愛犬も風邪をひきます!こんな症状があったら注意してください!

風邪の症状は早く気付いてあげよう

愛犬も人と同じように風邪をひくことがあります。
鼻水が出る、発熱がある、咳がよく出て、クシャミも多いなど、その症状もさまざまにありますから、しっかりと愛犬の状態を見ていてあげる必要があります。
その他にも、呼吸が荒くなることや、食欲がない状態が続いて、元気がない、嘔吐するということもあります。

犬は風邪をひいても、あまりその症状を人に見せるようなことはしません。
出来るだけ元気でいるように見せるところがあります。
これは、野生の本能の習性によるもので、弱っているところを見せると攻撃されてしまうことがあるからです。

ですから、人が気づくぐらいに風邪の症状が出てきているということは、かなり具合が悪いと考えてもいいでしょう。
慌てる必要はありませんが、まずは落ち着いて獣医さんに診察してもらうようにするのがいいでしょう。

人の風邪のイメージと犬の風邪とはまた違うと考えておくべきです。
人の風邪の場合は放っておけば治るというイメージが多く、早く治したければ薬などを考えるということもありますが、犬の場合はかなり深刻な状態になっていることもありますから、獣医さんに見てもらうというのが一番安心でもあります。

風邪が原因で他の病気にかかるということも考えられますから、愛犬が見ていて具合が悪そうだということが分かったら、まずは獣医さんに相談するということがいいでしょう。

そうすれば、何をすればいいのかということも指導してくれます。
点滴などの処置が必要な時は、それをしてくれますし、何より専門家のアドバイスが聞けることで落ち着いて行動をすることが出来るのが大きいといえます。

風邪のフリもするんです

犬が風邪をひく原因はウィルスにあります。
ケンネルコフという伝染性気管支炎が犬がよくかかる風邪なのですが、これは鼻水がでたり、咳がでたりという症状で、人が風邪にかかった時と似たような感じの症状が出てくるものです。

ただ、犬は人ほど咳をしたりすることがないものですから、咳をするようなことがあれば、これはかなり疑った方がいいかもしれません。

上記にも述べましたが、犬が自分の体調の不調を外に出すというのは、本能的に避けているはずなので、それを外に出すということはかなり状態が悪いということを意味しているケースがあるのです。

人の場合でいう風邪と犬の場合のものとはかなり違うということを考えておく必要があります。

ただ、最近はペットとして飼いならされてきている犬が多いためか、自分の体調が悪いことを隠さない傾向も出てきているということがいえるかもしれません。
中には風邪のようなふりをするペットもいます。

子供が風邪のふりをすると、親がいろいろと親切にしてくれるので、風邪にかかったようなふりをするように、ペットも一度いい思いをした経験があると、それを繰り返すということをする場合もあります。

ですから、過去にそうした経験がある場合には、本当に風邪なのかどうか考えてみるのもいいかもしれません。
そういう意味でも専門家である獣医に診察してもらうというのがいいでしょう。

風邪予防にはワクチンを

犬が風邪をひかないようにするには、どう予防すればいいのかというと、まずは混合ワクチンをしておくことがいいでしょう。
これでケンネルコフにかかる確率はかなり低くなります。

風邪はウィルス感染でなるものですから、これを100%防ぐということは出来ませんが、この混合ワクチンによって免疫が出来るので、ケンネルコフ対策としてはかなり効果を期待することが出来ます。

後は人と同じように急激な気温の変化に弱いので、クーラーの効きすぎた部屋から外に急に出すというようなことも避けるようにすべきでしょう。
一日中部屋の中に閉じ込めるのではなく、適度に運動させるということも大切です。
犬も人と同じようにストレスを感じるものです。

このストレスは何もしないでいるとどんどんと大きなものとなっていきます。
特に犬にとって体を動かすということは、精神的なものとも深く関わってくることになります。

犬はもともとは野生にいたときは獲物を探して外を徘徊していたわけですから、こうしたことが出来ないということは大きな精神的圧迫を受けることになるということです。

子犬や老犬への健康管理は大切

犬も子供や老犬になるほど風邪などの病気にかかりやすいことになりますから、より注意をしてあげる必要があります。

発熱を繰り返すようなこともありますから、普段から接していてあげていると、この体調の変化にも気づいてあげやすくなります。
どんな病気でもまずはなんとなく元気がないというような初期症状がありますから、この段階で気づいてあげるということが最も大切なことです。

そして、その段階で獣医さんに診察してもらうことができれば、深刻な状態になる前に症状を改善してあげることも出来る可能性が高くなります。

人と同じように風邪などの対策は予防と早期発見が基本と考えてあげるべきでしょう。
遅くなければなるほど犬にとっても飼い主さんにとってもつらいことになります。