みなさんは、ワンちゃんのしつけ教室、またはワンちゃんの保育園や学校を見かけたことがありますか?
最近いろいろなところで見かけるようになった、ワンちゃんのための学校。
愛犬の困った行動に手を焼いている飼い主さんにとっては、気になるところではないでしょうか?
気にはなるけど、実際に足を運んだら勧誘されそうだし…。
そんな飼い主さんとワンちゃんのために、ここでは一般的なワンちゃんのしつけ教室について調べてご紹介しています!
目次
どんなワンちゃんがしつけ教室を利用するの?
ワンちゃんのしつけ教室にくる子たちは、どんな子たちが来るのか…、気になるところですよね?
ワンちゃんのしつけ教室を利用する子たちは、「しつけ」の教室に来るだけあって、飼い主さんが困ってしまう癖のある子が多く通っています。
例えば、無駄吠えしてしまう子、噛み癖がひどい子、ほかのワンちゃんが苦手な子、“待て”など飼い主さんの言うことを聞けない子、名前を呼んでも戻ってこない子、バイクや自転車、車を追いかけたり、タイヤに向かって飛び込もうとする子、人やほかのワンちゃんがいるところが苦手な子などなど。
よく見かけるタイプの子たちが、勢ぞろいしています…!
なんでしつけ教室を利用するの?
「ほかの人は吠えちゃうけれど、うちの家族には吠えないから…。」「噛み癖はひどいけれど、人間は噛まないし…。」
という具合に、自分の家のワンちゃんを多めに見てしまう飼い主さんも多いですが、一緒に旅行に行ったりして楽しみたい飼い主さんにとっては、ワンちゃんのしつけは最低限のマナー。
人間の世界には、いろいろな場面でのルールがありますもんね。
旅先で、会うひと会うひとに吠えていたら迷惑ですし、噛み癖のある子も危険で連れて歩けません。
社会性と適応能力を備えれば、飼い主さんとの人生がもっと豊かなものになりますから、飼い主さんたちも心を鬼にしてワンちゃんたちをしつけ教室にいれるわけなのです。
ワンちゃんのしつけ教室は怖い?厳しい?
飼い主さんの最大の心配事、それは「うちの子は甘えん坊だし、怖がりの弱虫だから、しつけ教室の先生が怖かったらかわいそう」、「厳しすぎたらちょっと…」といった心配事ではないでしょうか?
もちろん、ワンちゃんのしつけ教室では「しつけ」を行っていきますが、そこはワンちゃんのトレーニングのプロの先生たちですから、ワンちゃんが怖がったり痛がったりすることは絶対にしないことになっています。
現代の子供たちは、「褒めて伸ばす」といったしつけが主流ですが、ワンちゃんの世界も実は褒めて伸ばすがメインになっています。
ワンちゃんが楽しく、ハッピーに学べる工夫がされているわけなんですね!
そのため、ワンちゃんを預けるのがちょっと心配という方も、心配ご無用ですよ。
どんなトレーニングをするの?
ワンちゃんのしつけ教室では、どのようなトレーニングをするのでしょうか?
まずは、生活に必須のしつけから身に着けていくのが一般的です。
「待て」、「お座り」、「おいで」ができていないと、いろいろな場面で支障がでますよね。
そこが完ぺきにできていない子は、ここからスタートになります。
また、散歩のときワンちゃんに引っ張られている飼い主さんがたくさんいらっしゃいますが、ワンちゃんのしつけ教室では飼い主さんのペースにワンちゃんが合わせて歩くようにトレーニングを行っていきます。
さらに、ケージの中やハウスの中で快適に過ごすことができるように、トレーニングを行っていきます。
こうすることで、ドッグホテルや万が一の入院の時もストレスなく過ごすことができ、ワンちゃんにとっても大きなメリットになります。
人がいるところ、レストランやカフェの中でもほかのワンちゃんと仲良く良い子に過ごせるように、しつけ教室では他のワンちゃんと一緒に過ごす訓練などもしてもらえます!
さらに、ソーシャルスキルを身に着けるため、日常に起こりえる様々な状態にならす訓練もしてもらえるんですよ♪
ワンちゃんの先生はどんな先生?
