びは、元気に生きるために必要不可欠です。

お散歩を嫌がる子や、小型犬なので運動は家の中で十分と言う場合もあるかもしれませんが、お散歩に行かなくてもせめて一日に一度は外の空気を吸わせてあげ、太陽の光を体いっぱい浴びさせてあげましょう。

段差に躓きやすくなったり階段が苦手になったりと、今までできていたことが徐々に出来なくなってきます。
また、視覚や聴覚の衰えにより怖がりになったり、触られることが苦手になることもあります。
徐々に訪れる老化に備え、愛犬たちのストレスにならず穏やかに過ごすことができる環境づくりが大切です。

いつか必ずやってくる愛犬たちのシニアライフ

高齢化する愛犬が元気に快適に過ごすためにできる予防は、すぐに始められることばかりです。
簡単なことからひとつずつ、取り入れてみてはいかがでしょうか?





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