毎日の散歩が気持ちの良い季節といえば、春!
お花も咲きだし、虫たちもなんだか増えているような、そんな春先の散歩は、ついつい足を延ばしていつもより長い散歩になったりしますよね。
葉桜の季節もまた、散歩が気持ちいのです!
ワンちゃんとのお出かけが楽しくなりだす季節が到来となりましたが、実は春には気を付けたい春ならではの危険もあるのです…。
ということで、今回は春にワンちゃんを危険から守るための9つのルールを紹介したいと思います。
目次
ルール1 室内環境をチェックしよう
春の寒暖差にやられている方、手を挙げてくださーい!
実はたくさんいらっしゃいませんか?
なんだか胃腸が優れなかったり、体がだるかったり、家事が億劫に感じたり、仕事行きたくない病が発症してしまったり…。
冬が終わり、やっと気持ちの良い季節になったところでも、春は寒暖差や飼い主さんの転勤やらの季節でもあり、人間にとってもワンちゃんにとってもストレスを感じやすい時期なんですね。
そんなわけで注意したいルール1は、朝晩は冬のように寒く、昼間は暖かい春独特の環境対策をすることとしたいと思います。
昨日は冬のような寒さなのに、今日は初夏のような陽気。
これ、人間にもつらいですが、ワンちゃんにとっても同じくつらい環境なのです。
「寒い」「暑い」と自分の口では言えないワンちゃんですので、飼い主さんが察してあげてくださいね。
電気代は値上がりしておりますが、ここはワンちゃんのためにエアコンを節約しすぎず、温度や湿度に気を配ってあげてください。
寒い日は、サッと着せられるお洋服が活躍します!
エアコン+洋服等で上手に春を乗り切れるよう、気にかけてあげましょう。
ルール2 引っ越した場合の対応:スキンシップを増やす!
飼い主さんが例えば仕事を転職し、心機一転新しい場所に引っ越して1から頑張ることになった…なんていうとき、引っ越しはワンちゃんにとってもかなりのストレスとなります。
引っ越し後にトイレがうまくできなくなって粗相を繰り返してしまったり、不眠になってしまっている。
どうでもよいときに吠えてしまうことが増えたり、変なものを食べさせているわけではないのに下痢を繰り返している。
一人が苦手で後追いがひどい…。
そんなトラブルが発生していたら、ワンちゃんがストレスを抱えてしまった証拠です!
ルールその2としては、ワンちゃんと家を引越した場合はなるべくワンちゃんと一緒にいる時間を作り、スキンシップを意識して増やすというルールにしたいと思います。
トラブルが発生していなくても、引っ越したらスキンシップを増やす。
長い時間一緒に入れるよう、少しでもワンちゃんを気遣ってあげる。
引越しストレスを減らすためには、スキンシップを増やすルールがベストです!
ルール3 春のイベントは羽目を外しすぎない!
ワンちゃんと一緒のお花見、いいですね。
最高ですよね!
春はピクニックも楽しい時期。
ワンちゃんOKの場所を探して、一緒に楽しみたい、そんな飼い主さんに気を付けていただきたいルールその3。
「イベントで羽目を外さない」です!
せっかくの気分に水を差すようなことはどうかとも思いますが、ワンちゃんと一緒に楽しむイベントでは、小さい子供連れと同じ意識でいることが大切かと思います。
ワンちゃんが食べてはNGなものが下に落ちていて、ワンちゃんが食べてしまうといった誤飲など、心配ですよね。
人間は大丈夫でも、ワンちゃんにとっては重い中毒症状を引き起こす食材もありますし、イベントで飼い主さんがいつもよりワンちゃんに注意を向けていないときに事故は起きるもの。
ワンちゃんとのイベントが最悪の思い出にならないように、気を付けましょう!
ルール4 春散歩は植物に注意
春の散歩は最高ですが、危険がたくさんある散歩でもあるんです。
冬の間は枯れていた植物たちが一斉に、芽吹いてきれいな花を楽しませてくれます。
そんな植物の中に、実はワンちゃんが危険な植物があるんです。
好奇心旺盛なワンちゃんは特に、なんでも口に入れてしまいがち。
春の植物で気を付けなくてはならない植物といわれている植物は、下記を参照ください。
念のため、初夏の植物も入れておきますね!
・チューリップ:よだれ、瞳孔の拡大、下痢、血便、嘔吐、呼吸困難などで、最悪の場合は死亡することもあるそうですよ!
