ワンちゃんとのお散歩が気持ち良い春！
初めてワンちゃんを飼ったという初心者の方から、ワンちゃんはもう何代にもわたって飼っているというベテラン飼い主さんまで、春のお散歩ほど楽しいものはないのでは？

まだまだ愛犬に手を焼いている飼い主さんも、きっとたくさんいらっしゃるでしょう。
「お散歩に行くと、周りのワンちゃんや人にほえまくって大変！」など、飼い主さんを手こずらせちゃっているやんちゃなワンちゃんもいるかもしれませんね。

ここで気になるのが、お散歩デビューやお散歩全般におけるノウハウです。

“仔犬の時は、どのくらい散歩をさせても大丈夫なの？”
“お水は持参するべき？”
“トイレはどうしよう？”

そんなベーシックな疑問にお答えしつつ、初心者飼い主さんにお散歩のマナーをより深く知っていただき、お散歩デビューを楽しいものにするためのお手伝いをさせてくださいね！
もちろん、ベテラン飼い主さんも一緒にお散歩のときやったほうが良いことや、やらないほうが良いことなど、「お散歩」について考えていただけたら幸いです。

＜お散歩デビュー前の必須事項＞

「外も暖かくなったし、そろそろお散歩デビューしていいかも？」
となったら、必須事項として確認したいのが”必要なワクチンは摂取済みか”ということです。

ストレス解消や健康のためにも、ワンちゃんにはお散歩がとても大切です。

ペットショップやブリーダーさんからワンちゃんを買ってくると、「お散歩のデビュー時期について」のお話もあるかと思いますが、仔犬のワンちゃんのお散歩デビューにはワクチンを打っているということが必要最低限の必須条件なのです。

ワクチンなしで外を歩かせてしまうと、感染症にかかってしまうリスクも上がり、危険！
もしまだワクチンを接種しておらず、またワクチンを接種はしたけれどお医者さんからはGoサインが出る前ということでしたら、飼い主さんが抱っこして庭やベランダで日向ぼっこさせてあげるくらいにしておきましょう。

ワクチン接種後どのくらいしたら散歩できる？

ワクチンを接種した後の散歩デビューの目安は、およそ９０日といわれております。
産まれてすぐワクチンを打ってもらっても、３か月間は外を歩けない、ということになるわけですね。
それまでは辛抱しましょう！

＜お散歩デビューまでのステップ＞

お散歩デビューの日が近づいてきたら、ちょっとずつ下準備を始めてみましょう。

〇大きな音に慣れさせる
お散歩デビューの日、いきなり外を歩かせてしまってはワンちゃんもビックリしてしまいますよね。
家の中でDVDなどを見る時は、ちょっとだけ大きな音にして音に慣れさせてみたり、救急車が通ったら窓を開けてその音を聞かせてみましょう！

〇外の世界で歩き出す前に
さらに、天気の良い日はベランダでちょっとだけ外の空気に触れさせてみましょう。
抱っこでお外を5分程度散歩してみても、ワンちゃんが外の世界に徐々に慣れるので良いかと思います。
ドッグランなどにも抱っこで連れて行って、世界にはたくさんのワンちゃんがいることにもぜひ気づかせてあげてくださいね。

〇リードやハーネスの準備
お散歩デビュー前の楽しいお買い物が、リードやハーネスなどの準備です。
首輪に合う可愛らしいリードや、ハーネスを購入してください。
いろいろな種類のものがありますので、ピッタリ合うものを購入するのが大切です。
さらに実際にリードをつけたりして、リードに慣らしてあげることもとても大切です！
初めてのお散歩の際には、リードを付けることを嫌がったりするものですが、家で慣らしておけばスムーズですよ。

〇指示はどのくらい通る？
お散歩デビュー前に確認しておきたいのが、飼い主さんの指示がどのくらい理解できるかということです。
もちろん、子犬の場合、飼い主さんの言っている言葉の理解は難しいかもしれませんが、「待て」や「おいで」の指示が通ると、ぐっと散歩が楽になります。

お散歩バッグの中身は？

お散歩デビューの日、何を持って歩けばよいのでしょうか？
初めてのお散歩であれば、短めに切り上げて帰ってくるかと思いますが、それでも準備は万全にしておきたいもの。
ぜひ、お散歩バッグの中身を参考にされてみてくださいね。

