ノミとダニのベストな予防法 2022年版!

ワンちゃんと仲良く暮らしていくために必要なことはいろいろありますが、ペットと暮らすのに心配なことといえば「ノミ」「ダニ」ではないでしょうか。

小さいころにウロウロしている野良ネコや子犬が可愛くて抱っこしたら、何かゴミみたいのが…。

小さくてよく見ないとわかりませんが、よ~く目を凝らしてみるとゴマみたいな虫がくっついているのが見えて、ウワッと鳥肌が立ってしまったなんて経験も!!

ワンちゃんのように密集して毛がみっちり生えているところは、暖かく快適でノミやダニにも住みやすいので知らない間に住み着いているのです!

どうにかノミやダニの侵入を阻止できないものなのでしょうか?
完全に防ぐのは無理でも、何らかの対策をして予防したり、万が一ワンちゃんの体にノミやダニをみつけてしまったらどうすればよいのかも含め、ノミ・ダニの最新予防法を見ていってみましょう!

ワンちゃんにノミやダニが付いてしまうのはなぜ?

うちのワンちゃんは室内飼育だから、ノミはくっつかないはず…
そう思われている飼い主さん、いらっしゃるのではないですか?
実は室内で飼われているワンちゃんもお外に散歩に行ったり、または飼い主さんが知らず知らずどこかでノミをくっつけて帰宅することで、家の中に入ってしまうことがあるんです!

散歩道に落ちているゴミなどは、飼い主さんも気が付いて避けて歩くと思いますが、案外草むらなど普通に通る道にノミの成虫や幼虫、もしくは卵などが落ちていることがあり、小さいので飼い主さんも気が付かないうちにくっついてしまうことがあるんです。

ノミは卵でくっついたとしてもワンちゃんに寄生するわけではなく、ノミが成虫になってから寄生することとなります。
それまでノミは、幼虫・卵・サナギとしてジメジメした暗い場所に潜んでいるのです。

ダニは見た目からも察することができるように、クモの中まで、たくさんの種類が生息しています。
アレルギーの原因にもなる、厄介者なんです。
細菌ではニュースでマダニのことを聞く機会がありますが、ペットだけでなく飼い主さんにも危険なダニもいるのですね。

ダニはもともといろいろな症状を引き起こすわけですが、マダニは怖い細菌やウイルスを持っているので、遭遇を避けたいダニのひとつです。

ご存じかもしれませんが、マダニは草むらなど草木が茂っているところに潜んでいます。
目でも見えますが、散歩の間、いちいち細かく葉っぱをチェックして歩きませんよね。
散歩道に茂みがあるのであれば、できれば冬以外は避けたほうが良いかもしれません。
暖冬の時は、冬でも活発に活動しているとのことですので、気は抜けませんね!

最新版ノミやダニの予防法とは?

ノミやダニを家に連れ帰らない、というのは、散歩に行くワンちゃんにとっては難しいかもしれません。
ノミが活発になるのは、初夏から夏にかけて。

気温の目安では18℃くらいから活発になり始め、27℃くらいまでが一番活発に活動するようですが、13℃あれば生きていることはできるのだとか。
ダニはノミより高めの気温で、25℃~30℃くらい、さらに湿気を好むので梅雨の時期はダニにとっては最高の環境となるそうです。

散歩に行った先で、卵などで室内に連れて帰ってきたノミやダニは見えないところで生息しているので、まだ成虫にならないうちに除去しないとならないわけなのですね!

そのため、こまめにお部屋を掃除し、ノミやダニが嫌いな環境を作ることが大切なのです。
ソファーの隙間や部屋の隅など、日々お掃除を欠かさないようにしたいですね。
また、換気や温度、湿度にも気を配り、ノミやダニが住みにくい環境を作りましょう。
ワンちゃんの寝具などもこまめに選択し、できれば乾燥機などにかけると安心ですね。
お布団を外干しするときは、裏も表もたっぷりお日様に当てましょう!

ワンちゃんのシャンプーもこまめに行いノミ・ダニ予防!

ワンちゃんのシャンプー、ついつい億劫でこまめにされない方もいらっしゃるかもしれませんが、できれば2週間に1回は行い、ワンちゃんの皮膚のチェックもしてあげてください。
ブラッシングを丁寧にするのも、ノミ・ダニ予防に効果的です!

時間があるのであれば、散歩の後はブラッシングすることを習慣づけすると、さらに予防効果はアップします!

