犬とキャンプ!初心者でも楽しめるコツ

「今年こそは、我が家の愛犬とキャンプへ行きたい!!」
「いや、今年は絶対行く!!!」
と、思っているのに、いろいろ考えると気後れしてしまって勇気が出ず、結局家族でキャンプの時にはワンちゃんはおじいちゃんおばあちゃんや、友人知人、ホテルでお留守番、なんて方、いらっしゃるのではないでしょうか。

長距離ドライブはキツイのではないか、吐いてしまうのではないか、トイレはどうしよう、ドッグランで他のワンちゃんと仲良くできるのか、もしかしたらずっと吠えまくってキャンプ場から撤収することになるのではないか…。

心配をしだしたら、キリがないかもしれません。
でも、ぜひともワンちゃんに楽しい思い出をあげたいですよね?

子連れキャンプだって、大変そうだし心配もたくさんあるけれど、楽しいことの方がたくさん!

ワンちゃん連れキャンプも、きっと大丈夫。
というわけで、初心者さんでもワンちゃん連れキャンプを楽しめるコツを徹底的に調べてみました

今年こそは大きな一歩、踏み出してみましょ!

ワンちゃんとキャンプに出る前に知っておきたいこと

ワンちゃんと一緒にキャンプへ出かける前に、最低限知っておいた方がよいことがあります。

<ワンちゃん連れキャンプのルールその①>

ワンちゃん連れのキャンプに出掛ける前に知っておきたいことはずばり、いくらワンちゃんOKのキャンプ場だといっても、しつけのできていないワンちゃん、マナーの悪い飼い主さんは基本的にNGだということです。

飼い主さんの責任としては、ワンちゃんのトイレ問題があります。
ワンちゃんOKのキャンプ場でも、粗相は別!

キャンプサイトはワンちゃんのトイレではないので、ちょっとそこでさせちゃえ、というのは完全にアウトなんです。

そのため、飼い主さんはいつもより頻繁にトイレに連れ出してあげたり、ペットシーツをきれいな状態にしておく必要があります。

それから「吠え癖のある子」もまた、NGとされています。
いつもは吠えない子でも、初めてのキャンプだと興奮してしまって吠えてしまう、何て子もいるんです。

そんな時は、飼い主さんは落ち着いてワンちゃんに接してあげてください。
安心させ、長めに散歩に行き、ここは楽しい場所なんだよ、ということを教えてあげるとよいでしょう。

どうしてもなかなか落ち着かない場合は、飼い主さんと一緒に車の中などで一呼吸。
いつもの自分に戻れるように、配慮してあげてくださいね。

もともと吠え癖のある子であれば、キャンプ前にしつけておかないと撤収する羽目になってしまうかも?

吠え癖はこう直せ!ポイントはずばりオヤツ

ワンちゃんとキャンプへ行くためには、吠え癖があってはNG。
ここでは他のワンちゃんに吠えてしまう場合の、吠え癖の直し方をちょこっとご紹介します。

ワンちゃんが他のワンコを吠えてしまうのは、飼い主さんではなく周りに注意が向いているからなのですね。

そこで、飼い主さんを意識して歩けるように、練習をすることが大切になってきます。
せっかく散歩に出ているのに、飼い主さんを意識して歩かせるなんて、なんだかかわいそうな気もしますが、他のワンちゃんに会った時に飼い主さんに注意を向けることがしつけられていれば、飼い主さんの指示を聞けるようになるのです。

それでは、どうすればワンちゃんの意識を飼い主さんに向けることができるのでしょうか?
そう、答えは「オヤツ」です!

散歩で他のワンちゃんとすれ違う際には、すかさずオヤツを取り出して飼い主さんに意識を向けましょう。

他のワンちゃんが通り過ぎるまで、おやつを使ってお座りや待てができたら素晴らしい!

縄張り意識の強い犬種のワンちゃんは、散歩コースを自分の庭と勘違いしているかもしれないので、いつもとは違う別のルートの散歩コースに変え、他のワンちゃんとすれ違うことがあれば、オヤツ作戦を試してみてください。

<ワンちゃん連れキャンプのルールその②>

ワンちゃんOKのキャンプ場なら、そのキャンプサイトでは自由にワンちゃんを連れて歩けるイメージがあるかもしれません。

「え?犬OKのキャンプ場なら、どこでも犬は連れて歩けるでしょ?」と思われた方!
答えは「NO」でした。

ペット連れキャンプのできるキャンプ場でも、炊事場やトイレといった他の方と共有で利用する場所にワンちゃんを連れて入るのはNGなんです。

ワンちゃんには常にリードを付け、マナーを守ることが求められるんですね。
万が一入ってしまった時には、速やかに出して、居合わせた方に謝りましょう!

ワンちゃん連れキャンプの持ち物は?

ワンちゃん連れキャンプといえば、どんなものを持っていけばよいのでしょうか?

