クリスマスやお正月、誕生日などのイベントごとが来ると、ふっと思ってしまうこと。
それは「うちのワンコとあと何回クリスマスをお祝いできるのかな?」
ということです。
幸せな瞬間にそんなことを考えるなんて、と思ってしまっても、先代のワンちゃんとのクリスマスの写真などを見るとつい考えてしまったりするのです!
もちろん、子犬のワンちゃんの場合はそんなことを考えることはないでしょうが、シニアの域に入ろうとしているワンちゃんの飼い主さんは、誰しも考えたことがあるのではないでしょうか?
そう考えると、一回一回のイベントごとも大切にしようという気持ちにもなりますし、ついついワンちゃんを甘やかしてしまいそうになりますよね。
そこでここでは、少しでもワンちゃんに長生きをしてもらうための秘訣を探ってみました。
目次
ワンちゃんの長生きの秘訣!基本のルール
ワンちゃんに長生きをしてもらうには、私たちはどんなことに気を付けたらよいのでしょうか?
ワンちゃんの長生きの秘訣は、いくつかのポイントに分けることができます。
ここからは、長生きしてもらうために私たちが知っておきたいポイントに分けて、みていってみましょう。
ワンちゃんの長生きの秘訣には、大きく分けると10個のポイントがあります。
① ワンちゃんの体重管理
② 適切な運動量
③ ワンちゃんのライフステージに合わせたごはん
④ 最適な食事量を与える
⑤ 定期的に健康診断を受診させる
⑥ 感染症を予防する
⑦ 歯周ケア
⑧ 不妊去勢手術
⑨ 中毒物質について知る
⑩ ストレスのない環境を与える
ワンちゃんの体重管理はどうすればよいの?
ワンちゃんって、ころころ太っていても可愛いですよね。
可愛いのはよいのですが、いろいろな調査結果から肥満気味のワンちゃんの寿命は「短い」ことがわかっているそうです。
しかも犬種を問わず、肥満のワンちゃんが肥満ではない子に比べると寿命が短いのだそう。
言い換えれば、どの犬種にとっても太ってしまうのは命取りということなんですね。
もちろん、体重管理を行う上で飼い主さんはワンちゃんの運動量と食べるもの、食事の質に目を向ける必要があります。
環境省が提供している「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」には、ペットの適正体重の指標としてボディコンディションスコア(BCS)を推奨しています。
ワンちゃんが長生きするには、太りすぎも痩せすぎもNGなのですね。
適切な運動量
体重管理と連動する、運動量。
ワンちゃんの運動不足は、ストレスが溜まってしまったり、体調が悪くなってしまったりと長生きという言葉を遠ざけてしまいます。
長生きをさせてあげるためには、飼い主さんがしっかりお散歩や遊びなどから、体を動かす時間を作ってあげる必要があるのです。
体重管理も、体を動かすようにしてあげればさほど難しくはないでしょう。
飼い主さんの中には、自分の家の犬は十分な運動量を確保できていると思われる方も多くいらっしゃるようですが、小型犬でも1日30分、大型犬なら1日1時間は最低でも散歩に行き、体を動かせるようにしてあげなくてはなりません。
犬種によって前後しますが、肥満気味の子はもっと歩かせた方が良いかも?
犬種によって適切な運動量というのは違うと思いますので、愛犬の適切な運動量を是非確認してみてください。
とはいえ、シニア期に入ってきたワンちゃんは、昔と比べると長距離を歩くのは難しくなってしまうかもしれません。
無理をさせて歩かせるというよりは、ワンちゃんのコンディションを考え臨機応変に、年齢も考慮した運動量を検討することが大切です。
ワンちゃんのライフステージに合わせたご飯とは?