また動物病院で相談をすれば、ノミやダニの予防薬を処方してもらうことができます。
金額的にはワンちゃんの体重によって変わってきますが、1回1000円から2000円程度が目安です。
動物病院に行かなくても、市販のノミ・ダニ予防薬を購入することもできますよ。
ペットショップやペット用品の取り扱いのある場所で購入することができます。

目薬のように、ワンちゃんの体に垂らすタイプのものや、首輪につけるもの、スプレーなどから選ぶことができますよ!
とはいえ、ノミやダニの予防薬に副作用が出てしまう子もいるので、気を付けてあげてくださいね。

もともと常備薬を飲んでいる子は、かかりつけの獣医さんに確認するのがベストです。

代表的なノミ・ダニの種類とは?

ワンちゃんを飼っているなら知っておきたいのが、どんなノミやダニに気を付けるべきなのか。
ここでは、ノミとダニの種類はどのようなものがあるのかチェックしてみましょう。

→マダニ
目で見ることができるダニ、マダニはその危険度でも有名。
マダニに噛まれて細菌感染し、亡くなる方のニュースもたまに見かけますよね。
マダニは自然の中に潜んでいるので、草や木のある所なら常にリスクがあると思って間違いなし。
ワンちゃん連れの時は野山や草むら、茂みには入らないようにしましょう。
人間だけでハイキングなどに行かれる場合も、皮膚が露出しない格好を心掛けましょうね!

→ニキビダニ
ニキビダニといえば、なんだかニキビの原因のように聞こえますが、メジャーなダニでワンちゃんの体に寄生します。
ワンちゃんが体調不良など、免疫が弱まると活発化するので、普段は寄生されていても症状は出ません。
体調不良の際に、かゆみや脱毛といった症状を引き起こします。

→ヒゼンダニ
目ではなかなか見えないのがヒゼンダニ。
皮膚の中に潜り込みどんどん奥に入り込みます。
特徴としては、強いかゆみが出て、掻き壊してしまう子も!
悪化すると疥癬症という皮膚病になり、衰弱してしまうワンちゃんもいる怖いダニです。

→耳ダニ
耳ダニはヒゼンダニの一種なので、激しいかゆみが出るのが特徴です。
耳ダニに寄生されると、耳を引っ搔いたり、頭を激しくふったり、また耳を床にこすり付けたりといった様子が見られます。
また、耳垢が黒くてカサカサしたものに変わったら、耳ダニのサインかも?
放っておくと、慢性の外耳炎や中耳炎になってしまうこともあるので、気になったら病院へ行きましょう!

ワンちゃんにノミやダニが!発見した場合の駆除方法ならこれ!

ワンちゃんにノミやダニが寄生しているというのは、どうやったらわかるのでしょうか?
実は、毛が抜け変わる時期、換毛期以外に脱毛する場合があり、そんな時はノミやダニに寄生されている可能性が考えられるそうです。

また、いつも痒がっていたり、湿疹がある場合も、ノミ・ダニが考えられます。
足で顔や体を掻く、前歯で体を噛む、地面に体をこすりつけ痒がっている、肌が点々と赤く湿疹になっている、皮膚がジュクジュクして腫れている、等が症状として見られることもあるので、そんな様子が見られたら動物病院へ。

ノミやダニを目で見てチェックする方法としては、ワンちゃんをブラッシングするときに、ワンちゃんの毛の根元まで細かくかき分けて見ていくと、わかりやすいでしょう。
黒い小さな粒がついていたら、糞の場合もあります!

ワンちゃんのノミの駆除法はこれだ!

ワンちゃんにノミが付いているのを見つけた場合ですが、まずは落ち着きましょう!
そして、目の細かいくしで、ワンちゃんの毛を丁寧に丁寧にブラッシングします。

そしてついついやりたくなってしまいそうなのが、途中で憎っくきノミを見つけたらつぶしてしまうことですが、これはNGなんです。

なぜなら、そのノミがメスの場合、一緒に卵が散らばってしまうから!
想像しただけで鳥肌ものですが…。

見つけたノミ、ノミの糞、卵は、すべて濡らしたティッシュやバケツなどに水をはり、その中に入れて処理することがポイントだそうです。

ガムテープにおいてから挟んでしまうのも手の一つ!
その後は動物病院を受診しましょう。

獣医さんが、ノミのチェックをしてくれた後はノミの駆除剤を処方してもらえます。
その薬を定期的に投与すれば、万一ワンちゃんに新しくノミがついても1~2日以内に死滅させることができるのだとか。

