愛犬の出すストレスサインにきちんと気づいてあげて対処しましょう!

愛犬のストレスに気付いてあげよう

ストレスを感じることは人間に限ったことではありません。
犬も同じであり、何らかの原因でストレスを感じるようになります。

人間であれば、お酒を飲んだり、好きな場所に行って盛り上がったり、友人と話をしたりして発散することができますが、犬はそうした自発的な発散というのはできません。

人間が感じ取り、犬を自由にさせることが求められます。
その際に、犬がストレスを感じているかというサインに気づくことが大切です。
愛犬がどのようなサインを出しているのか、それに気づくことが必要です。

身体を舐め続ける

犬がストレスを感じているとわかるサインとして、行動に着目をすることができます。

例えば、ずっと体の一部をなめているという状況はかなりのストレスをため込んでいることを意味します。

こうした行動をとっていることは犬の健康状態にとってもいい状況とは言えません。

ずっと同じ部分を犬がなめていることにより、その部分が炎症になってしまう恐れがあるからです。

また、その部分の毛が抜けてしまうこともあり、色々とため込んでいる以前に、この行為を続けさせると犬にとってかなりの悪影響になることが予想されます。

しっぽを追いかける

犬自身のしっぽを追いかけるというのも行動パターンとして見られます。
テイルチェイシングと呼ばれる行動は何かしらため込んでいることを示すサインとされています。

犬がまだ幼い時は遊びのような感覚で行われていることもありますが、成長をするようになると、テイルチェイシングをすることで気を紛らわす、発散をさせるということにつながっていきます。

これら2つが主なサインということになりますが、明らかに異常な行動を見せている時もある種精神的に大変な状況であることを示しています。

健康状態が優れない

人間の場合、精神的に追い込まれていくと神経的な症状として各種様々な部分にその症状が出るようになります。

犬もそれは同じであり、神経的な症状として体に不調をきたし、健康状態を損ねる結果を招いています。

主な疾患には胃腸炎、膀胱炎、皮膚炎などがあります。

胃腸炎の場合には下痢や嘔吐、吐き気などが見られ、膀胱炎の場合には血尿などの症状が特徴であり、皮膚炎の場合には皮膚がただれたり、化膿したりします。

他にも食欲の減退や免疫力の低下といった問題を孕んでいるため、これらの症状に注意が必要です。

こうしたことになる原因として、環境の問題が大きいとされています。
近年、家の中で暮らす犬が増えており、住人の生活音や不規則な生活などに犬が付き合わされ、結果として症状の悪化につながっています。

家の外にいた場合でも気温の変化などにうまく対応できない犬は相当いるため、異常気象などで極端な日が続けば、それに対応することは意外と大変です。

他にも、引っ越しをした、寝床に不安を感じる、犬以外に動物を飼っている、孤独な時間が多いなど、様々なことをきっかけとし、様々な疾患を併発することになってしまいます。

飼い主さんがストレスを与えている?

一方、飼い主そのものが原因となっているケースもあります。
一番は散歩をさせていないことであり、しつけが下手であること、子供などの扱いが悪いこと、スキンシップが多すぎることなど自然な扱いからかけ離れるとそれだけイライラが募ることになります。

また、飼い主のちょっとしたイタズラが犬にとってはストレスに感じることもあります。

エサを与えるようで与えない、散歩に行くと見せかけて行かないというのもそうした原因につながってしまうため、できれば飼い主がすべての原因だったということにならないよう、気をつけたいところです。

愛犬のストレス対策

こうしたものの対策方法としては、まずは疾患を治すというのが大事です。
体調の悪化が別の疾患を誘発することはよくあることです。

このため、もし疾患を抱えることになればそれを治すことが求められます。
この間に、対策方法を考えることが求められ、今の環境すべてを見直してみるところからそのすべては始まります。

犬小屋の場所はあの場所でいいのか、犬との接し方はこれでいいのか、散歩にはどれだけ連れて行っているのか、平均的な対応をしているのかどうかなどを問うていくことが大切です。

しつけとして厳しいことをしていたのであれば、それをいったんやめる、もしくはそのしつけが正しいのかチェックをすることが大事です。

このままでは家族に危害が加わることもあるため、そうならないためにもしつけをし過ぎないことも必要となります。

もし一人暮らしで犬を飼っているという場合には、犬を孤独にさせる時間が必ず発生するため、できるだけそうした時間を作らないようにし、休みの日などに目いっぱいスキンシップをすることも大事です。

いずれにしても、適切なコミュニケーション、適切な環境、適切な関係性が求められ、それができている間は神経性の疾患に悩まされることもなくなります。

まず大事なことは愛犬が出しているサインに気づくこと、それに気づいたらすぐに対策をとることが大事です。