インターネットなどで何時間も検索してやっと見つけた、ワンちゃん用のベッド。
柔らかくて、快適そうで、丸洗いできるパーフェクトなベッド!
部屋の雰囲気にも合っているし、予算的にも◎。
実際手に取ってみて確かめようと、ちょっとくらい遠くてもペットショップまで足を延ばして実際に触ってみたりする方もいらっしゃるでしょう。
そんな労力と愛情を惜しみなく注ぎ込んだベッドなのに、飼い主さんの苦労をよそに、家に持って帰った完ぺきなワンちゃん用ベッドをいざワンちゃんの前に置いてみたら、匂いを嗅いで知らんぷり…なんて経験ありませんか?
諦めきれずに、ワンちゃんを抱っこしてベッドに乗せて、「ステイ」と押さえつけちゃったりして…。
けれど、どんな素敵で快適なワンちゃん用ベッドを用意しても、ワンちゃんは飼い主さんの古いベッドのほうが良いと判断しちゃうものです。
人間のベッド以外の、ワンちゃんが快適に過ごせる寝床を用意するのって可能なんでしょうか?
「うちのワンちゃんにはワンちゃん用のベッドを用意しているのに、なぜかいつも私のベッドで寝たがる…」
実はワンちゃんがどうしても大きな飼い主さんのベッドで寝たがるワケは、たくさんあるのです。
その理由を知っておけば、ワンちゃんを飼い主さんのベッドじゃないところで寝かすことにも成功するかもしれませんよ!?
目次
理由その1:ワンちゃんは基本、寂しがり屋さん
ワンちゃんが飼い主さんと寝たがる一番の理由は、シンプルにワンちゃんは寂しがり屋だから。
「なんでワンちゃんは私といつも一緒に寝たがるのか。」
「いつも私の上に乗っかって寝ようとするの?」
ワンちゃんは基本、一匹で寝るのは嫌なのです。
そのため、一度一緒のベッドを許してしまったが最後、ワンちゃんは毎晩一緒に寝てほしがるようになるわけなんです。
自分のベッドで寝なさい、というと、クーンクーンと寂しい鳴き声とつぶらな瞳で嫌がるので、それに寝負けしてしまう飼い主さんは後を絶たないわけなんですね。
確かに一緒に寝ていると、平和で幸せな気分になってしまうのは否めませんよね。
夜は寒い!ワンちゃんも寒いときがあるんです
ワンちゃんが一匹で寝るより、人間の暖かさを感じる場所で一緒に寝たほうが気持ちよく眠れるんです。
ワンちゃんの暖かさが人にとっても心地よいように、ワンちゃんにとっても飼い主さんの体温やぬくもりは気持ちが良いのです。
ワンちゃんのベッドで、一匹で丸くなって寝るよりも、よっぽどいいと思ってしまうのですね。
理由その2:飼い主さんのベッドは良い香り
洗いたてのシーツの匂いって、最高ですよね!
お日様のぽかぽかした香りも、幸せな気分になります。
そして飼い主さんのベッドは、そんな素敵な香りが漂っているうえに、大好きな飼い主さんの匂いもついているわけです。
それは、鼻が良いワンちゃんですもの、飼い主さんと一緒に寝たくなっちゃいますよね。
また、人間のシーツの肌触りも最高というのを感じているのは間違いありません。
理由その3:飼い主さんのベッドは自分の匂いもする!!
飼い主さんのベッドは、ワンちゃんのベッドよりいい匂いがするのは理由の1つですが、もう一つの理由は知らず知らずワンちゃんの匂いが私たち飼い主のベッドにも移っているからなんです。
自分と飼い主さんの匂いが付いたベッドなら、ワンちゃんも安心して眠ることができちゃいますもんね。
理由その4:ワンちゃんは体を伸ばして寝るのが好き
ワンちゃんの中には丸まって寝る子もいますが、(特に寒い冬は丸まって寝ますよね)、ソファーの上では体をビローンと伸ばして寝ていたり、スーパーマンのようなスタイルで床に寝そべって寝ているときはありませんか?
そう、ワンちゃんの中には体を大きく伸ばして寝たい子もいるんです。
そんなワンちゃんであれば、丸まって眠るタイプのワンちゃんのベッドは狭いし、居心地が悪いですよね。
飼い主さんのベッドはたくさんのスペースがあって、ゆったり体を伸ばして眠るのに最適だということをワンちゃんも知っているのです!
理由その5:仲間外れにされた気分になるから
私たち人間には、いろいろなタイプの愛情がありますよね。
家族としての愛情だったり、プラトニックな愛情だったり、彼氏や彼女など恋人に持つ愛情だったり、親が子を想う愛情だったり。
ところがワンちゃんの愛情は1種類。
ただ飼い主さんが大好き!!
なので、飼い主さんのワンちゃんへの愛情は、他の形の愛情と違うということはわかりません。
夫婦の寝室に入れてもらえなかったり、家族と一緒にベッドで寝ることができないのは、ワンちゃんにとっては仲間外れにされた気分になってしまうものなのです。
理由その6:飼い主さんが溺愛しているのをわかっているから!
「ワンちゃんはいつも、だめといっても一緒のベッドで寝たがるのはなぜ?」
の理由の一つは、実は飼い主さんの溺愛ぶりかもしれません。
まるで王子さまやお姫さまのように、ワンちゃんを溺愛していませんか?
そして王子さまやお姫さまが、床で寝るでしょうか…?
そう、人間と同等のレベルはワンちゃんにとって必須なんです!
理由その7:一緒に寝るのはダメとわかっているから
例えばタバコを吸う方であれば、タバコは100害あって一利なし、体に悪いことはわかっているけれど吸ってしまっていませんか。
例えば、誰もいない田舎の見通しの良い道で、信号が赤だったとしましょう。
自分は自転車に乗っていたとします。
赤で渡っちゃいけないのはわかっているけれど、誰も見ていないし、自転車だし、別にわたってしまってもいいかもと信号無視をしたい衝動にかられませんか?
学校に通っているときの保健室のベッドも、心地よかったかもしれません。
みんなが勉強しているのに、自分は寝ているという気持ち。
そんなものに似た、心地よさが漂っているのが飼い主さんのベッドなんです。
理由その8:だって飼い主さんが大好きだから!!
そう、飼い主さんのベッドで一緒に寝たがる一番の理由は、これ以外にないですよね。
「飼い主さんが大好きだから!」
大親友と一緒に寝たい、そんなワンちゃんの気持ちを「ダメ」というなんて、誰も言えませんよね…。
終わりに
いかがでしたか?
ワンちゃんが飼い主さんと一緒に寝たがる理由、お分かりいただけたのではないでしょうか。
ワンちゃんは自分にとって温度が最適で心地よく、安心して熟睡できる場所を眠る場所として選ぶので、一緒に寝る人よりも場所を優先して選ぶワンちゃんもいるんですって!
例えば飼い主さんのベッドでも、暑すぎたり、寒すぎたり、飼い主さんの寝相やイビキがひどい場合は、自分の眠りが邪魔されてしまうのでベッドを降りて床で寝たりということもあるのです。
一緒に寝るのを避けたい飼い主さんは、わざと心地よい場所をベッドの足元などに作っておくと、真夜中に飼い主さんのベッドから降りてそちらのワンちゃん用に整えた場所に移ることもあるかもしれませんよ!
●参照:
・Here’s Why Your Dog Always Wants to Sleep With You
https://www.dogster.com/lifestyle/dog-sleeping-in-bed-with-me