ワンコの困った癖 どうなおす?

うちのワンちゃんのことは、目に入れても痛くないくらい愛しているけれど、この癖にはほとほと困っている・・・。
そんな飼い主さんはいらっしゃいませんか?
ワンちゃんの困った癖、治す方法ってあるのでしょうか?
ここでは、ワンちゃんの困った癖への対処法について、癖別にご紹介しています。

うれしょんワンちゃん

困った癖の中でもよく報告されるのが、「うれしょん」と呼ばれる、うれしくておしっこを漏らしてしまう困り癖です。
飼い主さんが家に帰ってくると、留守番をしていたワンちゃんがうれしくなりすぎてテンションが上がり、おしっこを漏らしてしまうという現象です。

うれしくておしっこを漏らしながら出迎えてくれるのは、うれしいけれど複雑ですよね?
実はワンちゃんのうれしょんは、「飼い主さんが帰ってきてうれしい!」という気持ちと「あなたに忠誠を誓います」という服従の気持ちが含まれています。

そのため、うれしょんを叱ってしまってはNGとされています。
子犬のときはうれしょんをしていたワンちゃんも大きくなるにつれて、うれしょんをしなくなる子がほとんどですので、まだ子犬でうれしょんでお困りの方は、そこまで神経質にならなくてもよいでしょう。

うれしょんの原因とは?

うれしょんの原因はいくつか考えられますね。
室内で飼われているワンちゃんは、飼い主さんが留守の間にトイレに行かなかったということも考えられます。

飼い主さんが帰ってきたら、興奮してうれしくて、一気におしっこが出てしまう・・・。
そんなパターンが考えられます。

特に興奮しやすい犬種の子、室内で飼われている小型犬や興奮しやすい子犬に多く見られるのもポイントです。
また、実は精神的に安定していないときは、うれしょんをしてしまう子も多いようです。

飼い主さんが旅行に行っていて、ペットシッターやペットホテルにワンちゃんを預けていた場合、迎えに行くと、うれしょんをする確率も上がります。
環境が変わると、人間だって不安やストレスを感じますよね。

うれしょんはどう治す?

うれしょんは、ワンちゃんを「うれしょんしにくい状態」にしてあげることが一番大切なのです。
飼い主さんが外出するとき、留守中自由にさせてあげたいからと、室内で放し飼いにしていませんか?

実は、ワンちゃんはケージなど狭い場所のほうが安心だったりもするのです。
お出かけする前には、ワンちゃんをケージに入れてあげましょう。

また、帰ってきてすぐにケージから出してしまうと、うれしかったりの興奮で、うれしょんをする可能性がありますので、最低5分くらいは無視しましょう。

声をかけたりせず、知らないふりをしていましょう。
ちょっと間を置くと、ワンちゃんも興奮が治まってきます。
さらにケージから出したときに、お座りをして待たせましょう。

お座りで我慢ができると、飼い主さんと遊べるとインプットしてあげるのです!
お座りして待つことができたら、褒めるなどをしておやつを上げてもよいですね。

もし、うれしょんをしてしまった場合は「無視」することにしてみてください。

うれしょんをしても、「そうか、そんなに嬉しいのか~、よしよし」などをしてしまったら、ワンちゃんは「うれしょんをしてもOKなんだ、飼い主さんは喜んでくれているんだ」と勘違いしてしまうかもしれません。

また、叱ってしまってもNGとされているため、うれしょんをしても無視するようにしてワンちゃんが「無視されちゃうのかなぁ」と思ってくれるよう、声をかけずに頑張って無視して後片付けをしてみてください。

吠え癖のひどいワンちゃん

ワンちゃんを飼うとき、「吠える」ということはわかっていたつもりでも、あまりにも吠えてしまうワンちゃんだと、「近所に迷惑かな」「夜遅いのにな」「知り合いにまで吠えてしまう」などで困ってしまう飼い主さんもいらっしゃいますよね。

吠えることは番犬としては頼もしいのですが、吠え癖のひどいワンちゃんが番犬として威力を発揮されてしまうと、ご近所トラブルになりかねませんよね。

そんな吠え癖のひどいワンちゃんは、どう対応したらよいのでしょうか?