お散歩バッグの中身

・水：
ペットボトルに水を入れていきましょう。
お散歩途中で飲むことがあるかもしれませんし、またワンちゃんがおしっこをした際に、そのおしっこにかけて流すために便利です。

・小さなプラスチックカップ：
ワンちゃんが散歩途中に水を飲む際に、１つあると便利です。

・ウェットティッシュ：
万が一、ワンちゃんの足がドロだらけになってしまったときや、うんちが柔らかめでお尻についてしまった時など、１つバッグに入れておくと便利です。

・ビニール袋/小さなごみ袋
ワンちゃんの排泄処理は、飼い主さんの最低限のエチケットです。
ワンちゃんが慣れているトイレシートやトイレットペーパーもあると、とっても便利です！

＜お散歩デビュー中に気を付けたいこと＞

お散歩デビューのときは、何に気を付けたらよいのでしょうか？

周りに目を向ける！

「お散歩デビューの際には、うちの子しか目に入らない！」
もちろん、それは自然なことですが、ぜひ周りの状況にも気を付けてあげてくださいね。

ほかのワンちゃんとの関わり以外にも、子どもたちなど人間にも注意を向けて、ワンちゃんが安心して歩けるよう様子を注意深く観察してあげましょう。

怯えている様子が見受けられたら、抱っこして安心させてあげてください。
車にも気を付けてあげましょう！

食事の前、トイレの後に散歩に出かける

仔犬のお散歩デビューの際には、家でトイレを済ませてから出かけること、また食事の前に散歩に行くことが良いとされています。

散歩の時間帯を決める

毎日決まった時間帯に散歩に行ってあげるのが、ワンちゃんにとってはベストです！
朝、学校や会社に行く前、また夕方帰宅してから外に出すのが一般的ですよね。
少し大きくなったら、散歩の時間帯をちょっとずつずらしたり、バラバラにしてみましょう！

あんまり習慣化されてしまうと、散歩の時間に吠えて知らせるなど、万が一散歩に行けないときに困った行動をされてしまうことになりかねませんからね！

どのくらいの散歩時間が必要？！

仔犬のお散歩デビューでは、どのくらいの時間出してあげたらよいのかちょっと心配になりますよね？
特にお散歩デビューの日は、すべてが刺激的で、いろいろな匂いをキャッチするのであっちへ行ったり、こっちへ行ったりとなかなか前に進めないかもしれません。

まずは家の前の人通りや車どおりが少ない安全な場所で、１０分から１５分程度出してあげてみましょう。
生後半年に満たない子であれば、２０分弱の散歩時間でも足りるといわれています。
生後半年以上たった子であれば、３０分くらいを目安にお散歩してあげると丁度良い運動量になります！

どのくらいの距離を歩かせる？

散歩デビューから生後半年くらいまでは、そんなにたくさんの距離を歩く必要はありません。
ほかのワンちゃんとの接触も、生後半年以降がベストとされていますので、ほかのワンちゃんが来たら抱っこしてワンちゃんにほかのワンちゃんの存在を感じさせてあげるだけで十分でしょう。

おやつは必要？

お散歩に行ったからと言って、ご褒美におやつをもらうのはちょっと変ですよね。
成犬になってから遠出する際におやつを持参するのは「あり」ですが、子犬で近所をお散歩するだけであればおやつは基本必要ないと考えてよいでしょう。

仔犬にお散歩は本当に必要なの？

仔犬にお散歩って、本当に必要なのでしょうか？
実は、仔犬たちにとって社会性を身に着けたりするために、お散歩は重要な役割をしているのです。
お散歩でたくさんの経験をさせてあげて、ぜひ自分でいろいろ考えることのできるワンちゃんに育ててあげてくださいね！

おわりに

仔犬ちゃんたちにとっては、お散歩デビューは「外の世界への第一歩」です！
とても大切な人生の経験の１日目となります。

お散歩デビューの際には、必ずワクチンを打ってから３か月経って獣医さんの許可が下りてからいくこと、また初めてのお散歩デビューを成功させるためにも、お散歩デビュー前にいろいろ下準備をしてあげることで、楽しいお散歩デビューになること間違いなしです！

これから楽しい人生を共に生きていくパートナーとなってくれる、ワンちゃんたち。
ぜひ、お散歩デビューが良い思い出になるよう、参考にしてみてください♪

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