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愛犬が吠える理由を理解しよう
無駄吠えを理解する
犬にとって吠えることは、自分の主張や感情を表す方法のひとつです。
飼い主さんからすると無駄に吠えられる愛犬にはストレスを感じることかと思います。
しかし愛犬の無駄吠えも、実は何らかの原因があるのがほとんどです。
原因が分ると理解が深まり、しつけの役にも立つことでしょう。
どうして吠えるのか
要求吠え
犬が吠える理由としてもとも多いのは要求吠えです。
「ご飯が食べたい」「散歩行きたい」「もっと遊んで」「もっとかまって」「ゲージから出してくれー」など、要求の内容は様々で自分の要求が聞き入れられるまで吠え続けてしまいます。
興奮吠え
「退屈」「遊べない」「運動不足」などのエネルギーが有り余っている状態のときに吠えるのが興奮吠えです。
また、「飼い主さんが帰ってきた」「友達の犬に会って遊びたい」「好きなおもちゃや食べ物を目の前にした」時などにも嬉しくて吠えることがあります。
興奮した犬は問題行動を起こしやすいので早めに抑える、もしくはできるだけ興奮させないようにすることが大切です。
不安で吠え
飼い主さんに相手にしてもらえなかったり無視されているというときに不安を感じ鳴くのが、不安吠えです。
夜さびしくて夜鳴きをするときもこの吠え方をします。
「留守番の時間が長い」「外で繋がれ放置される」場合などによく見られるので、普段からコミュニケーションを取ることが大切です。
恐怖で吠える
驚いたときや音など大きな音に恐怖を感じた時に吠えるのが恐怖吠えです。
人見知りをする犬では、「見知らぬ人が来た」「チャイムが鳴った」「初めて会った犬に対して恐怖を感じた」場合などに吠えることがあります。
恐怖の対象はそれぞれの犬で違うので、しっかりと原因を把握し解決してあげることが大切です。
縄張りアピールで吠える
テリトリーに侵入した相手を追い払い仲間である飼い主さんに知らせるために吠えるのが縄張り吠えです。
郵便配達や宅急便の人などの他人が、自分のテリトリーに入ってきた場合などにみられます。
いきなり窓に向かって吠えている時なども、近くを人や動物が通ったから縄張りをアピールするために吠えています。
痛みを伝えるために吠える
「何かにぶつかった」「患部に触れた」「痛みを感じた」場合などに、キャンと高い声で鳴くのが痛み吠えです。
ケガや病気で痛みが続く場合には、クーンクーン・キューキューなど弱い声で鳴き続けることもあります。
基本的に犬は我慢強いと言われていますが痛みが強いと我慢しきれずに声が漏れるような吠え方をする場合もあります。
このような場合は病気や怪我を我慢している可能性があるので早めに病院へ連れていくようにしてください。
つられて吠えてしまう
犬は本来、群れをつくって生活をしていた動物です。
その名残から他の犬が吠えると、つられて吠えてしまうことがあります。
多頭飼いをしている場合はよく見られる光景でリーダー格が吠えるのにつられて吠えてしまいます。
救急車のサイレン音に反応して吠えてしまうのも、つられて吠えているのと同じです。
吠えることはメッセージ
周りに知らせる意思表示
吠えるからと、叱ったり遠ざけたりはしないでください。
愛犬が吠えることは様々な情報を知らせる意思表示です。
吠えているのは表面的なものなのか、もしくは病気などの内面的な問題を訴えているのかを理解してあげる必要があります。
愛犬と上手に付き合っていくために、日々のコミュニケーションを大切にしましょう。