犬の都市伝説!これってウソ、ホント?

ワンちゃんについてのいろいろな都市伝説、耳にされたことがある方も多いのではないでしょうか。
信憑性の高そうなものから、え、それって絶対ウソじゃない?と思ってしまうウソっぽい都市伝説まで、いろいろありますよね。
そこで、私たちがよく耳にするワンちゃんの都市伝説は本当かを調べてみました!

都市伝説その① アメリカでは飼育禁止の犬がいる!

飼育が難しく人に危害を与える恐れがある怖い犬種がおり、その犬種はアメリカでは飼育が禁止されているという話を聞いたことがありませんか?
日本では、「この犬種は飼育が禁止されています」なんて話は聞いたことがありませんよね?
そこで、本当に世界には飼育が禁止されているワンちゃんたちがいるのか、調べてみました。

可愛いけれど…危険犬種とみなされているワンちゃんもいた!

ワンちゃんの中には身体能力や、攻撃的な性格、性質を持っているとみなされており、さらに人間や他の動物に対して攻撃してしまう危険の高い犬種の子たちはいるそうです。

そのため、世界では法律や条例で、ペットとして飼育することが禁じられている犬種はいる、ということが正解でした!

ちなみに世界の状況を調べてみたら、アメリカでは昔、イギリスではアメリカン・ピット・ブル・テリア、土佐闘犬、ドゴ・アルジェンティーノ、ブラジリアン・ガード・ドッグの4つの犬種について、繁殖、販売、交換等を禁じるとともに、例外を除いては所有することも禁じているそうですよ。

ちなみに例外で所有する場合は、公の場では口輪をつけさせ、引き紐を付けることを義務づけているそうです。

そのほかの国でも、例えばオーストラリア、ノルウェー、アイスランド、ニュージーランドでは土佐犬が、イスラエル、英国、ノルウェーではブラジリアン・マスティフが禁止されています。

ポーランド、ルーマニア、ポルトガル、アイルランドではロットワイラーが、デンマークやシンガポールではアメリカンブルドッグが、ウクライナ、デンマーク、ニュージーランドではドゴ・アルジェンティーノが禁止されているそう。

そのほかにも、プレサ・カナリオ、ナポリタン・マスティフ、アメリカンピットブルテリアなどが飼育禁止をされている国のあるワンちゃんたちです。

日本で禁止されている犬っている?

実は日本では、特に飼育を禁止されているワンちゃんっていないようです!
これはこれで…大丈夫なのかな?と思ってしまいそうですが…。
とはいえ、各都道府県(市町村)では、条例によって規制している例があるそうですよ。
例えば、茨城県では咬傷事故がきっかけで昭和54年から特定犬制度を導入しているそうですよ。

制度の内容としては、秋田犬、土佐犬(土佐闘犬)、ジャーマン・シェパード、紀州犬、ドーベルマン、グレート・デーン、セント・バーナード、アメリカン・スタッフォードシャー・テリアは人に危害を加えるおそれがあるものとして規則で定める犬種に属する犬と判断されているそうです。

それ以外にも、ワンちゃんの体高及び体長が人に危害を加えるおそれがあるものとして規則で定める基準に該当するもの(体高60cm以上、かつ体長70cm以上の犬)や、また人に危害を加えるおそれがあると認め、知事が指定したワンちゃんを飼う場合は、決まりを守ることとなっています。

その決まりというのが、出入口などの見やすい箇所に「特定犬」と書かれた標識(シール)を掲示すること、広めのゲージなどの中で飼うことが決められているのだそうです。
佐賀県では平成20年、札幌市では平成28年、水戸市では令和元年から同じく特定犬制度を導入しているそうです。

都市伝説その② 犬は恩を忘れない

ワンちゃんは恩を忘れない、という都市伝説がありますよね。
これは忠犬ハチ公の影響が大きいのかなと思いましたが、世界にはハチ公のように賢く人間の心に残るワンちゃんってたくさんいるんですね。

・グレイフライヤーズ・ボビー

スコットランドで有名な忠犬といえば、グレイフライヤーズ・ボビー!
なぜこのワンちゃんが忠犬なのかといえば、スコットランドのお巡りさんが飼っていたワンちゃんなのですが、飼い主さんが死んでしまってからは、飼い主さんのお墓をなんと14年間も守り続けたのだそうです。

・テオ

爆弾探知犬だったイングリッシュスプリンガースパニエルのテオは、イギリス陸軍に所属するリーアム・タスカー伍長(26)とコンビを組み、たくさんの爆弾を発見し記録に残っているのだそう。

ところが、2011年3月1日のことです。
アフガニスタンのヘルマンド州をパトロール中、タリバンの武装勢力に狙撃され、タスカー伍長は命を落としてしまったそうです。

テオはどうにか無事で、仲間の兵士に連れられて基地に戻ったのですが、伍長の死からわずか数時間後に、突然発作に見舞われ死んでしまったそう。

そのほかにも、主人の帰りを待ち続けたスペインの忠犬といわれるカネロ、主人を14年間待ち続けたイタリアの忠犬フィド、主人を教会で待ち続けたイタリアの忠犬トミー、道路脇で待ち続けたロシアの忠犬コンスタンティン、駅で6年間待ち続けたアメリカの忠犬シェップ、大学生を待ち続けているボリビアの忠犬アチ、主人の墓守をしているアルゼンチンの忠犬カピタンなどがいます。

こういったワンちゃんたちがいるから、「犬は恩を忘れない」といわれるのでしょう!