どこのしつけ教室を利用するかにもよりますが、先生はドッグトレーナーの資格を持っている方を起用されているところがあります。
ドッグトレーナーという言葉を聞いたこともある飼い主さんも、いらっしゃるかもしれませんね。
ドッグトレーナーはいわゆるワンちゃんの専門家。
お家で飼われているワンちゃんのしつけを専門的に行う仕事をされている方で、ワンちゃんも問題行動を解決するためのしつけをトレーニングしてくれたり、トイレトレーニング、散歩トレーニング、留守番のときのしつけなどもしてくれます。
人間と他のワンちゃんと仲良く暮らすため、いろいろしつけてくれる専門のトレーナーというわけです。
2年間専門学校に通って資格取得をする方や、通信教育で取得される方がいらっしゃいますが、私たち一般の人よりも専門知識をしっかり身につけられているので安心してお任せできますね。
ワンちゃんのしつけ教室の種類
しつけ教室は、幼稚園のように通園する方法と、ホームステイのように預けて集中的にしつけてもらう方法、ドッグトレーナーに来てもらう出張訓練などがあります。
〇幼稚園型しつけ教室
幼稚園のようなしつけ教室だと、午前中に通園し、トイレをすましてから他のワンちゃんとまずは触れ合うといった流れになることが多いようです。
その後はしつけを集中的に行い、フリータイム、お昼寝という流れになります。
お昼寝はクレート中ですることになるので、クレートが苦手な子は始め、かなり嫌がるかもしれませんが、そのうちに慣れてくるのでご安心くださいね。
クレートに慣れると、飼い主さんにとってもワンちゃんにとってもいろいろ便利・快適になりますね!
ちなみに、わんちゃんのしつけ教室のオープン時間は、教室によってさまざま。
飼い主さんの都合の良い時間帯で預かってくれるところ、時間があらかじめ決められているところなど、教室によって違いがあるので、飼い主さんとワンちゃんのニーズにぴったりあったしつけ教室を探してくださいね。
〇ホームステイ型しつけ教室
ホームステイ型しつけ教室では、ワンちゃんを1か月間程度預けてプロのドッグトレーナーが集中的にしつけてくれる教室です。
飼い主さんにとっては、愛するワンちゃんと一緒に入れないのはつらいと思われるかもしれませんね。
問題行動のひどいワンちゃんの飼い主さんにとっては、プロが問題行動をしっかりしつけ解消してくれるので、一度視野に入れてみることをお勧めします。
また、大型犬でしつけが難しい犬種を欲しい飼い主さんにとっては、子犬の時にしっかりしつけてもらいたいとお考えの飼い主さんにも人気です。
ホームステイ型ですと、一匹だけで過ごすわけではなく他のワンちゃんと共同生活になるので、社会性を身に着けるのにもピッタリ。
さらに、トイレトレーニングがなかなかうまくいかない子、他のワンちゃんと仲良くできない子、人間に興奮してしまう子のしつけにもホームステイ型はお勧めです。
1か月間ワンちゃんと会えないのはかなり寂しいけれど、頑張った分の効果は期待できそうですね。
〇グループレッスン型しつけ教室
ワンちゃんを預けることなく、一緒にレッスンを受けたい飼い主さんに人気なのが、グループレッスン型のしつけ教室です。
その名の通り、何匹かのワンちゃんとその飼い主さんで、グループになってレッスンを受講します。
グループレッスン型であれば、大好きな飼い主さんと一緒に入れるのでワンちゃんも精神的に安心ですし、飼い主さんはワンちゃんの行動から気持ちを読み取る練習なども出来ちゃいます。
ワンちゃんのいつもの行動は、実はこんな気持ちが隠れていたのかと、意外な発見をされる飼い主さんもいらっしゃいます。
お互いのコミュニケーションがスムーズにいくことで、ストレスなく一緒に暮らすことができますよ!
〇パピー用しつけ教室
ワンちゃんのしつけ教室を探すと、子犬用(パピー用)のワンちゃんのしつけ教室もあります。
ワンちゃんのしつけはやはり子犬のうちから、しっかりお願いしたいですよね。
いろいろなワンちゃんと一緒に受講することで、社会性の構築にも役立てることができます!
しつけ教室のお値段はどのくらい?
ワンちゃんのしつけ教室、気になる方はいくらくらいするのか気になりますよね。
平均的なしつけ教室を見てみますと、入学金はだいたい1万円前後。
レッスン代は1回5000円から1万円弱で、地域などでも金額に差があるようです。
ホームステイで1か月間お預け型のしつけ教室を利用する場合は、入学金と、利用料金がだいたい15万から20万程度が平均です。
グループレッスンは子犬のコース6回セットで2万円前後、成犬となると受講するコースのレベル/難易度で金額が変わることもあるようです。
成犬のグループレッスンは、6万円から8万円程度が一般的です。
コースを受講することで、シャンプーやカットの割引サービスがあることも!
特典なども併せて確認してみてくださいね。
終わりに
いかがでしたか?
ワンちゃんのしつけ教室は、ワンちゃんがマナーや社会のルールを学ぶ場所、ということがお分かりいただけたかと思います。
ワンちゃんのしつけ教室といっても、幼稚園のように通園型のもの、グループレッスンで飼い主さんと一緒に行うもの、ホームステイのお預け型のものなど、種類も様々。
飼い主さんのニーズに沿ったレッスンを提供してくれるしつけ教室をぜひ探して、飼い主さんにもワンちゃんにも優しいしつけ教室を探したいものですね。
資料請求などは、2~3か所から取り寄せ、良く比べてみましょう。
体験レッスンを提供しているしつけ教室では、一度体験してワンちゃんとお教室の相性を確かめてみるのもお勧めですよ!