獣医さんへ通うための準備!病院嫌いなワンコの対処法

年に1回の健康診断、嫌ですよね。
本当は受けたくない方いらっしゃいませんか?
病院へ行くのは憂鬱になるものですよね。
始めて受ける検査は、どうやってされるのかがわからないと「不安」。
例えば、胃カメラや大腸カメラを始めて受けるときは、かなり不安になりますよね!
検査自体も何やら痛かったり、違和感があったり、いろいろ待たされて時間がかかりますし、なにより結果までの時間も苦痛!

これ、ワンちゃんだって人間とまったく同じなのです。
病院へ行くのが嫌で嫌でしょうがなくならないように、私たち飼い主はワンちゃんのために何がしてあげられるのでしょうか?
今回は、病院嫌いなワンちゃんたちのために、少しでもスムーズに病院へ行けるようなポイント、コツをみていってみましょう!
併せて、まだ子犬のワンちゃんの場合はどうしたら病院がすきになってくれるかもご紹介します♪

なんで病院が苦手なの?苦手な理由はずばりコレだ!

ワンちゃん、なぜ獣医さんが苦手なのでしょうか?
ワンちゃんの立場になって考えてみると、よくわかるかと思います。

病院の独特な環境が苦手!!

例えば、病院の匂い!
人間の病院もそうですが、独特な匂いがしますよね。
それに、待合室にいる知らない人たちに、動物たち。
その人間たちや動物たちも不安そうで、何やらいつもと雰囲気が違う…!
もちろん、私たち飼い主も何となくいつもより構えているので、ワンちゃんはそれも感じ取ります。
動物病院の環境だけで、ワンちゃんが怯えてしまうのは仕方のないことかもしれませんね。

過去に嫌な思いをした記憶がフラッシュバック!!

過去に注射や何かの治療を受けたワンちゃんは、その時に診察台に乗せられて怖い思いをしたことを思い出します。
痛い箇所、触られたくない個所を獣医さんに押さえつけられて触られ、痛いことをされた!そんな記憶が残っていると、ワンちゃんは病院を恐怖の場所として心に刻み込んでしまうのです。

獣医さん嫌いを治すには?!

獣医さん嫌いを治すことはできるのでしょうか?
私たちがワンちゃんにしてあげられることは、獣医さんに行くと、いつも痛い思いをする、という考えを変えてもらえるよう努力することです。

そう、「いつも痛い思いをするわけではない」と考え直してもらうのです!
例えば、動物病院の環境が苦手な子の場合、散歩コースに動物病院の前を通るコースを入れてあげてみてはいかがでしょう?

毎日動物病院の前を散歩すれば、動物病院へ行く日も病院へ行くまでの道のりを「嫌な気持ち」にすることなく行くことができ、ストレスを大幅に軽減することができますよね。
また、病院に行くとき毎回クレートに入れ、車で向かう方は、例えばお休みの日、遠くの公園へお出かけするときにもクレートに入れて車で向かえば、「車+クレート=病院(恐怖)」、という頭の中にできてしまった図を「車+クレート=病院または楽しい場所」に変えることができます。

ワンちゃんを病院で落ち着かせるためには、病院がいつも悪いことが起きる場所ではない、と覚えさせることが大切なのですね。

病院へ行ったらご褒美!

例えば、病院へ健診などで出かけることになった時は、病院へ行く途中にオヤツタイム、病院から帰ってもオヤツタイムなどにしてあげるのもお勧めです。

オモチャで遊んであげるのも良いですね。
病院帰りには、公園で思いっきり遊んであげたりするのもまた、病院=帰りに楽しいことがある、と覚えるかもしれません。

ワンコを病院嫌いにさせないための準備とは?!

ワンちゃんの病院嫌いが強くなってしまうと、病院で攻撃的になってしまう心配があります。
パニックを起こし、人や他の動物たちに吠えまくったり、攻撃的になってしまうようになると、動物病院を受診することは難しくなってしまうので、こうなることは是非とも避けたいものです。

では、どうしたらいいのか?

答えは、「子犬の時期から積極的に病院嫌いにさせないための準備をすること」です!
病院嫌いにさせないための準備、というのは、生後2-4か月くらいの子犬のときから始めます。

まずはかかりつけの動物病院に相談し、病院嫌いにさせないために健康状態は何ともないが病院を受診してもよいか、お願いしてみることからスタートしてみましょう。
忙しい動物病院では断られてしまうかもしれませんが…。

お医者さんや看護師さんに痛いことをされるわけではなく、「元気そうだね」とやさしく撫でてもらう、オヤツをもらう、オモチャをもらう。
オヤツやオモチャは飼い主さんが獣医さんに渡して、与えてもらうのもよいでしょう。
ワンちゃんはもちろん、獣医さんや看護師さんが大好きになりますよ!

実際そういった取り組みをしている病院もありますので、近所の動物病院でそういったクラスがないか探してみましょう。
動物病院が提供する子犬の教育のためのクラスでは、遊びを中心に開催されるのでワンちゃんは喜んで病院へいくようになるそうです。
もちろん、獣医さんからワンちゃんの困った行動などへの対処法などを教えてもらえるので、飼い主さんにとってもメリット大!

