老犬の食欲不振にお勧めなのは生肉!老犬だからこそスムーズな消化が体に優しい

食の決めつけは逆効果

老齢期の食を見直す

一般的に老齢期と呼ばれるのは、小型犬で12歳、中型犬で11歳、大型犬では10歳くらいからと言われます。

老化とともにカラダの機能は衰え、若いころよりも食事の管理が重要になることは言うまでもありません。

現在市販されているシニア用のドッグフードの多くは、タンパク質、カロリーともに低く抑えてあります。

しかし、それでは必要な量のたんぱく質を補えなくなり、食べているのにも関わらず栄養不足で痩せてしまう可能性を指摘されています。

また、カロリーを低く抑えるためにタンパク質のもととなる肉類の含有量を減らし、代わりに穀物を増やした製品もあります。

このようなカロリー重視のものでは肝心なタンパク質が不足するだけではなく、穀物の量が増やされることで胃腸に負担がかかり、体力も落ちやすくなり、そんなときに免疫力まで低下してしまったら様々な病気を引き起こしやすくなり、治るのも遅くなってしまうという結果に繋がってしまいます。

そして老齢期になると、筋力も弱くなりトボトボ歩くようになったり、寝転がった時間が長くなったりしていき、最悪体を動かすことができずに寝たきりになってしまうこともあります。

これは老齢だけが原因とは言い切れないかもしれません。

老犬に生肉!?

これはドライフードや缶詰などの総合栄養食を普段から与えている方からすれば、そう考えるのは普通のことだと思います。

しかし、これはあくまで犬が人と生活を共にするようになり、時代とともにドライフードなどが食の主となり、世界中に定着しただけなのです。

犬の先祖はオオカミと言われています。

オオカミ時代の食といえば動物を捕獲した生の肉で、それを食糧として生きていました。
現在の犬でも消化器官は当時とほとんど変わっていません。

このことから、犬にとって最もふさわしい食事は、生肉や生の内臓といったものになります。

だから老犬にも生肉を与えるということは、なんら不思議ではないことなのです。

生肉を与える必要性

生肉から酵素を補う

酵素という言葉は最近よく耳にすると思いますが、この酵素が犬の食生活に重要な働きをしているのです。

肉には酵素が多く含まれているのですが、熱に弱く48度くらいから働きを停止してしまいます。

そして人間はもちろん動物にも「潜在酵素」というものがあります。

潜在酵素は消化をサポートする消化酵素と、細胞の修復や生命の活動をサポートする代謝酵素の2つがあります。

この潜在酵素は消化器官への供給を優先します。
しかし、この潜在酵素は年齢とともに生成が遅れ、正しく供給されなくなります。

そのため生肉の食事で酵素を補うことが理想なのです。

生肉のもつチカラ

現代のドッグフードがメインの犬に生肉を与えるとどうなるのでしょうか。

老犬になると潜在酵素の生成が遅れ、どんどん正しい吸収ができなくなります。
しかし、酵素たっぷりの生肉を与えることにより体内の酵素量が整っていき、代謝や消化吸収も改善されていきます。

体内の酵素量が十分に整ってくると、人の目から見ても毛艶がよくなり、生肉を摂取する前にくらべて行動的になっていきます。

その他にも生肉にはこのようなメリットがあります。

・免疫力が高まる
・病気にかかりにくくなる
・ガンのリスクを低減させる
・消化が良く糖類の吸収を抑えてくれる
・ビタミン類を壊さず体内に取り込める
・添加物を一切取らずに済む
・体質改善に役立つ
・噛み切ることで歯が摩擦され歯垢の蓄積が抑えられる

このように生肉は現代の犬にとってもメリットになる食材なのです。

生肉を与えるにあたっての注意点

安全な生肉を与える

動物だからと状態のよくない生肉を与えるのは絶対にやめてください。
加熱されていない生肉には寄生虫や食中毒のリスクがあるからです。

豚肉は特に寄生虫に感染しているものもあるので、生で与えるのには向いていません。
豚肉以外でしたら牛や鶏の生肉が良いでしょう。
オススメは馬の生肉で、寄生虫の心配が一番少ないです。

ゆっくり慣れさせる

体に良くてもドッグフードを食べ続けている場合、体がドッグフードに順応していることが考えられますし、個体差はありますが、生肉を食べてお腹を壊してしまうことがあります。

そのため、はじめて生肉を与えるときは食べ慣れたフードに少量ずつ生肉を混ぜて様子を見ながら与えてください。

生肉は万能の食べ物ではない

生肉は犬にとって理想の食べ物です。
ただ、野生では獲物の生肉はもちろん内臓類も食べます。

犬は野菜を消化吸収できないので、不足する栄養は獲物が食べて消化・発酵した植物が詰まった内臓も一緒に食べて補給しています。

そのため生肉だけでは栄養が偏ることになります。
生肉を中心に食事をする場合は手作りで、発酵野菜に当たる栄養素や時には内臓や生骨を与える必要があります。

まずはトッピングや、週に1~2回生肉の日を作るなどしてお試しください。

食というのは、カラダを作る源です。
ペットとして飼われるようになった動物たちは、飼い主の与える食べ物や環境に大きく左右されるでしょう。

大切な家族だからこそ、愛犬にとってどのような食事が理想的であるか見直してみてはいかがでしょうか。





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老犬になると歯や歯茎も弱くなり、硬いドライフードが食べ辛いなどの 悩みも多く出てきますが、生肉は柔らかく、また新鮮な脂の香りが食欲を刺激します!