子供とワンちゃん!素晴らしいパートナーになってもらうためにできること

ワンちゃんが大好きな方だと、ワンちゃんナシの暮らし何て考えられないですよね!
とはいえ、例えば結婚をして、新居を探し、子供ができるとなかなかワンちゃんを飼うタイミングが見つからず、子供のおむつが外れたらワンちゃんを飼おうと考えるお家も少なくはないようです。

昔から映画でも、ワンちゃんと子供の絆を描いたものもたくさんありますし、そのワンちゃんの可愛さと健気さに涙が止まらなかったりもしませんか?
そんな姿を家でも見たい…!
とはいえ、ワンちゃんと子供がいつもベストパートナーでいられるとは限りませんよね。
実はワンちゃんも、子供が苦手だったりもするのです。

そこで、ここでは現在ワンちゃんを飼っていて、これから子供を予定されている方、またはその逆のパターンでお子さんがいてワンちゃんを飼おうか悩んでいる方のために、子供とワンちゃんが素晴らしいパートナーになるためにはどうしたらよいのか、研究してみました。

子供好きといわれる犬種はどんな子?

初めに、子供のいるお家に相性が良いとされる犬種は、どのような犬種があるのでしょうか?
知っておくと、これからワンちゃんを飼うという方には役立つかもしれません。

●ラブラドール・レトリーバー

ラブラドール・レトリーバーは、人懐っこく、穏やかなので子供とも仲良く過ごすことができ、安心して飼える犬種といわれています。

●ゴールデン・レトリーバー

ゴールデン・レトリーバーもラブラドール同様、とてもフレンドリーなワンちゃんで、子供が大好き。
体を動かすことも好きなうえに、忍耐強い犬種でもあるので、子供のベストな遊び相手となってくれるでしょう!

●ボーダー・コリー

コリーも性格がやさしく、おとなしく、穏やかで飼い主に忠実といわれています。
家族を大切にする犬種なので、子供がいても安心して飼えますね!

●ブルドッグ

ブルドッグは怖い犬のイメージがありますが、実は穏やかでフレンドリーな犬種なんです!
人見知りもしない上、甘えん坊でかまってもらえることに喜びを感じるので、子供の良いパートナーになってくれるでしょう。

●シーズー

シーズーは、やさしく、また家の中でのんびり過ごすことも、外で元気に走り回ることも好きなので、小さいお子さんのいるご家庭向きの犬種です。

●キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

キャバリアの性格はおとなしく穏やか!
そのため、多頭飼いにも、小さいお子さんがいるご家庭にもお勧めといわれています。

●ビーグル

実はもともと猟犬のビーグルですが、性格は温厚で好奇心旺盛なので、子供とも仲良く遊んでくれる犬種だそうです。

●ニューファンドランド

ニューファンドランドは子どもが大好きで、子守上手な犬種です。
ちなみに、ピーターパンに出てくる犬のナナは子供たちの子守をしていますが、あの子もニューファンドランドですよ!
非常に穏やかで愛情深く、やさしいワンちゃんだそうです。

すでにお子さんがいるお家にワンちゃんを迎える場合

実は子供とワンちゃんが仲良しなポイントとしては、子供が先に家にいるほうがワンちゃんと子供はうまくいくそうです。

というのも、ワンちゃんは上下関係を大事にするので、子供のほうが先にいれば、自分よりもその子供のほうが上、と思うのですね。
そのため、ワンちゃんも意外とすんなり子供を受け入れることができるのだそう。
お子さんには、ワンちゃんを飼う前に、ワンちゃんとの生活はどんな感じなのか、映画などを見てみましょう。
ワンちゃんに対する興味がグッと高まるのではないでしょうか。

ワンちゃんを迎えるために、みんなでサークルやフードを入れる食器を選んでみたり、ベッドを用意するのはかなりお勧めですよ。
ワンちゃんという家族が増えることを、楽しみにするようになり、またワンちゃんのためにできることをしっかり聞いてくれるようになります。

小さなお子さんには、ワンちゃんが来たらどういった態度を取れば仲良くなれるか、繰り返し教えることが大切です。
ワンちゃんに話しかけるときは小さな声でやさしく話しかけ、やさしく接してあげると仲良くなれることを教えてあげましょう。

また、ワンちゃんがサークルやケージ内にいるときには、ゆっくりしたいサインなので、近くで騒いだり、大声を出さないことを約束させましょう。
小学生以上など、ある程度大きなお子さんであれば、食事のお世話をお願いしたりするのもお勧めです。

ワンちゃんにとっても、この人は良い人だな、とわかってもらえますし、子供たちも責任感というものを覚える良い機会になりそうですもんね。

すでに犬を飼っていて、赤ちゃんがやってきた場合

赤ちゃんが産まれると、どうしても目は赤ちゃんに向きますし、赤ちゃん第一になるのは間違いありません。
ところが、赤ちゃんが産まれる前までは家族中から愛情を一心に受けたワンちゃんは、戸惑いますし、嫉妬します!
兄弟がいて、下に赤ちゃんができた感じとちょっと似ているかもしれません。

赤ちゃんに自分の居場所を取られてしまったような、寂しい気持ちになってしまうこともあるでしょう。
なるべくワンちゃんが寂しく感じないよう、ワンちゃんが甘えられる時間を意識して作ってあげてください。

また、赤ちゃんが自分の意思で動けるようになったら、ワンちゃんは子供が入れないところに逃げられるよう、サークルやケージを用意してあげてください。

ワンちゃんと子供の心配事!