・セイヨウキヅタ:嘔吐、下痢、口の渇き、皮膚炎など。
・福寿草:血圧上昇、呼吸困難、心臓麻痺等。
・カーネーション:皮膚炎、胃腸トラブルなど。
・アサガオ:嘔吐、下痢、腹痛、幻覚、反射低下など。
・スイセン:よだれ、下痢、嘔吐、痙攣、血圧の急激な低下、不整脈など。
・アジサイ:呼吸異常、ふらつき、けいれん、麻痺など、死亡する場合もあるそうです。
・イラクサ:よだれ、嘔吐、呼吸困難など。
・シクラメン:よだれ、嘔吐下痢など、球根の誤食では死亡する場合もあるそうです。
・アロエ:嘔吐下痢、腎炎など。死亡する場合もあるそうです。
・ゼラニウム:皮膚の炎症、食欲低下など。
・ヒヤシンスの球根:嘔吐下痢、皮膚の炎症、アレルギー反応など。
これらの植物を散歩道で見かける場合、その場所だけは注意して進みましょう!
ルール5:遭遇したら逃げる!春の生物
春は冬眠からかえった危険な生き物たちが活発に動き出すときです。
例えば、蛇!!
毒蛇はもちろん、毒のない蛇でも噛まれると厄介です。
ワンちゃん連れのハイキングで、山の中や草が生い茂る地帯を通るときには要注意ですよ!
また、春といえばハチ!
怖いですよね…。
ハチは黒いものに攻撃をしてくるなんてありますから、ハチがとまっているからと鼻の頭をワンちゃんが近づけようものなら、刺されてしまいそうですよね!
口に入れても大変!
春の散歩道次第では、そういった生き物からワンちゃんを遠ざけることがルールです。
ルール6:春の肌寒い日でもワンちゃんを車中に入れておかない!
ワンちゃんとドライブ中、ちょっとセブンイレブン…なんて時にワンちゃんを車内に取り残し、窓も開けずに出かけていませんか?
冬は何とかなるかもしれませんが、春は結構な車内温度になることがあります。
ドライブ中も換気をしないと、ワンちゃんが熱中症になってしまう恐れがありますので、ワンちゃんを車内で待たせるのはやめましょう。
ルール7:アレルギーに要注意!清潔を保ちましょう
ワンちゃんもアレルギーになります。
花粉、草、木といった植物から食べ物、ハウスダスト、寄生虫まで、いろいろな要因でアレルギーは引き起こされるわけですが、特に春先は症状が出やすいといわれています。
スギの花粉だけではなく、4月の植物、5月はダニが増え、6月はブタクサ、ヨモギなどなど、毎月いろいろなアレルゲンが出てくるわけなんです。
アレルギー症状が出ないためにも、アレルギーのないワンちゃんも空気清浄機で室内をクリーンに保ち、洗濯物は花粉の時期は室内干しにしたり、寝具等にダニが発生しないよう清潔第一を意識しましょう。
外の散歩ではマダニも心配!
ノミ、マダニ対策もお忘れなく。
ルール8:春のブラッシングはこまめにする
ワンちゃんの多くは、春と秋に毛が生え変わりますよね。
毛の生え変わりの時期は、こまめにブラッシングをし、スムーズに生え変わるようにケアしてあげることが大切です。
というのも、うまく毛が抜けないとフケがたまり皮膚炎を起こしてしまうから。
力強くブラッシングをするのではなく、やさしく、こまめにブラッシングをすることがポイントです!
終わりに
春の危険からワンちゃんを守るための8つのルール、いかがでしたか?
春って楽しいだけじゃなく、気を付けなくてはならないポイントもたくさんあるんですね。
寒暖差は飼い主さんもワンちゃんも体に負担がかかりますし、引越シーズンで住む場所が変われば、やはりそれはワンちゃんにとってもストレスになります。
またイベントやハイキングなどの遠出では、道に落ちているものの誤飲等に注意しなくてはなりませんし、他の生物との遭遇もあり得ます。
ドライブ中に、車内でワンちゃんを放置するのもNGな季節ですし、ドライブ中以外でも熱中症対策をしておくべき季節がやってきています。
春のグルーミングも、こまめにブラッシングを行い、室内を清潔に保ってアレルギー対策をばっちりしておかなくてならないですし、「やることてんこ盛りじゃないですか」と思われるかもしれません!
が、大切なワンちゃんのためです。
ぜひ春のルールを守って、安全に春を、そして初夏を満喫しちゃいましょう。
■参照:
・春に気を付けたい!犬のお世話
・愛犬と一緒に引っ越し!ペットのストレスを軽減させる方法
https://hikkoshizamurai.jp/useful/dog/
・愛犬のための春の注意点