犬が迷惑する人間の行動12選!

私たち人間の大半は、ワンちゃんが大好きですよね!
フワフワの毛や、愛嬌のある表情に心を鷲掴みにされている方もいらっしゃるかと思います。

どこか楽しい場所に出かけていても、ワンちゃんが待っていると思うとついつい早く帰ってしまったり、ご褒美に買った高級なお肉も自分よりもワンちゃんに取り分けた分のほうが多かったり…。

そんなワンちゃんへの惜しみない深い愛があっても、私たち人間はワンちゃんが本気でイラっとしてしまう迷惑なことをしてしまっているかもしれません。
私たち人間もワンちゃんにやってほしくないことをされて、コラッと怒ったり、どうして何度も同じことをやるのかとイライラしてしまうことがありますが、これはワンちゃんも一緒のようです。

飼い主さんがわざとやっているわけではないのに、なぜかワンちゃんをイライラさせたり、怒らせてしまうこと。
ここでは、ワンちゃんが本当は迷惑している人間の行動を12個厳選してお教えしちゃいます!
これで、ワンちゃんとの絆がより深まること間違いなしです!

①やっていませんか?ワンちゃんを見つめてしまうこと!

わあ、この仕草可愛い、なんて、ついついワンちゃんを見つめてしまう人はたくさんいらっしゃいますよね。
ところが、ワンちゃんにとって、見つめられるのは挑戦を挑まれているような気分になってしまうんです。

もちろん、自分の飼っているワンちゃんであれば、「ああ、飼い主さんは私のことが大好きなのね」と、わかってくれるかと思いますが、あまり気持ちの良いものではないのは確かなようです。

そして、自分の家のワンちゃんでさえ不快に感じることを、よそのお家のワンちゃんにやってみたら、どうなるかはわかりますよね。
あまり長い間見つめてしまうと、戦いを挑まれている気になってしまうようです。

目が合っても、数秒でそらしてあげることが、ワンちゃんにとって安心できる環境のようです。
イライラしてそうなワンちゃんや攻撃的なワンちゃんに遭遇した時は、絶対に見つめないようにしましょう!
かわいい子でも、噛むかもしれませんので!!

②抱きしめるのはNO!

自分のお家で飼っているワンちゃんは、飼い主さんがハグしてきても特にイライラしたりはしないですよね。
それどころか、うれしいと感じてくれるでしょう。
ただし、きつく抱きしめるのは、いくら自分の飼っているワンちゃんでも居心地が悪いようです。

それが子供や知らない人なら、なおさら!
可愛いとついつい「ぎゅー!!」としたくなりますよね。
その気持ちも痛いほどわかるのですが、ワンちゃんの社会では、前足や後ろ足を他の犬の体の上などに乗せるのは、足を乗せられているワンちゃんのほうが服従しているサインだったりするそうです。

なので、それがいくら家族でも、例えば子供たちがきつく抱きしめたりすると、やはり気持ちの良いものではないのですね。
お家にワンちゃん好きのお友達が遊びに来た時などにも、ワンちゃんのあまりの可愛さにお友達が抱きしめそうになってしまったら、「やさしく、軽いハグにしてね」と念を押してあげてくださいね。

③怒鳴るのはダメ!絶対!

怒鳴り声は、ワンちゃん的には「怒って吠えている」ように聞こえるそうです。
怒って吠えているといえば、「トラブルがやってくる」とワンちゃんたちは認識しますよね。

ワンちゃんに対して大声を出すのは、ワンちゃんが悪いことをしたときかと思いますが、ワンちゃんたちはその声に対して不安や恐れ、戸惑いなどを感じてしまうんです。
学習よりも、恐怖が先に立ってしまうんですね。

例えワンちゃんが飼い主さんを怒らせるようなことをしてしまっても、怒鳴るのはNG。
イライラしてしまっていても、静かに諭すような、低い声を保ちましょう!
「ちょっとこっちを見て」
と静かに話しかけます。

いつもの声のトーンよりも若干低くするだけで、ワンちゃんを戸惑わせたり不安や恐れを抱かせずに「飼い主さんはこれをやってほしくないんだな」と理解させることはできるのです。

④からかわれるのは嬉しくないワン

家族以外に吠えてしまうワンちゃんを、フェンス越しなどにからかう子供たちっていつの時代もいますよね。

吠えられたら吠え返してみたり、ワンちゃんの後を追いかけまわしたり、ワンちゃんを抱きかかえてレスリングのまねごとをしてみたりと、子供たちにとってワンちゃんは良い遊び相手かもしれませんが、ワンちゃんにとってはたまったものではありません。

ワンちゃんはこういったことで、ストレスを感じたり、不安を感じたり、臆病になってしまったり、逆に攻撃的になってしまうものです。
さらに、ワンちゃんがご飯を食べているときに、ワンちゃんの食べているお皿を動かそうとしてしまったり、ワンちゃんのお気に入りのおもちゃを取り上げたりするのもワンちゃんにとっては大きなストレスになります。
噛む子は噛むでしょう!