近所にどこにもそのような病院がないのであれば、飼い主さんの方から打診されてみてもよいかもしれませんよ。
こういったクラスで獣医さんや看護師さんと仲良くなっておくと、実際に病気になって治療してもらうときも「怖い」という気持ちがかなり軽減されます。

ワンちゃんが注射や採血を怖がって暴れてしまうのは、痛みよりは恐怖が勝つからだそう。
確かに、獣医さんや看護師さんに押さえつけられるのは怖いですよね。
ワンちゃんを動物病院や獣医さんに慣らしておけば、知らない場所で知らない人に痛いことや怖いことをされる、という気持ちを抱かなくて済みます。

トラウマになってしまう前の段階、子犬のうちから動物病院をスムーズに受診するための準備をしておくことは、ワンちゃんが実際にケガや病気を治療するときにストレスを感じずに通院/入院するために大切なことなのです。

ワンちゃんが子犬のころから病院に慣れていれば、例えば不妊去勢手術をしてもらうことになっても、恐怖を感じず手術をしてもらい、また手術後も嫌がらず病院に通院することができるそうですよ!
ワンちゃんが喜んで病院へ行くことができるようになれば、飼い主さんも安心して病院へ行くことができ、診察が和やかな雰囲気で進むそうです。

病院が楽しい場所と認識してもらえるよう、ぜひともすべての動物病院でこういったパピークラスを実施してもらいたいものですよね。
また病院が当たり前になっていれば、定期検診を定期的に忘れず行うことができ、病気の早期発見にもつながりますしね。

動物病院へ行く準備!持ち物リスト

さて、実際に動物病院へ行くことになった際、どのような用意をしておけばよいのでしょうか?
ここでは、子犬がいる飼い主さん向けに、獣医さん受診前に用意すべき「病院バッグ」の中身をお教えしましょう!

首輪・ハーネス、リード

常識かと思いますが、病院へ行くときも首輪、ハーネス、リードなど、外出するときの用意が必要です。
キャリーバッグやクレートに入れるときも、リードはつけたままにしましょう。
病院では、到着後、診察中もリードはつけたままになります。
リードを外してしまっていると、何かあった時にすぐに対応できませんので、忘れず装着しましょう!

キャリーバッグ、キャリーケース

公共の交通機関で移動する場合以外でも、ワンちゃんはキャリーケースの中に入っていてもらえると安全です。
動物病院の待合室で、キャリーバッグの中のほうが落ち着く子もいますからね!
もし、飼い主さんの膝の上の方が安心であれば、抱っこしてあげてもよいと思います。

検査結果、ワクチン証明書、メモなど

初診の場合は、ワンちゃんの生年月日が確認できるものを持参しましょう。
ワクチン証明書を持ってくるよう指示されることもありますので、予約の際に確認してみてください。
もし何かの病気で別の病院を受診し、検査結果などをお持ちの方は、その病理検査結果やカルテを持参しましょう。

メモ

症状によっては普段食べているフードの銘柄を聞かれることもありますので、普段食べているフードなどについてもメモを持参すると安心です。
気になる症状などがあるときは、いつ、どんな症状が出たのか、どのくらい続いているのかなどをメモしておくとスムーズです。
先生に質問がある場合は、質問リストを持っていくと聞き忘れを防げますよ!

ティッシュやペットシーツ、タオルなど

体調が悪くなくても、万が一を考えて動物病院へはバスタオル、ペットシーツ、ウェットティッシュなどをビニールに入れて持参することをお勧めします。

症状がわかるもの

便の様子、嘔吐している、そんな時はその写真を撮っておくとよいですね。
実際の実物を持参するのもよいのですが、難しければせめてスマホに残しておくと、診断する際に役立つでしょう。
血尿であれば、ペットシーツを持参したり、便の場合はラップなどして密閉して持参してください。
そのほか症状の様子は動画で撮っておくと、診断に役立ちますよ!

おもちゃ、おやつ

動物病院の院内ではおやつを与えたりはできませんが、診察中のワンちゃんが落ち着かないときにはOKされることがあるそうです。
念のため持って行っておけば、動物病院の帰りにご褒美で与えることもできるので、ぜひ持参してください。

終わりに

いかがでしたか?
病院嫌いな子は、たくさんいるかと思います。
病院嫌いになってしまった子は、病院では怖い思いをしてしまい、そのせいで嫌いになっていると考えられます。

飼い主さんがしてあげられることといえば、病院は怖いという記憶、トラウマを薄めてあげることができるよう、病院が怖いところではないということを教えなくてはなりません。
病院へ行くことがかなりのストレスになってしまうと、免疫力が下がってしまい、病気などを治療する際にも悪影響となってしまいます。

病院嫌いにならないように、できれば子犬のうちから病院で楽しいことをさせてもらい、病院大好きな子になってもらいたいですね!
すでに病院嫌いになってしまった子には、根気よく病院を好きになってもらえる努力をしましょう。

●参照:
・犬が動物病院を嫌がる理由と病院嫌い・犬が病院を怖がるのを克服する方法

・犬の動物病院嫌い 苦手になる前に慣れれば、喜んで通うように

・初めての動物病院! 準備、マナー、犬が怖がるときの対処法

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