愛犬のトイレのしつけ!

新しくお迎えした子犬や保護犬など、愛犬をお迎えした時にまず覚えさせたいのがトイレですね。
現在ではお散歩に行く前にトイレを済ませ、お散歩はあくまで愛犬の気分転換、運動やストレス発散の為と言う考え方も増えています。

おうちの中できちんとトイレを行ってくれれば、台風や大雨などの悪天候時や災害時にも必ず外でトイレをさせなければいけないと言ったこともなくなります。

どんな風にしつければ、愛犬はトイレをちゃんと覚えてくれるのでしょう?

トイレトレーニングの前に

はじめから犬はトイレの場所などわかりません。
もちろん、トイレシーツもわかりません。

ここがトイレである、このシーツの上で排泄すると言う事を飼い主さんが根気よく教えてから初めて、犬はそこがトイレであるという事を知ります。

また、犬は本来キレイ好きです。自分の体や寝床をキレイにしておきたいと言う習性があります。寝床の周りが不衛生であったり、トイレと近かったりするとなかなかトイレを覚えないので、寝床とトイレは離れた場所に置いておきましょう。

先住犬がいる場合も、その子がトイレ以外の場所でトイレをしていたりするとその匂いに反応してその場所でトイレをしてしまうこともありますので注意しましょう。

子犬のトイレトレーニング

お迎えしたその日からトイレトレーニングを行いましょう。
まずは、トイレ環境づくりからです。

サークル(もしくはゲージ、クレート)とトイレトレーを準備します。

サークルの中にトイレシートを敷き詰めておき、寝床とトイレスペースを半分にしておきます。
もしくは、ゲージとトイレの場所を少し離して置いておきましょう。

子犬期は一日のうちほとんどを寝て過ごします。17時間ほどは寝ていると言われていますので、まずは起きるタイミングで上手にトイレができるように誘導していきます。

起きてすぐにトイレに誘導し、様子を見ます。
床の匂いを嗅いだりぐるぐる回ったりと言った行動を始めたら、トイレのサインの可能性が高いです。

シーツの上で排泄しだしたら、「ワン、ツー」や「ちっち」と言った掛け声をかけましょう。
そうして、終わったら褒めてあげましょう。ご褒美のおやつも効果的です。

褒めすぎるとテンションが上がってしまったり、どうして褒められているのかを忘れてしまう子もいるので、その子に合わせた褒め方をしてあげるのが良いしょう。

子犬は一度で膀胱が空にならない事もあるので、サークルから出しフリーにしてから再びトイレのそぶりを見せることが有ります。その際もすかさずトイレへ誘導してあげましょう。

寝起きだけではなく食後や、遊んだ後にもトイレを誘導するようにしていきます。
トイレに連れて行って数分経っても出ない時は、一旦ゲージなどに戻して様子を見ましょう。

しばらくしてからトイレのそぶりが見えたら、再びトイレに移動してみましょう。
これを根気よく繰り返して、2~3週間で覚えるのを目安にしましょう。

目安の期間を過ぎて二か月以上かかるようなら、一度トレーナーさんなどに相談してみるのがいいかもしれません。

成犬のトイレトレーニング

それでは、成犬ではどうでしょうか。
一度トイレトレーニングを行い、うまくいかなかったまま来てしまっていたり、保護犬を迎えたときなどトレーニングが必要な時に、成犬だからとあきらめてしまってはそのままになってしまいます。

こちらは子犬のときよりも根気よくトレーニングを行っていく必要があります。

基本的なトレーニングの仕方は子犬のトレーニングと変わりません。

起きたときや食事の後に、トイレに連れていき排泄をさせます。
トイレは子犬と同様サークルなどトイレとしてさせたい場所を作り、その中にトイレシーツを敷き詰めます。

床の匂いを嗅いだりソワソワとしだしたらトイレシーツの上へと誘導します。
トイレシーツの上で排泄をしたら褒めてあげましょう。おやつを使っても構いません。

繰り返し何度もそれを根気よく行っていきます。
毎日繰り返すことでトイレの位置を覚えます。
広くトイレシーツを敷きつめていても、繰り返すことで好んで排泄する場所が定まってきますので、徐々にトイレの場所を狭くしていきましょう。

最終的に残った場所がトイレと定めた場所になります。
先住の犬がいる場合やほかの動物がいる場合、その子の匂いがする場所で排泄を覚えることもあるので、トイレ以外の場所で排泄した場合は速やかに掃除し匂いも極力落としましょう。

外でしかトイレをしてこなかった子や放置されていて好き勝手にトイレをしていた子は、トイレを覚えるのには時間がかかります。

それでも、根気よく教えていきましょう。
成犬の場合は子犬と違って、自分でトイレの場所を決めさせても構わないでしょう。

好んでする場所があるなら、そこが障りのない場所であればその場所をトイレにしてそこでするようにトレーニングしていきましょう。

トイレシーツの感触を覚えさせるのも大切です。
トイレシーツにトイレをすることを覚えると、お散歩のときでもトイレシーツを広げたらそこにしてくれるようになります。

成犬の場合はトイレを失敗したときに怒ると、子犬期以上に怒られたことに反感を持つことが多く、場合によっては飼い主さんに対して不信感を抱くこともあります。

我が強い子の場合は反発も強く、場合によっては攻撃してくることも出てきます。
成犬はそれまでに育ってきた環境や性格、習性がそれぞれ事なり対処の仕方もそれぞれで変わってきますので、おうちの子に合わせたペースで、長い目で見ながら根気よくトレーニングを行いましょう。

どうしてもうまくいかない場合は、子犬と同様にプロのトレーナーさんに頼るのも方法の一つです。
失敗を怒ったり、その子の性格の向き不向きもあります。無理やりさせると愛犬にも飼い主さんにもストレスとなり、信頼関係が崩れてしまう事にもなります。

個々の成犬に合わせたペースでトレーニングをしてくれるプロにお願いすることは、お互いのために良い場合もあります。
その子に合わせたトレーニングが大切です。

最後に

昔は外で飼われている犬が多く、犬は外で排泄するのが当たり前だという風にとられがちですが、最近は公共の衛生面も気を付けるようになってきています。

糞の放置はもちろん論外ですが、排尿も外でするより家の中のトイレで、外の場合もトイレシーツを引いて行うことが望ましいとされはじめています。

お散歩途中のご近所のおうちの壁や電信柱と言った建造物や公共のものに排泄する事は、なおさら好ましくありません。

電信柱にマーキングすると、電信柱が痛んでしまうこともわかっています。
できるだけおうちの中でトイレができるようにトレーニングは必ず行いましょう。

また、近年は災害も多く外に出られない日も出てくるかもしれません。そんな時、身の危険があるのにトイレのために外に行くのはやはりお勧めできません。

シニアになって、外に出づらくなることもあります。
そんなときのためにも、トイレトレーニングはきちんと行っておきましょう。

しっかりと根気よく、何度失敗しても、成犬でも、あきらめずにトレーニングを行いましょう。

トイレトレーニングをしっかりとマスターしてきちんとした場所で排泄ができれば、住環境とトイレとを区切ることができ、家族も愛犬もストレスなく快適に過ごすことができますね。





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