ワンちゃんと一緒に暮らす際、お子さんに注意してもらわないことがいくつかあるのです。
考えらえることを、挙げてみましょう。

→子供が子犬を抱っこしてるときに落としてしまう!

ワンちゃんがまだ生後2-3か月の時、お子さんが抱っこする際には必ず座って抱っこするように教えたほうが良いかもしれません!
誤って落としてしまう、ということがありえますからね。

→子供が遊びの延長で噛まれてしまう!

遊んでいて興奮したワンちゃんが、つい本気でお子さんを噛んでしまうことも!
そういうこともあるんだよ、ということ、興奮しすぎたら落ち着かせてからまた遊ぼう、ということを教えておく必要がありますね。

→ワンちゃんをつぶさないように気を付けてもらう!

またワンちゃんがソファーに座っているときに、何も考えずに子供がドンと座ってワンちゃんをつぶしてしまうことも!
下を見ないで何かに熱中して歩いている子供は、ワンちゃんを踏んでしまったりすることもあるので、注意が必要です。

子どもは加減がわからないですし、ワンちゃんも危機を感じると噛んでしまうこともあるかもしれません。
ある程度子供が大きくなり、お世話ができるくらいになるまでは、ワンちゃんと子供だけにするのをやめましょう。

悪気はなくてもワンちゃんはつい噛んでしまうことがありますし、子供たちもついワンちゃんを踏んでしまったり、落としてしまうということが考えられます。
ワンちゃんを飼う場合は、大人がワンちゃんと子供、両方が怪我をしないように目を離さないようにしなくてはなりませんね。

どうしてワンちゃんは子供が苦手なの?

一般的に、ワンちゃんは子供が苦手といわれています。
映画とは真逆ですね!
どうしてワンちゃんは、子供が苦手なのでしょうか?
ワンちゃんにとって、子供はどのような生き物なのでしょう?

子供って、動きの予想を付けるのが難しいですよね。
突然走ったり、近寄ってきて触ったり、耳を引っ張ったり。
ワンちゃんにとってそれは、怖いことなのです。

大人であれば、やさしい声をかけて撫でてくれるのに、子供は大きな声や奇声を上げて追いかけてくる怖いもの、といった認識があるのかもしれません。
そうなると、ワンちゃんも不安なので攻撃的になってしまいます。
また、ワンちゃんは見つめられるのが苦手なのですが、子供はじっと好奇心旺盛に見つめてしまう傾向がありますよね。

それも居心地悪く感じてしまうポイントなのです。
また触り方が乱暴だったり、遊び方もなかなかワイルドだったりしますよね!
子供たちと一緒に暮らしていないワンちゃんにとっては、やはり「苦手」と思うことでしょう。

さらには、子供たちって同じことを繰り返しやるので、ワンちゃんが対象になってしまうと、ワンちゃんはそれに付き合わされることになるわけで、「しつこくて、鬱陶しい人」と認識してしまうことも!

そんなわけで、ワンちゃんは子供の姿を見ると唸ったり、逃げたりするのです。

ワンちゃんと子供、初対面の時はどうすれば?

ワンちゃんと子供を素晴らしいパートナーにしたいなら、子供たちにいくつか理解してもらわないとならないポイントがあります。
親御さんなど、大人がしっかり教えてあげることが大切ですよ。

見つめない

ワンちゃんと対面するときに、子供に教えておかないとならないことは
「ワンちゃんの目を見つめてはいけません」
ということです。
ワンちゃんが怖がるから、目をじっと見ちゃだめだよ、とやさしく教えてあげてください。
目があったら、そらすように教えましょう。

ワンちゃんの視線の高さにしゃがむ

小さなワンちゃんにとって、高いところから見下ろされるのは不安になるもの。
ワンちゃんと同じ高さになるようにしゃがんで、静かにすることを約束してもらいましょう。

大きな声は×

ワンちゃんは大きな声を出すとびっくりしてしまうから、やさしく小さな声でお話しすることを約束してもらいましょう。

ワンちゃんに子供のにおいを嗅がせる

ワンちゃんが噛まないとわかっている子だとしても、初めはしゃがんで、そっと下の方から手の甲や腕を差し出し、臭いを嗅がせてあげましょう。
お子さんには、「ワンちゃんは匂いを嗅いでどんな人か考えるんだよ」
と教えてあげてください。
いきなり頭を撫でようと手を伸ばすと、噛まれてしまうことがあります。
大丈夫そうなワンちゃんなら、顎の下を撫でるようにしましょう。

ワンちゃんをほめる!

ワンちゃんが赤ちゃんや小さい子どもに対してフレンドリーにしてくれたら、必ずよくほめましょう。
ワンちゃんはそこから、子供にどう接すればいいか学んでくれますからね!

終わりに

いかがでしたか?
子どもとワンちゃん、素晴らしいパートナーになってもらうためにできることといえば、まずは子供がワンちゃんとの接し方を学ぶこと、と言えるかもしれませんね。
また、できればすでに子供がいる家に、ワンちゃんを迎えるのが順序的にはスムーズでしょう。
また、子供好きな犬種を選ぶとさらに良いでしょう。
とはいえどんな犬種でも、大切にしてあげれば絆は育つのではないでしょうか

●参照:
・子どもと犬って仲良くなれる? 子育て世帯で犬を飼うコツ

・小さい子どもがいても犬は飼える!ファミリー世帯向けの犬種とは

・子供と一緒に飼いたい犬種と気をつけること。子供嫌いな(噛む)犬種から仲良しになる犬種まで。