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意外と気付かない愛犬の老化
大切な愛犬の老化のサイン、実は見逃してしまう方が多くいらっしゃるようです。
いつまでも元気に走り回っていると思っても、実際には体の中では老化が始まっていたりするのです。
愛犬に長生きしてもらうためには、私たちはどんな老化のサインに気が付いてあげるべきなのでしょうか?
愛犬はどのくらいの年齢から、老化し始めるのでしょうか?
ここでは愛犬の老化のサインとその対策についてご紹介しています。
愛犬の老化のサインってどんなものがある?
犬は何歳くらいから、老犬といわれるようになるのでしょうか?
それは、犬種にもよりますが、だいたい7~8歳頃から一般的にシニア犬ということになっています。
ただ、年齢よりも老化のサインを見逃さないようにしたいところです。
愛犬は年を取ると、どのようなサインを出してくるのでしょうか?
犬の老化に伴う気になるサインをチェックしてみましょう!
・散歩を喜ばなくなった:
犬は三度のご飯より散歩が好きな動物、ともいえるかと思います。
そんなワンちゃんが、いつの日からか「散歩」と聞いてもそんなに喜ばなくなってしまった。それは「老化」の大きなサインです!
・体を動かすのがゆっくりになった/不自由になってきた:
体を動かすのがゆっくりになった背景には、老化による筋力の衰えや関節のトラブルなどが隠れているかもしれませんね。
・いつも寝ているようになった:
人間のお年寄りもそうですが、ワンちゃんも老化が進むと寝る時間が長くなります。
さらに、耳が遠くなっていたりすると、物音がしても熟睡していることも!
・性格が頑固になった:
なんとなく頑固さや反抗的な態度、感情の起伏が激しくなってきたなと感じることがあったら、老化のサインかもしれません。
・遊んでくれと寄ってくることが減った:
遊ばないのは老化のサインの1つです。
好奇心が薄れてくると、老化が始まってきたのかなというサインと取れるでしょう。
・咳や息が苦しそう:
犬は加齢に伴い、呼吸が荒くなってきたり、咳が出やすくなることもあります。
老化以外にも病気が隠れていることがありそうですね。
注意深く見守りましょう。
・毛に艶がなくなった/薄くなった:
犬の老化に良く現れるサインです。
人間も頭髪が薄くなったりしますよね。
犬も白髪が混じるようになったりします。
・寒いのが苦手になった:
年を取ると寒いのは苦手になります。
住環境を工夫してあげましょう。
・耳が遠くなった/嗅覚が鈍ってる?
老化のサインとしては、人間と同じです。
嗅覚も鈍ってきてしまいます。
・前よりも口臭が気になる:
老化してくると、口内環境が悪くなり口臭もきつくなる傾向があります。
老犬におすすめの食生活と気を付けたいポイント
人間同様、犬も老化すると食生活に気を付ける必要があります。
人間のお年寄りは、食事量が減るために高カロリーのものを食べさせる工夫が必要ですが、犬の場合は逆にカロリーの取りすぎや運動不足などによる肥満に気を付けなければなりません。
そのため、総摂取カロリーと食事の質を見直すことが大切です。
肥満になってしまうと、糖尿病や白内障、心臓病発症のリスクが高くなり、さらに関節炎など骨や関節の病気にかかりやすくなります。
さらに人間同様、高脂血症、脂肪肝、高血圧といった生活習慣病にも注意しなくてはなりません。
どんな食生活に切り替えるべき?
老化のサインが現れたら、まずはいつも食べさせているフードの量を制限する必要があります。
ドライフードをダイエットフードに切り替えるだけでなく、フードの質にも注目してみましょう。
生肉などから酵素や必要なビタミン、ミネラルを摂取し、運動をして代謝を挙げれば健康的にカロリーを燃焼することができます。
老犬は無理な運動はお勧めできませんので、フードを工夫し痩せやすい状態に導いてあげることがおすすめです!
また老犬の筋肉のためには、たんぱく質とビタミンDが摂取できるフードを工夫してみましょう。
特に良質のたんぱく質、アミノ酸など栄養素がバランスよく含まれ、低脂肪のお肉としては馬肉がおすすめです。
:フードにサプリメントをプラスαしてあげましょう!
老犬のフードには、栄養が詰まったサプリメントなどをプラスαして栄養バランスを考えてあげたいですよね。
老犬には、どんなサプリメントがよいのでしょうか。
・タウリン:
特に肥満が気になるワンちゃんには、タウリンを配合するのがおすすめです!