都市伝説③:犬には幽霊が見えるって本当?

ワンちゃんと一緒によるテレビを観ているとき、ワンちゃんが誰もいない場所に向かって吠えていたり、じっと見つめていたりといった行動をとって、怖くなってしまった経験はありませんか?
もしかして…私たちに見えない幽霊が見えちゃってるのかな?
なんて、怖いですし、不思議に思ってしまいますよね。

実際のところ、犬には私たちにはない特殊な能力が備わっているのかも?!
ということで、ワンちゃんは幽霊を見ているのかどうかについて調べてみました。
最近言われている有力な説は、ワンちゃんが見ているのは紫外線かもしれない、という説です。

もちろん、人間は紫外線を見ることができません!
けれどワンちゃんは、どうやら紫外線が見えてしまうようですね。
また、ちょっと怖い説としては、霊と紫外線は波長が似ているのだそうです。
そのため、ワンちゃんはやはり「霊」を感じることができるのでは?ともいわれているようですね。

ちなみに、ワンちゃんたちは電磁波も察知できてしまうのだとか!
ワンちゃん、すごくないですか?!

都市伝説④ 犬と飼い主は似てくる!

長年付き添った夫婦は、なんとなく似てくるといわれると「そうかも」って思ったりしませんか。
そしてそれは、ワンちゃんと飼い主さんにもよく言われることですよね。
そう、ワンちゃんはだんだん飼い主さんに似てくるというものです!

わざと飼い主さんがワンちゃんに似たヘアスタイルにする、という場合もあるようですが、一緒に生活していると体型も似てきてしまうのかもしれませんね。

それを実証しているのが、2010年にオランダのアムステルダムで行われた調査です。
なんでも調査をしてみたら、飼い主のBMI(体型の指標)が高いほど、犬が肥満である確率も高かったという結果が出てるそう!
ドキッとしてしまいそうですね…。
飼い主さんの食習慣だけではなく、運動量(散歩量)も原因だったりするのです。

都市伝説⑤ 犬が鳥にさらわれることがある!

これはあまり有名ではない都市伝説かもしれませんが、ワンちゃんが鳥(カラスなど)にさらわれてしまったという話があるようです。
ワンちゃんが鳥に襲いかかる姿は想像できますが、ワンちゃんが鳥にさらわれて飛んでいく姿って想像できないですよね…!?

というわけで調べてみると、実は本当にあるらしいです!!!
犬といっても本当に小さなワンちゃんだったり、子犬だったりするようですが、トンビが海辺を散歩していたチワワを咥えて飛び去ってしまったという悲しい事件が起こっているそう。

トンビやカラスは体が大きいので、確かに小さなチワワや子犬なら簡単に咥えて連れ去ることができそうですよね。
これは都市伝説ではなかったので、小型犬を飼っている飼い主さんは、散歩に行くときはリードに必ずつなぐか、放し飼いできるエリアでもカラスやトンビなど大きい鳥がいないか注意してからにした方がよさそうですね。

終わりに

いかがでしたか!?
私たちが耳にしたことのある都市伝説は、あながちウソではなかったことがわかりましたよね。
気を付けなくてはならないのが、ワンちゃんは飼い主さんに似る、という都市伝説。

私たちがぐうたらして太ってしまったら、わんちゃんもぐうたらして太ってしまっている、と思ったほうが良いのかも。

これから寒い季節になると、ついつい散歩は短めになりますし、温かくてカロリーの高いものを食べるようになりますよね。

秋冬に肥えてしまわないように気をつけねば!
夜、ワンちゃんが誰もいないところを見て吠えていたら、それは紫外線か…幽霊かもしれませんね!
早く寝てしまいましょう…。
ワンちゃんの都市伝説を耳にしたら、ぜひ深堀してみてください。
知らなかった面白いワンちゃんの情報を知ることができるかもしれませんよ?!

●参照
犬の都市伝説~その話、本当ですか?

危険犬種

特定の国で禁止されているトップ8犬種

【都市伝説】犬には幽霊が見えるって本当なの?

飼い犬がトンビに襲われた!法的責任はどこ?飼い主の義務は?