体は口に入れるものから作られますよね。
長生きをしてもらいたいワンちゃんには、やはり栄養バランスのよい食事をとらせてあげたいものです。
子犬に必要な栄養素やカロリーと、シニア犬に必要な栄養素やカロリー摂取量は違いますよね。
ワンちゃんのライフステージに合わせたご飯を与えてあげたいものです。
食事量、食事の質、含まれる栄養素、食べやすさなど、いろいろな種類が出ている総合栄養食のドッグフードから最適なものを選んであげたいですよね。
年齢に合った食事は、ワンちゃんが健康のために必要な最適な栄養が含まれていますし、ドライフードが苦手な子はウェットタイプのものにしてあげるなど、工夫もしやすいですよね。
また、いくらドッグフードでも添加物たっぷりでは健康を損なってしまいます。
高温加熱処理のせいで食材が持っていた栄養が十分に摂取できなかったりすることも!
実際のところ、余計な添加物の入っていないペットフードのほか、手作りのご飯の日も作ってあげるとよいですね。
また、新鮮な野菜を与えてあげると、様々なガンのリスクを減らしてくれることが研究で判明しているそうですよ!
最適な食事量を与える
みなさんは、ドッグフードの袋にワンちゃんの体重によって推奨される食事量が書いてあることをご存じだと思います。
ほとんどの方は、それを基準に与える量を決めていらっしゃると思います。
ところが、こちらの食事量は目安なので、ワンちゃんの運動量等を考えると体重だけで食事量を決めないほうが良いようです。
定期的に健康診断を受診させる
ワンちゃんが元気そうにしていると、ついつい忘れてしまいそうになるのが健康診断です。
犬の平均寿命も延びているというし、別にどこも悪いところなさそうだから、健康診断はまた今度でよいかな…、なんて思いがちですよね。
とはいえ、元気そうに見えるワンちゃんも、実は何かの病気を抱えているかもしれません。
もともと痛みには強いので、相当ひどくならない限りは元気そうに見えるのも困ってしまうところ。
症状が現れてからでは遅い場合もありますので、健康状態を確認するために年に1度は定期検診を受けたいものですね。
シニア期のワンちゃんは、認知症などのことも考え半年に1回の定期検診があると安心だそうです。
早期予防・早期発見がワンちゃんに元気に長生きしてもらう秘訣なのです。
きちんと定期検診を受けていれば、飼い主さんだけでなく掛かりつけの獣医さんも、小さな変化に気づくことができますしね!
感染症を予防する
当たり前のことかもしれませんが、ワンちゃんの寿命を延ばすうえでは感染症を予防することが必要です。
狂犬病のワクチン接種以外にも、いろいろな予防接種がありますよね。
混合ワクチン、フィラリア予防のワクチンなどもあり、そういったワクチンを接種することで犬ジステンパーウイルス感染症や犬伝染性肝炎(犬アデノウイルス1型)、犬アデノウイルス2型(犬伝染性喉頭気管炎)、犬パルボウイルス感染症、犬パラインフルエンザウイルス感染症、犬コロナウイルス感染症、犬レプトスピラ感染症などを防ぐことができます。
混合ワクチンには、コアワクチン・ノンコアワクチンの2種類があり、コアワクチンは、ワンちゃんの致死率が高かったり、感染力が強いもので推奨されているもの、そしてノンコアワクチンは地域の感染状況や生活環境に合わせて摂取を検討するものです。
自分の地域でどんな感染症が流行っているかなどは獣医さんに聞いてみるとよいでしょう。
ワンちゃんの歯周ケア
ワンちゃんの歯は、ワンちゃんにとってとても大事なのはなんとなくわかりますよね。
ワンちゃんの歯周ケアが不十分だと、歯周病などで歯が抜けたり、最悪のパターンでは顎の骨を骨折してしまうこともあるそうです。
また、人間同様歯周病菌が血管に入ってしまうと、腎不全や心不全を引き起こすとも考えられています。
面倒くさくても歯磨きと、定期的に歯石を取ってあげたいものですね。
ちなみに、歯石除去の相場は2万円から4万円程度で、料金に差があるのはワンちゃんの体重や麻酔の有無、麻酔の量、作業時間などで変わってくるそうです。
麻酔を使わなければ1万円台でOKのようですよ!
また、抜歯など他に施術が追加で必要になると、コストはさらに嵩みます。
不妊去勢手術で長生きできる?