なんで吠える?吠え癖の原因とは?

ワンちゃんが吠える原因は、「警戒心」が考えられますよね。
よく、怖がりなワンちゃんほど吠えるといわれていますが、人が通るたびに吠えるのは「こっちに来るな」と吠えている子が多いのです。

さらに、鎖につながれていたり、運動不足だったりとワンちゃんがストレスを抱えている場合も吠えやすくなるといわれています。

どんなことが原因で無駄吠えをしているのか、吠えてしまう原因を考えてみましょう。

暇つぶしに吠えている、飼い主に何かを伝えたくて吠えている、寂しい・不安で吠えている、認知症で吠えている、分離不安(飼い主さんが家にいなくて不安を感じる)で吠えているなどなど、考えられる原因はいくつもあげられます。

吠え癖はどう治す?

分離不安や寂しい、不安、暇つぶしなど、原因がわかっている吠え癖については、その原因を取り除いてあげるか、その状態に慣れてもらうことで吠え癖をなおすことができます。

例えば、人が通るたびに吠えているワンちゃんも、家の前で工事が始まったりすると、初めは吠えていたけれど、5分も吠えると工事の人には吠えなくなったりしませんか?

それは、工事の人たちがいるという状態に慣れたと考えられます。
ストレス解消で吠えている子には、散歩を長めに行ってあげる、おもちゃでストレス解消を図るなど、ストレス解消に重点を置いてみましょう。

玄関のピンポンに反応して吠えてしまう子は、テリトリー意識が強い子なのです。
悪気があって吠えているわけではなく、家族を守ろうと吠えていると考えると、ピンポンで吠えているワンちゃんを厳しく叱るのはちょっとかわいそうですよね。

ピンポンが鳴ったら、自分のケージやクレート、サークルに入るといったしつけをしてみましょう。
入ったら、ご褒美を与えます。

くり返すことでピンポンが鳴ると「おやつがもらえる」と覚えてくれて、吠えなくなりますよ!
逆に、ピンポンが鳴って吠えたら、大きな音を立てる(ワンちゃんが苦手な音)を試しても、吠え癖が解消されるともいわれています。

おやつが効かなかったら、怖がらせるのもありかもしれませんね。
家族に対して吠える子は、自分が一番上だと考えていることに原因があることも。
子犬のころから、しっかりと躾けておくと良いですね。

なんでも噛んじゃう?噛み癖ワンちゃん

子犬で来たときは、噛み癖も「甘噛み」と許されてきたけれど、ある程度大きくなったら「甘噛みでも痛い」、または「犬のほうはふざけているつもりのようだけれど、ガッツリ噛まれてしまってケガをしてしまった」なんて困ったことになっている方、いらっしゃいませんか?

わんちゃんは人間のように意思表示をしたり、体で何かを表現することはできないので、ふざけるにも怒るにも「口」を使って表現します。

人間や物を噛んでしまう前に、噛み癖にしっかり対処したいものですね。

なんで噛むの?考えられる原因とは

ワンちゃんが噛み噛みする原因は、いくつか考えられます。
人間の赤ちゃんも、歯が生えてくるときはムズムズしていろいろなものに噛みつく時期がありますが、子犬も同じように歯がむずがゆくて噛む子がいるようです。

その場合は、子供の歯が大人の歯に生え変わる生後4-7ヶ月くらいの時期に噛み噛みがひどくなるかと思います。

また、フェイスタオルやロープなど、細長いおもちゃや生活用品で遊んでいるときは、引っ張ろうとすると噛みついて離れなかったりしますよね。

警戒心の強い子では、触られそうになると噛む子もいますし、また、自分のえさを横取りされるかと勘違いし、ワンちゃんのご飯の入った食器に手を伸ばすと噛まれることもあります。

警戒心が強く、ガードドッグとしての任務を果たすために家の敷地内に足を踏み入れた人を噛むこともありますし、ワンちゃん同士のけんかの間に入ってしまったら、噛まれてしまいますよね。

もともと産まれつき噛みやすい傾向のワンちゃんもいますし、ワンちゃんが噛んでしまう原因はいろいろあるものです。
まずは心当たりのところから考え、原因を突き止めてみましょう!