タウリンには、肥満になりにくくしてくれる作用や、肝臓・心臓といった大切な臓器の機能の強化、疲労回復効果、コレステロール低下作用などが期待できます。
・コンドロイチン・グルコサミン:
足腰の関節炎の予防にもなるといわれている成分ですので、サプリメントに混ぜてあげたい栄養素です。
・オメガ3オイル:
オメガ3は、DHAやEPAという成分が世間一般によく知られています。
オメガ3脂肪酸は体の中で作ることができない脂肪酸のため、食事から摂取する必要があります。
摂取することで、皮膚・被毛、眼・の健康維持や心臓・血管・血液・脳・足腰の健康維持、コレステロールのバランス維持や新陳代謝を促進してくれる効果が期待できますので、老犬にはピッタリなのです!
さらに、2005年の動物エムイーリサーチセンターの研究によれば、なんと認知症を患った犬にオメガ3を与えると、76.4%の犬に症状の改善が見られたという結果が出ています!
犬にとっては亜麻仁油といった植物性オイルよりも、魚などから取れるものが代謝の構造からおすすめです。
犬用のものが安心ですね!
・ BCAA(分岐鎖アミノ酸):
運動機能のサポートをしてくれる栄養素がBCAAです。
必須アミノ酸(バリン・ロイシン・イソロイシン)のBCAAは、残念ながら体内で作ることができません。
そのため、食事から摂取することが大切なのです。
運動などにより筋肉が分解して放出されたアミノ酸を補給してくれる作用があり、体の疲労回復を助けてくれる働きが期待できます。
老犬にはどんな住環境を与えるべき?
人間も年を取ると、玄関の階段をスロープにしたり、バリアフリーの床にしたりと、老化に合わせて変えていきますよね。
老化が気になるワンちゃんもまた、住環境も整えてあげる必要があります。
足腰が弱ってくるので、フローリングや畳にはカーペットを敷き、タイル張りにしてあげて滑ってしまうのを防止してあげましょう。
また、ソファーやベッドなどには階段などをつかい、降りやすいようにしてあげてください。転倒防止になります。
歳を取ったワンちゃんにとって階段の上り下りは危険になりますので、ゲートなどを付けて通れないようにしてあげたいものです。
老化とともに寒がりにもなりますので、ワンちゃんの寝る場所、特に寒い冬には暖かくなるよう工夫してあげてくださいね!
老化のサインを見つけたら気を付けたい病気とは?
人間も年を取るといろいろな病気にかかりやすくなるように、犬も加齢とともにいろいろな病気を発症しやすくなるものです。
それでは、犬は年を取るとどのような病気にかかるのでしょうか?
例えば、老犬の発症しやすい病気には、筋骨格系疾患と、内分泌疾患、認知症などを挙げることができます。
それから眼のよくある疾患としては、加齢性白内障にも気を付けたいものです。
筋骨格系疾患って何?
筋骨格系疾患とは、椎間板ヘルニアや関節炎などの病気を指します。
例えば、椎間板ヘルニアでしたら、背骨と背骨の間に衝撃を吸収するクッションがあり、そのクッションがペシャンコになってしまうという症状です。
交通事故や怪我、肥満もリスクを高めますが、シンプルに老化でも椎間板ヘルニアになります。
最近ヨタヨタとしていたり歩き方がおかしいなと感じたり、運動や散歩を嫌がったり、足を引きずる、立ち上がるときにフラフラするなどのサインが出たら気を付けましょう。
椎間板ヘルニアの予防としては、肥満にならないよう適正体重を維持することといえるでしょう。
犬の内分泌疾患って何?
内分泌疾患とは、糖尿病などの疾患を指します。
糖尿病の場合は、尿の量や回数が増えたり、水分を欲しがるようになったり、食欲が爆発したりするのがサインといわれています。
さらに、毛艶がなくなってパサついてしまったり、皮膚が乾燥しているように感じられたら心配です。
早食い・ドカ食いが習慣化しないよう、心がけてあげましょう。
ミニチュアシュナウザー、ビーグル、ダックスフント、プードルは特にかかりやすい犬種ということがわかっていますので、注意してあげてください。
加齢性白内障って何?
白内障は、目が白く濁ってくるので気が付かれるかと思います。
老化により発症する白内障は、加齢性白内障といい、犬の場合は中年期に入ったくらいから徐々に進行し、放っておくと失明することもある疾患です。
歩き方がぎこちない、モノにぶつかってしまう、段差に気づかない、といった症状が見えたら、注意しましょう。
犬の認知症って何?
犬の認知症は「認知機能不全症候群」といい、加齢のせいで脳機能が衰えてしまう疾患です。認知症を発症すると、どんな状態になるのでしょうか?