ワンちゃんの場合、男の子なら睾丸の腫瘍や前立腺の病気の予防、会陰ヘルニアなどを予防できること、女の子なら乳腺腫瘍や子宮蓄膿症のリスクが減るため不妊去勢手術が推奨されています。
不妊去勢手術をすると、していない子に比べて1年くらい寿命が延びることが調査でわかっているそう。
中毒物質について知る
人間はおいしく食べられるのに、ワンちゃんにとっては中毒を起こしたりするものがありますよね。
特に、ご飯を食べているときにワンちゃんが欲しがるからと、長期にわたってちょっとずつ与えていたりすると、あとで後悔することになるかもしれません。
自分たちが食べているものの中で、ワンちゃんにとっては有害になるものについてまずは学んでみましょう。
ストレスのない環境を与えてあげる
ワンちゃんもストレスがかかると、体調を崩します。
全てのストレスが悪い影響を及ぼすわけではありませんが、ワンちゃんが安心して眠ることができない環境だったり、くつろげない環境だったり、また不衛生だったり、飼い主さんから離されている環境だと強いストレスを感じてしまうのです。
また、フローリングの床は滑りやすくシニア犬には不向きなので、カーペットを敷いてあげたり、ソファーの高さに合わせてステップを設置してあげることで、ワンちゃんの住環境はグッとワンちゃんにやさしいものに変えることができます。
ワンちゃんの「冷え」には腹巻?!
私たち人間も、時には東洋医学に頼って自然に健康を良い状態に持っていこうとしたりしますよね。
ワンちゃんにも、東洋医学に基づいたケアをしてあげることができるそうです。
いろいろあるようですが、大きく分けては3つ。
マッサージとお灸、季節の養生法、食養生だそうです。
マッサージなら何とかできそうですが、お灸など心配になりますよね…。
そんな中、人間にとって体の冷えがよくないように、ワンちゃん、とくにシニアのワンちゃんにとって冷えは大敵だそうですよ!
シニアになって血の巡りが悪くなるため、暑がりに見えて体の中は冷えているのだそうです。
そしてそんな冷えを改善する簡単な方法が、腰を温めてあげることだそう。
腹巻をするとよい、ということですので、例えば100円ショップなどでネックウォーマーを購入し、ワンちゃんの腰のサイズに合わせてちょっと縫ってあげたりすれば、ちょうどよい腹巻になるかもしれませんね?
スキンシップで長寿を目指す!?
忙しい1日を送って家に帰ると、ワンちゃんが喜んで寄ってくる。
大喜びしてくれる姿を見ると、癒されますよね?
そんなときはみなさん、スキンシップを楽しまれていることでしょう。
ワンちゃんも飼い主さんと一緒にいれなかったストレスを、スキンシップすることで解消しているそうです。
ブラッシングやスキンシップをとっていれば、ワンちゃんのちょっとした体の変化に気が付くことができます。
腫瘍や、痛がる場所などに気が付かれることもあるかもしれません!
結果として、長生きにつながるわけなんですね。
終わりに
いかがでしたか?
「ワンちゃんとできるだけ長く一緒にいたい」という願いは、私たち飼い主が常に思うことですよね。
長生きの秘訣を知っていれば、ワンちゃんの犬種の平均寿命を超えても元気に過ごすことができるかもしれません。
知らないで後悔するより、できる限りのことをしてあげたいですよね。
ワンちゃんの生活を見直し、食事内容(年齢に合った食事内容になっているか)、食事量、生活環境、運動量、体重維持、定期検診、歯周病チェック、感染症予防、不妊去勢手術、スキンシップなどなど、私たちが長生きの秘訣のポイントを押さえることで、長くワンちゃんと一緒にいることができるのです。
●参照
・犬に長生きしてもらうために必要なこと4つ 健康寿命を伸ばす秘訣まで
・【獣医師執筆】犬が長生きする10の秘訣!寿命を縮めるNG行動やおすすめのドッグフードを紹介
・ワンちゃんが健康で長生きするために「腹巻き」が有効なワケ【獣医師が解説】
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