ワンちゃんの噛み癖って直るもの?

ワンちゃんの噛み癖は、どうやって直せばよいのでしょうか?
実は生後3ヶ月まで親や兄弟と過ごしたワンちゃんは、親兄弟から噛んだら痛いといったこと、強くかんではいけないといった社会性を身に着けてくれるので、3ヶ月以降に子犬を譲ってもらうのがベストなのです。

ワンちゃんの噛み癖を直すには、まず「噛んでよいものと悪いものの区別を教える」ことが必要になります。

噛んではいけないものを噛んだときは、ワンちゃんが嫌なこと、不快に思うことが起こることを教え、逆に噛んではいけないものを噛まないで我慢できた時は、ご褒美を与えるといった方法が有効です。

今まで噛みついてきたときに、ワンちゃんを叩いたりしてしまった方は、それによって逆にワンちゃんは「手は危険だから噛みついたほうが良い」と覚えてしまったかもしれません。

そうならないためには手に遊びで噛みついてきたときに、わざと大きな音を出すなど、噛みついた際に不快になることが起こると覚えこませることです。

散歩が大変!引っ張り癖のあるワンちゃん

お散歩をしているとき、たまに見かけるのが、引っ張り癖の強いワンちゃんです。

引っ張り癖の強いワンちゃんは、飼い主さんがしっかりリードを持っているため首が締まってしまっており、ゼェゼェいっていたり、さらには2本足で歩いている状態になるほど引っ張ったりしています。

小型犬ならまだしも、大型犬だと飼い主さんも危険ですよね。
子犬のころから、お散歩のときに飼い主さんよりも先を歩いてはいけないということを徹底的に覚えてもらう必要があります。

引っ張り癖の原因とは?

ワンちゃんがなぜ引っ張ってしまうのか・・・といえば、ワンちゃんは好奇心が旺盛で、また外の世界が楽しく興奮してしまっているからなのです!

ストレスが溜まっているワンちゃんも引っ張りますし、飼い主さんがリードを引っ張り気味だと余計自分も引っ張ってしまうなんて悪循環に陥るケースもありますね。

また、マーキングを早くしたくて引っ張ってしまう子もいて、飼い主さんに対しても「早く早く!」と思ってしまっています。

そして困ったことに、引っ張ると飼い主が自分の思い通りに動いてくれるということを学習してしまい、自分が散歩のリーダーと勘違いしてしまうことも!

引っ張り癖は、どうにかして治したいものですね。

引っ張り癖をなおすには?

引っ張り癖をなおす方法として有効といわれているのが、「ワンちゃんが引っ張ったら、その時点で飼い主さんは立ち止まる」という方法です。

ワンちゃんは一生懸命引っ張ろうとするでしょうが、負けずに動かないでくださいね!
さらに、ワンちゃんが引っ張ったら、真逆の方向に飼い主さんが向きを変え、リードを引っ張って歩き出す、という方法もあります。

ワンちゃんがすぐに飼い主さんの方向に向き直り、また走って引っ張り出すかもしれません。
そしたらまた、飼い主さんは向きを変えて対応します。

この方法では、なかなか前に進めないと感じるかもしれませんが、「立ち止まる」「真逆を歩き出す」を使い、ワンちゃんにリーダーは飼い主さんということを覚えこませましょう!

飛びつき癖のあるワンちゃん

うれしくてうれしくて、飼い主さんや知り合いに飛びついてしまう癖のあるワンちゃんもいるかと思います。

散歩中、向こうから自分の家族がやってきた!
そんな状況になったら、引っ張る+飛びつくのダブルの癖で飼い主さんを困らせる子もいるでしょう。

もちろん、ほかの犬に飛び掛かってしまうといった危険な飛びつき癖のある子もいますし、小さな子供に飛びついてケガをさせてしまったという事故もたまに耳にしますよね。

ワンちゃんの飛びつき癖とはしっかり向き合って、なおしてあげたいものです。

飛びつく原因って何?