ミニマリストさんには「え!そんなに?」と驚かれてしまうくらい、ワンちゃん連れキャンプの持ち物は基本、多いです。

備えあれば憂いなし、という感じですね。
実際に持っていくべき持ち物リストを下記にリストアップしてみましたので、参考にしてみてくださいね。

<ワンちゃん連れキャンプの持ち物*ワンちゃん専用*>

いつものフードボール
滞在分のいつも食べているフード
おやつ
ティッシュ(多めに)
ウエットティッシュ(多めに)
タオル
トイレシート(多めに。小さいものを持っていき、必要に応じてガムテープでつなげる)
ウンチ袋  (多めに。匂わない袋にしましょう。)
リード
リードをつなげるためのペグ(長めのもの)
ハーネス
ケージ
狂犬病予防注射済票/混合ワクチン接種証明書
常備薬(持病のある子)
ペット用軟膏(獣医さんで処方してもらえます)
クーラーボックス(常備薬や軟膏などを入れておけば安心です)
犬用虫よけ
寒さ暑さ対策(ホッカイロ、ブランケット、クールマットなど)
消臭剤
夏なら蚊取り線香(ワンちゃんOKのもの)
㉑ 雨具(ワンちゃんのレインコートなど)
㉒ 洋服(必要に応じて。抜け毛対策等に使えます)

ウェットティッシュやトイレットペーパーは、飼い主さんも使えるのでたくさんあると便利でしょう。

安心してキャンプを楽しむために…

ワンちゃん連れで安心してキャンプを楽しむためには、準備を入念にしなくてはなりません。

1度体験すれば、持ち物などもリストにしておくと次回の参考になりますし、荷物も工夫してさらにキャンプが楽しくなるように準備できるようになります。

ワンちゃん連れでキャンプを楽しむために心配なのが、マダニ!
ノミ、マダニ、フィラリア対策だけは忘れずに!!

夏であれば、サマーカットにして短めにカットしておいてもらえば、お手入れもらくちんですよ。

夏のキャンプは涼しい時期以外は過酷。
猛暑の時は避けましょう!

キャンプ場でワンちゃんをどうすればよい?

ワンちゃんとキャンプ場へ行ったら、まずはワンちゃんをどうすればよいのかシミュレーションしてみましょう。

テントなどを設営する
まずは、テントなど組み立てるべきものは、ワンちゃん抜きでちゃっちゃと設営しましょう。
ワンちゃんを出してしまうと、そちらに気がとられてしまうので、ワンちゃんは家族や友人の誰かと待っていてもらいます。

ワンちゃんの居場所を作る
テントの中に、ワンちゃんの定位置を作りましょう。
ケージを設置し、ケージの中にはいつも使い慣れているワンちゃんのタオルなどを入れてあげます。
冬なら湯たんぽなどで暖かく過ごせるよう、工夫をしてあげます。
テント内ではなく、タープの下にワンちゃんの居場所を作る場合は、ペットシーツを敷き、ペグで留めて固定します。

ワンちゃんをケージに入れる
ワンちゃんの居場所ができたら、ワンちゃんをケージ内に入れましょう。
まだ知らないところなので、ワンちゃんも興奮状態です。
興奮状態のまま出してしまうと、吠えてしまったりといったことが考えられるので、飼い主さんの隣でケージの中でしばしクールダウンします。

ケージ以外の居場所を作る
ワンちゃんをケージから出した時、ワンちゃんはどこにいればよいでしょう?
ワンちゃんの座る場所、定位置を決めておくとワンちゃんも居心地よく過ごせますね。

フードをひとまとめにしておく
ワンちゃん用のフードやグルーミング用品は、ワンちゃん用のかごなどに入れておくと便利です。
勝手に食べてしまったりしないよう、ワンちゃんの口の届かない場所に設置します。

ワンちゃんをケージから出す
飼い主さんの準備とワンちゃんの気持ちが整ったら、ワンちゃんをケージから出してあげましょう。
リードは必ず、つけたままにしておきます。

さあ、ワンちゃん連れキャンプを楽しみましょう。

飛ぶ鳥跡を濁さず!帰りのエチケット

ワンちゃん連れキャンプから帰る日には、すべての荷物を車に積み込んでから、ワンちゃんが粗相をしてしまっていないか、毛の塊が落ちていないか等を確認し、きれいに掃除します。

基本は、来た時よりキレイにして次の人へ!
マナーとルールを守ることで、みんなでワンちゃん連れのキャンプを楽しむことができるのです

終わりに

いかがでしたか?
キャンプ、いけそうではないですか?

近年、ワンちゃん連れでキャンプのできるキャンプ場はどんどん増加しています。
しかもキャンプ場内には、ワンちゃんがリードなしで自由に走り回れるドッグフリーサイトが設けられている場所もあったりするんですよ。

たくさんのキャンプ場がありますが、「これは!」と思うところを2,3か所ピックアップしてみてくださいね。

併せて、そのキャンプ場から最寄りの動物病院はどこにあるか調べておけば、もっと安心かもしれません!

それでは、いってらっしゃい

●参照
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