ワンちゃんをからかうのは、家族でも子供のお友達でもNGと徹底したいものですね!

⑤長時間のお留守番は勘弁してほしいワン!

ワンちゃんは基本的に社交的な動物なんです。
なので、飼い主さんや一緒に暮らしている家族と一緒にいられるのが、幸せで平和なひと時なんです。

1日10時間以上ワンちゃんが一人ぼっちになってしまう時間が続くと、ワンちゃんの体調はおかしくなり、メンタルもやられてしまうといわれています。

留守番をさせるときは、徐々に慣らすなど留守番の習慣をストレスに感じないよう準備を整えてあげることも大切ではありますが、ワンちゃんは飼い主さんと過ごす時間を大切に思っているということを常に心にとめておいてあげてほしいと思います。

万が一何時間も家を空ける日が続いてしまう状況がわかっているのであれば、ワンちゃんの散歩をしてくれないか友人や親類などにお願いしてみるのもよいかもしれません。

そして外出先から戻ったら、ワンちゃんが飼い主さんにべったりしまくるのを許してあげましょうね!

⑥混雑しているドッグランは楽しくないワン!

たくさんのワンちゃんたちは、それがどんな犬種のどんな子であれ、たくさんのワンちゃんで大賑わいのドッグランに放り込まれるのを楽しいと感じることはないでしょう。

そんな環境はワンちゃんをイラっとさせたり、また攻撃的にさせてしまうものです。
立場を自分に置き換えてみても、わかるかもしれませんね。
ちなみにこれは、ワンちゃんの幼稚園にも言えることのようです。

特に狭い空間に何匹もワンちゃんがいる状況は、避けてあげたいですね。
ワンちゃんの耳が後ろに倒れていたり、尻尾が足の間に挟まっていたり、唸りまくっているときは、速やかに移動しましょう!

⑦睡眠の邪魔はやめてほしいワン!

「今いい夢見てたのに!!」
ワンちゃんだって、いい夢を見ながらぐっすり寝ているときに突然起こされたら、迷惑に決まっていますよね。

そうです、特にシニア犬は、眠りが深くなりがちなのですが、そんな時に突然起こされたらびっくりしますし、その後なんだかイライラしてしまうでしょう。

飼い主さんに悪気はなくても、寝ているワンちゃんを急に撫でたら、ワンちゃんはびっくりしますし迷惑だと思ってしまうものです。
触りたくても、ワンちゃんが起きるまで待ってあげましょう!

特にお子さんのいるご家庭では、お子さんは遠慮をしませんので全力でワンちゃんを可愛がりにいきますよね、寝ているときも、お構いなしで!

そんな時は、「起きてから遊んであげてね」と止めてあげてくださいね。
もしワンちゃんを起こすのであれば、ゆっくり静かに、そっとやさしく起こしてあげましょう。

⑧散歩友達との交流会はやめてほしいかも

散歩途中で毎日顔を合わす人たち。
そのうちあいさつを交わすようになり、公園などで立ち話もするようになり…ワンちゃんを通して自然と出会うことがある、ワンちゃん友達。

そんなワンちゃん友達を家に招いて、ワンちゃんはワンちゃん同士、人間は人間同士楽しくお茶でも飲みましょう…ということもあるかもしれません。

が、ワンちゃんにとっては自分のテリトリーに他のワンちゃんを入れるのは、いくら散歩中に仲良さげでも抵抗があるものなのです。

もしお家にワンちゃんを招くのであれば、両方のワンちゃんをリードでしばらくつなぎ、落ち着いたらオヤツなどのご褒美をあげましょう。

お家にフェンス付きでワンちゃんが遊べる場所があるのであれば、2匹を放して元気に走らせてあげるのも良いですね!