飛びつく原因として考えられるのは、「うれしい」「興奮している」「臨戦態勢」がほとんどでしょう。
ストレスが溜まっていると、やはりイライラしてほかの犬に飛び掛かってしまう子もいますし、逆に興奮しやすい性質を持っている子もいます。

飛びつき癖は、飼い主さんが治してあげないと思わぬ事故・ケガにつながることも。

飛びつき癖をなおすには?

飛びつき癖を直すには、まずは基本的な「服従」のしつけができていないといけません。
「おすわり」「まて」は、しっかりできていますか?

基本的な服従のしつけができていれば、飛びつき癖を直す一番手っ取り早い方法としてお勧めなのが、飛びついた瞬間にワンちゃんにとって不快なことをし、罰を与えることです。

不快なこととは、大きな音を突然出す、犬のしつけ用のスプレーを使用するなどです。
代わりに、飛びつかずにお座りの指示を聞くなど、ワンちゃんが我慢できた時には必ずご褒美を上げたり、ほめてあげてくださいね。

ウンチで遊ぶ・ウンチを食べる癖のあるワンちゃん

なかなか他の人に言いにくい癖なのが、ウンチを食べる癖のあるワンちゃんの話です。
「うちの子はよく吠えて困っている」は、「うちの子はウンチを食べてしまって困っている」という癖よりもアドバイスを求めやすいですよね。

ウンチで遊んだり、ウンチを食べてしまったりするのはなぜなのでしょうか?

ウンチを食べてしまう原因は?

ウンチをした後、すぐ片付けずに置いておくとウンチに興味をもって遊んでしまう子もおり、また、神経質ではない遊びたい気持ちが勝っているワンちゃんは、やはりウンチで遊んでしまったり、食べてしまったりすることがあるようです。

また、ご飯が足りない、栄養が足りていない、消化しにくい食べ物を与えている、といった場合などにもウンチを食べてしまうことがあるといわれています。

ウンチを食べるのをやめさせるには?

ウンチを食べてしまう子には、まずは食糞を防ぐスプレーを振りかけてみましょう。
また、フードを増やしてみる、フードを変えてみる、おやつを与えるほか、ワンちゃんのおもちゃを与えて興味をそらすのも効果的です。

暇になるとウンチを食べる子もいるので、ウンチをした後はすぐ片付け、暇にならないように工夫してあげてみてください。

また、お母さん犬は、子犬のウンチを食べることもありますが、そのまねをしている子もいるので、ウンチは、「したらすぐ片付ける」を基本にしましょう!

終わりに

ワンちゃんとの暮らしの中では、いくつかの絶対必要なルールがあります。
それは、飼い主さんがボスであるということを認識させることです!
服従していれば、しつけも入りやすくなります。

とはいえ、服従させるために体罰や強制的に厳しくするだけでは、ワンちゃんとの絆は育ちませんよね。
叱るところは叱る、褒めるところは褒めるを、愛情深く辛抱強くおこなう。

さらに、しっかり外の世界を体験しなかったワンちゃんは問題行動を起こしてしまうトラブルメーカーさんになりやすいので、いろいろお出かけして、子犬のうちから「社会」の存在を教えてあげるのがベストな方法といえるでしょう。

無駄吠えしやすい子、興奮しやすい子、噛みつきやすい子、好奇心旺盛な子など、犬種によっては平均的にこういった特性を持っている子がいます。

もちろん、吠える犬種といわれている子でも、そんなに無駄吠えがないということもありますが、まずワンちゃんが家にやってきたら、よく観察し、どんな子なのかを知ることが大切です。

ワンちゃんの特性をよく理解し、ベストなしつけを行うことで、ワンちゃんの問題行動をうまくコントロールすることができるのです!





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