もしワンちゃんがすでにノミアレルギー性皮膚炎などを発症してしまっていたら、併せてアレルギー反応を抑える薬や、かゆみを抑える薬などを処方してもらえます。
また、市販のワンちゃん用シャンプーではなく、皮膚の状態に合わせたシャンプーも処方してもらえるかと思いますので、聞いてみてくださいね。

すでに皮膚が炎症を起こし、かわいそうな状態になっている場合には、ワンちゃんに負担にならない刺激の少ない洗い方などを教えてもらいましょう。

ワンちゃんのダニの駆除方法はこれだ!

ダニがワンちゃんの皮膚に頭を突っ込んでいる姿を見つけたら、衝撃的ですぐに駆除したくなりますが、実はこれ、なかなか厄介なんです。

特にマダニの場合、ピンセットで無理に引っ張ると体だけ取れて、頭はまだ皮膚の下に刺さった状態で取れてしまうことがあります。
なかなか素人では取りにくく、先端の細いピンセットで皮膚の表面に近いところでダニを挾み、力を均等に加えるよう注意しながら上に引き上げる形にしないとダメなんだそうです。

ダニをねじったり、潰してしまうとNG。

そのため、できればダニを見つけたらすぐに動物病院に連絡し、かかりつけの獣医さんに取り除いてもらうのが正解といえるでしょう。
万一自分で取り除いた場合は、自分の手とワンちゃんの皮膚をアルコール、ヨードチンキ、石鹸などでしっかり洗い流し清潔に保つ必要があります。

ひどい感染症にならないよう、飼い主さんとワンちゃん、両方の健康を注意深く観察しなくてはなりません。

ダニを取った後も、潰さず処理するのが鉄則です!
ちなみにマダニの場合は、酢を使った除去法があるそうです。
お酢をコットンに染みこませ、ダニに軽く当てます。
しばらく待つとマダニが口を離すので、それまでは無理につぶしたり、引っ張ったりしないようにすることだそう。
もしマダニが口を離さない場合は、無理に引っ張らないようにして動物病院へ行ってくださいね。

ワンちゃんのノミ・ダニ、飼い主さんへの影響は?

例えばワンちゃんのノミが飼い主さんに移った場合、どのような症状が出るのか気になるところですよね。
ワンちゃんのノミが移ると、ワンちゃんと同じように刺された箇所が腫れ、とても痒くなります。
蚊に刺されたような刺し傷にはなりますが、かゆみは蚊にさされたよりもひどく、長いと1か月もかゆみが続きます。

ワンちゃんのダニが人についた場合、ダニの種類にもよりますが、特に怖いのがマダニです。
ダニは人の皮膚につくと、がっつりかみついて長時間血をつい続けます。
マダニの場合はその際に唾液の中に含まれる「SFTSウイルス」というウイルスが、人の体内に入り込むことがあります。
そしてこれによって、死亡してしまう方がいらっしゃるのです。

発症した場合の主な症状としては、だるさや吐き気、嘔吐、高熱が出るなどといわれています。
咬まれてから発症までは、1週間から2週間程度の潜伏期間があるそうなので、注意が必要ですね。

終わりに

いかがでしたか?
ワンちゃんにつくノミやダニ、よくあることだからと軽く考えていたかもしれませんが、予防したほうがいい理由がわかっていただけたのではないでしょうか。

まずは、寄生されないように、散歩から帰ったら丁寧にブラッシングをする。
・シャンプーは月に2回はしてあげる。
・お家の掃除をこまめに、細かく行い、換気をする。
・散歩では草や木のある所に行かない。
これだけで、かなり予防できるかと思います。
ワンちゃんが常に元気でいられるよう、ぜひ気を付けてあげてくださいね!

●参照:
犬のノミ・ダニ対策まとめ!予防する時期や方法、おすすめの駆除薬まで

犬猫のノミ・ダニにはどう対処すればいいの?原因、予防、対策、駆除方法、ノミ・ダニが原因になる病気を解説します

犬のダニの種類や取り方!症状や人間への影響と酢の効果も

プロが作った肌や環境に優しい。安心・安全ナチュラルなスキンケアシャンプー&リンス!


ナチュラルバブル 100%天然植物性 シャンプー&リンス 60ml~お試し
ナチュラルバブル 100%天然植物性 シャンプー&リンス 60ml~お試しの購入はこちらから