⑨習慣を新習慣に変えるのは苦手なんですワン

飼い主さんが毎日行っていたことを急にやめたり、増やしたり、変更したりする…。
習慣化していたものを変えられるのは、ワンちゃんにとってかなり苦痛なんです。
ワンちゃんはなんとなく散歩の時間や、ご飯の時間を覚えていますよね。

そういった習慣化されていることを変更することでワンちゃんがストレスを感じ、いつもならしないこと、例えば粗相をしてしまうなどの原因となることもあります。

どんなに疲れていても、週末寝坊したり、通勤通学前に散歩に行かなかったりということはやめてあげてくださいね!

⑩散歩での引っ張り合いはやめたいワン

ワンちゃんと散歩に行くとき、ワンちゃんに引きずられているような飼い主さんをたまに見かけます。
実はこれ、飼い主さんにとってもワンちゃんにとってもよくないことなんです。

まず、ワンちゃん的には首にかなりの負担がかかりますよね。
首輪で力強く引っ張るとワンちゃんの頸部には大きな負担がかかり、引っ張り癖が治らずに首の神経や首から下の脊椎に圧力がかかるため、シニアに差し掛かった時に呼吸器の疾患やヘルニアなどの発症のリスクを負うことにもなるんです。

また、ワンちゃんが引っ張っているうちは、主導権がワンちゃんになっていることも!
これは、飼い主さんのしつけもワンちゃんには入らなくなりますよね。
また、飼い主さんを散歩中にグイグイ引っ張ってるときは、ワンちゃんは興奮状態になっているわけなんです。

そんな時は、ワンちゃんがちょっとでもリードを引っ張ったら、その瞬間にUターンして反対方向に進む、を繰り返すとよいそうです。
このときに、ワンちゃんを見たり、声をかけたりしてはいけないそうですよ!

もしワンちゃんがその時、「あれ?どうしたの?」と飼い主さんの顔を見上げてきたら、ここで褒めまくるのだそうです。

例えばワンちゃんの大好きなおもちゃがあれば、飼い主さんの顔を見上げてアイコンタクトをとった瞬間に、大いに褒めながらおもちゃを投げて遊んであげるとよいそうです。

そうするとワンちゃんが、「飼い主さんの顔を見たらよいことがある」と学習してくれるわけなんですね。

とはいえ、そんな簡単にはいきませんので、引っ張られたらUターンは続けます。
Uターンした後、飼い主さんの顔を見上げたら褒めまくり、オモチャやおやつを与える、をめげずに繰り返すことがよいそうです。

⑪矛盾は勘弁してほしいワン

飼い主さんが外出からお家に帰ってきたとき、ワンちゃんが飛びついて出迎えたとします。
そしたら飼い主さんは嬉しさいっぱいで、よしよしとするのではないでしょうか?

ところが、飼い主さんの知人が家に訪ねてきたとき、ワンちゃんが喜んで飛びついたら「ダメでしょ!」と叱ったりしていませんか?
これは「矛盾」してますよね。
ここで、ワンちゃんはイラッとするか、不安に思ってしまうんです。

飼い主さんにやっていいことは、他の人にもやっていいこと、と理解しますので、飼い主さんが他の人にはやってはいけないことは、自分にもやってはいけないと教える必要があるんです。

⑫誤ったワンちゃんへの挨拶

人にもよりますが、ワンちゃんに会った時にワシワシと頭を撫でながらヘッドロックをかける人、いませんか?
攻撃しているようにも見えてしまう、このワンちゃんへの挨拶方法。

自分の家のワンちゃんならまだしも、ちょっとした知り合いのワンちゃんや、まったく知らないけれどフレンドリーそうなワンちゃんに手を伸ばして触ろうとしながら話しかけたりするのは、ワンちゃんにとっては恐怖とストレスでしかないそうです。

さらには、赤ちゃんに話しかけるように話したりして、なんだかわざとワンちゃんを興奮させているようにも見えたりしますよね。
これはワンちゃんにとって、迷惑なんだそうです。

終わりに

いかがでしたか?
普段無意識にやっていることが、実はワンちゃんにとって苦痛なこともあるんです。
ワンちゃんのことをもっと知るためにも、ぜひワンちゃんの嫌がることを頭の片隅にでも置いておいて、お互いにストレスなく絆を深めたいものですね。

参照:modern dog “12 Things Humans Do That Annoy Dogs”
https://moderndogmagazine.com/articles/12-things-humans-do-annoy-dogs/78039