よくある症状としては、昼夜逆転してしまったり、夜に無駄吠えをしてしまうことでしょう。狭い隙間に入り込んで出てくることが出来なくなってしまう、方向感覚がおかしくなってくる、さらにはトイレがうまくできなくなってしまうといったことも、犬の認知症ではよく見られます。
また、愛犬が何事にも無関心になってしまったと感じたり、認知症のせいで狂暴化してしまうことで、大切な家族との間に距離ができてしまうといったことも起こります。
それ以外にもグルグル回る、甘えてくる、夜鳴きする、徘徊する、フラフラする…といった症状が見られたら、認知症を疑いましょう。
予防としては、散歩コースを変えてあげたりして、脳に刺激を与えるように普段から心がけてあげることです。
DHAやEPA(不飽和脂肪酸)などが含まれるオメガ3も積極的に取らせて、脳に栄養を送り込んであげたいものです。
認知症予防のためには、また認知症の症状を軽減するためにも、血液がサラサラになるように機能性栄養素もフードに取り入れ、脳の血流を促進させてあげてください。
長生きのヒントは腎臓にあり!?
ワンちゃんたちの老化が進むと、心配なのが腎疾患です。
そこで、目を向けたいのが腎臓にやさしい食事です。
腎臓に負担のかからない食事を与えることで、腎疾患の予防・軽減を目指しましょう!
腎臓ってどんな働きをするの?
腎臓は、体の中の老廃物を尿と共に外に押し出してくれます。
そのため、腎機能が低下してしまうと、老廃物を上手に体外に出せなくなり、老廃物が体の中に残ってしまうことになります。
慢性腎不全など、症状が出にくくゆっくり進行する疾患の予防のためにも、更年期に入ったワンちゃんたちには腎臓にやさしい食事を工夫してあげてくださ。
腎機能が低下してくると、食欲が落ち元気もなくなり、尿が頻繁に出るようになります。
また、水をよく飲んだり、嘔吐したり、毛づやが悪くなったりと、弱ってきていることに気づかれるかもしれません。
末期になってしまうと、体重が減り、貧血といった症状が見受けられ、尿毒症を発症したり、痙攣、昏睡状態といった重篤な症状を引き起こします。
腎臓にやさしい食事ってどんなもの?
腎臓に負担のかからない食生活とは、どういったものを指すのでしょうか?
腎臓には質の良い肉など、高品質のたんぱく質は欠かせません。
高たんぱくの食事は、健康なワンちゃんにとってはベストフードといえるのです。
そのため、まだ腎臓病を発症していない子に関しては、高品質のたんぱく質を与えることで、腎臓病の発症を予防する効果が期待できます。
高品質のたんぱく質であれば、犬の体にとって消化しやすいたんぱく質ため、余分なものが残りにくいです。
ところが、腎臓病をすでに発症しており、獣医師にたんぱく質の摂取を制限させている場合は、高タンパクな食生活は避けなくてはなりません。
腎機能を悪化させてしまう栄養素として知られているのが、「リン」という栄養素です。
リンは、骨格や歯の形成、細胞を作るためにも必要な私たち人間にとっても大切な栄養素ですが、腎機能が低下している犬にとってはリンの摂取が命取りにもつながりかねません。
というのも、腎機能が不十分だと、体内に残る余分なリンを排出できなくなってしまっているからなのです。
そしてリンが蓄積されてしまうと、腎臓病を悪化させるということがわかっています。
質の良いたんぱく質なら「肉」が一番ですが、肉にはリンが多く含まれているため、品質のよい肉でも気を付けなくてはなりません。
肉の脂肪部分はリンの冬雨量が少なく、高エネルギーのため、腎臓の弱ったワンちゃんには与えてあげたいフードといえるでしょう。
腎臓が心配な子、老化が進んできた子には、オメガ3も積極的に取らせてあげたい栄養素です。
オメガ3の摂取はどんな効果が期待できるの?
オメガ3は認知症にも効果的なことが知られていますが、実は老化のせいで腎機能がだんだん弱ってきている子にも、オメガ3の摂取が効果的といわれています。
というのも、オメガ3の効能としては腎臓の炎症を抑えてくれたり、腎臓への血流を改善してくれたりする効果があることから、腎臓病の悪化を防ぐ効果が認められているからです。
老化が気になるワンちゃんには、認知症予防・腎臓疾患予防のためにも、オメガ3を与えてあげたいものです。
終わりに
愛犬の老化は、私たちの見えないところで日々少しずつ進んでいます。
その老化のサインを見逃さずに、また老化により発症しやすくなる病気に注意を払いつつ、食事や住環境に気を付けてあげたいですね。
食事では、犬のその時の年齢などによってはフードの、おやつの与えすぎに注意をしつつ、エネルギー摂取量に気を配りましょう。
適正体重を維持し、毎日の散歩で筋肉量の減少を予防し、運動不足にならないよう心掛けてあげてくださいね。
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さらに馬肉は低カロリーのため、体重が気になる愛犬におすすめです。
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