大人気の柴犬!性格と特徴や上手な飼いかた!

人気の柴犬ってどんな子?

オスとメスで性格が違う

柴犬はオスとメスとでは性格に若干の違いがみられます。
オスはメスに比べてヤンチャで好奇心旺盛、縄張り意識が強い傾向があります。
活発な子も多いので、たくさん散歩したり遊ぶなど一緒に過ごす時間を確保する必要があります。

メスは、オスに比べて穏やかで落ち着いた性格をしています。
警戒心も強いので番犬にはメスのほうが向いています。

ただ、警戒心から「無駄吠え」をすることもあるので、幼犬の頃からしっかりとしつけをしておくことが大切です。

柴犬は留守番できる?

柴犬は一般的に賢く、物覚えが良い犬種と言われています。
一方で、主従関係を強く意識する傾向があり、リーダーについていく意識が強い犬種でもあります。

柴犬には、しつけやすい犬とそうでない犬がいますが、子犬の頃に親元で過ごすことで上下関係を学ぶことができ、環境に適用した柴犬ほどしつけやすい犬に育ちます。

柴犬は、周囲との関わりよりも、自分の自由な時間を好む傾向があるため、お留守番の得意な犬種ともいえます。
室内でも室外でも長時間の飼い主不在にも慣れやすく、留守番をさせる前に長めの散歩をしたり、一緒に遊んでしっかり運動させて満足させておくことをおすすめします。
そうすることで、1日以上は難しいですがストレスなく長時間の留守番を大人しくしてくれます。

体重や体の大きさは?

個体差はありますが、柴犬の平均体重は8~10kg前後です。
オスが9~11kg、メスが7~9kgほどなので、メスのほうが小さめです。

体高・胴の長さ

柴犬の平均体高は、オスが35~41cm、メスが33~41cmほどです。
体長は、体高よりやや長めになっていますよ。

体の特徴

柴犬の体の特徴として、「顔」「ほっぺ」「耳」「おしり・しっぽ」があげられます。

【顔】

顔つきと風貌によって、「キツネ顔(縄文柴)」と「タヌキ顔(新柴犬)」に分けることができます。

引き締まった体型に面長でキツネに似た顔つきをしているのが「キツネ顔」、しっかりした骨格と筋肉質な体型に頬が張り丸っこいタヌキのような顔つきをしているのが「タヌキ顔」です。

【ほっぺ】

柴犬のほっぺは首周りの皮下脂肪が多いためか、無理に力を入れなくてもビヨーンと伸ばすことができます。
されるがままにほっぺを伸ばされている柴犬を見ていると、とても癒やされます。

【耳】

小さく厚みのある三角形の耳がしっかり前向きに付いているのも、特徴の1つです。

子犬の頃は垂れ耳ですが、だいたい生後5ヶ月頃から成犬のようにピンと立ち始めます。
個体差があるので、生まれてすぐだったり7ヶ月頃だったりすることもありますが必ず耳は立つので心配はいりません。

もし7ヶ月を過ぎても耳が立たない場合は、純粋の柴犬ではない可能性も考えられるので気になるようでしたら獣医さんに相談してみてください。

【おしり・しっぽ】

柴犬のしっぽは大きく分けて、「巻尾」と「差尾」の2つがあります。

巻尾はクルンと巻いたしっぽのことで、差尾はしっぽが持ち上がっているものの巻いてはおらず先端が前方に傾斜しているものをいいます。

巻尾には「右巻・左巻」「右二重巻・左二重巻」「半巻」「車巻」、差尾には「太刀尾・草薙尾」「柳尾・牛蒡尾」「茶筅尾・株尾」「無尾」など様々なバリエーションがあります。

抜け毛はあるの?

柴犬はダブルコートの犬種なので、春と秋の換毛期には大量の被毛が抜けます。

ただ、全身の被毛が一気に抜けるわけではなく、時期によって抜け落ちる部位が異なります。
アンダーコートが浮いている場所を重点的にブラッシングしてあげてください。

ラバーブラシやスリッカーブラシを使ってアンダーコートを取り除いてからコームで整えますが、コームに大量のアンダーコートが絡むようであればもう一度ラバーブラシなどを使ってブラッシングします。

食事管理は大切!

柴犬は小型犬で、バランスの良い体系をしています。
骨密度が高いことが特徴で、見た目以上に体重がある傾向にあります。
ただ、体重の変化が大きい場合は、骨密度ではなく、肥満である可能性が高いのです。

体重が重い原因が、骨密度ではなく肥満の場合は危険信号です。
肥満は万病のもとになり、「糖尿病」や「腎臓病」「高脂血症」などを引き起こしたり、関節への影響が起きたりします。

そこで、ご飯が適量かどうかを知る方法が便の硬さで判断することができます。
作業を行う際は手を保護してください。抵抗がある場合は指の大きさくらいの道具を使ってもかまいません。

手でつまめないほど便が柔らかいとフードが多い証拠なので食べさせ過ぎと判断できます。
指でつまみ上げられて、繋がっている便ならフードの量は適量といえます。

体重の変化が少ないとことは長生きにつながります。
愛犬の肥満の原因は、飼い主さんが気をつけることで防げるものが多いので、気をつけてあげてくださいね。

食事バランスを整えて、健康管理することは長生きの秘訣にもなります。

最後に

柴犬は昔から日本で人気が高く、最近では海外でも注目を浴び飼われることが増えてきています。
ブリーダーの数も多いので、飼う前に最低限の知識を身につけ、本当に良い柴犬を見分けられるように準備をしておくと安心です。

最近は体格の小ささを売りにした「豆柴」も販売されていますが、体格の小さな柴犬は健康面に問題があることもあります。
小柄な柴犬が気に入った場合は、しっかりと健康面の管理が行き届いているかを注意深く確認してくださいね。