
冬になり空気の乾燥を感じ始めると、お肌のかさつきが気になる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
ワンコの乾燥肌、なんて聞いたことないという方もいらっしゃるかもしれませんが、人間と同じようにワンコたちのお肌や被毛も、冬の間はさまざまなトラブルが起こりやすくなります。
特に注意したいのが「乾燥」と「静電気」。
暖房による室内の乾燥や外気の冷たさ、空気中の湿度低下といった複数の条件が重なることで、ワンコたちの皮膚はカサつきやかゆみを感じやすくなり、さらに被毛には静電気が発生しやすくなるんです。
冬にブラッシングをすると、パチッとくることありますよね?
そこで、冬の間にワンコの乾燥肌と静電気を最大限に防ぐための原因・対策・おすすめケア方法を詳しく調べていました。
目次
冬に犬の乾燥肌が増える理由は?
冬のワンコの肌トラブルの多くの原因は「乾燥」です。
では、なぜ冬になると乾燥肌が増えるのでしょうか。
原因1: 室内の湿度低下
寒いと暖房をつけただけでも幸せを感じますよね!
暖房をつけることで室温は上がりますが、一方で湿度は一気に下がってしまうんです。
湿度が40%を下回ると、ワンコの皮膚表面の水分は奪われてしまうため、皮脂のバランスが崩れるそうです。
皮脂が減るとバリア機能が低下してしまい、かゆみやフケ、赤みなどが起こりやすくなってしまうのですね。
原因2: 冷たい外気による皮膚刺激
冬の外気は乾燥していて冷たく、散歩中に風が皮膚に当たるとさらに乾燥が進みます。
特に短毛種やシングルコートのワンコたち(チワワ、ミニピン、イタリアングレーハウンドなど)にとっては、ご想像の通り被毛で守られにくいため、乾燥の影響を直に受けやすい傾向があるのです。
原因3: シャンプーやお湯の使い過ぎ
外が寒いと、シャンプーをするお湯も熱めにしていませんか?
お湯が暑すぎると、ワンコの皮脂も過剰に洗われてしまい、かえってお肌の乾燥が悪化してしまうこともあるんです。
シャンプーの頻度も、お肌のバランスを保つうえでよく考えなくてはいけないですよね!
掛かりつけの獣医さんに相談したりと、その子に合った頻度で清潔を保ってあげましょう。
静電気がワンコに与える悪影響とは?
冬の静電気って怖いですよね。
ワンコにとっても静電気ってストレスなんです。
ほかにも静電気は、ワンコにさまざまな悪影響を与えます。
→被毛のもつれ・毛玉
静電気が発生すると、毛がもつれて絡まりやすくなったり、ブラッシングをしたときに毛玉ができてワンコにとってブラッシングがつらい時間になってしまこともあります。
また、毛玉ができることでお肌の通気性が悪くなり、皮膚が蒸れてしまったり、炎症が引き起こされてしまうこともあるんです。
→ 皮膚への刺激
ワンちゃんにとって静電気のパチッという刺激(痛み)は不快感が強く、敏感な子はブラッシングを怖がるようになります。
さらに静電気の皮膚刺激から、かゆみが出てしまうこともあるそうです。
→ホコリや花粉の吸着
人間もスカートに静電気が起きている時、特にロングスカートなどを履いていると足にまとわりついたり、ほこりや毛がくっついていたりすることありますよね?
ワンコの毛にも静電気のせいでホコリや花粉がつきやすくなってしまうんです。
これが原因でアレルギー症状がおこったりもするため、静電気対策は大切なのです。
冬の乾燥・静電気解決方法:基本のケアポイントは?
ワンコの冬の乾燥肌と静電気対策って、どんなことをしてあげればいいの?
ここからは、冬本番に試したいケア方法をご紹介します!
加湿器は外せません 室内の湿度を保つ!
静電気対策で一番効果的なもの、それはズバリ「湿度管理」です。
加湿器を使用すれば、ワンコにとって最適といわれる室内の湿度(40-60%)を保つことができます。
ワンコだけでなく人にも40-60%の湿度が最適といわれていますので、一石二鳥!
ワンコも人間も最適な湿度で生活をすることで、お肌のトラブルを遠ざけ乾燥を防ぎ静電気も起こりにくくなります。
さらに、風邪などのウィルス対策にも良いです。
加湿器がお家にない場合は濡れタオルを干すと良いといわれています。6から10畳くらいのお部屋でバスタオル1枚であれば、10%くらい湿度が上がるそうです。
保湿スプレー・オイルで潤いチャージ
女性のみなさんは、きっと化粧水のミストスプレーなどで顔をシューッと保湿されているかと思います。
実はワンちゃん用にも保湿スプレーって販売されているんです!
オイル入りのミストスプレーなどをブラッシング前に一吹きしてあげることで、嫌な静電気を防ぎながら被毛にしっとり潤いを与えてあげることができます。
ワンちゃん用でお勧めなのは、ホホバオイルやアルガンオイル、ココナッツオイルなどの安心の天然成分配合のものです。
ちなみに、人間用のものはやはりワンちゃんの肌に合わないため使用は控えましょう。
静電気防止ブラシ
ワンちゃんのブラシも冬は静電気防止のものを選んであげると安心です。
お勧めなのは、木製などで静電気防止加工のあるブラシ!
ブラッシング前に保湿スプレーをプラスして吹きかけることで静電気対策と毛艶もよくなります。
冬のシャンプーの頻度を確認!
冬はワンちゃんの皮脂分泌が少なくなるため、月に1回から2回くらいのシャンプーがお勧めです。
寒くても35度から高くても37度くらいのぬるま湯で、ワンコ用の保湿に特化したシャンプーやコンディショナーを使用してシャンプーしてあげましょう。
シャンプー後はしっかりタオルドライして、ドライヤーを使うときは低温・短時間でちゃっちゃと乾かしてあげてください。
食事からスキンケアを考えましょう
ワンちゃんの皮膚と被毛のためを考えたとき、やはり外側からだけのケアではなく、内側からも栄養バランスは大切なんです。
冬の間積極的に摂取したい栄養素は、
・オメガ3脂肪酸(フィッシュオイルや亜麻仁油などに含まれる)
→ 炎症を抑え、皮膚バリアを強化が期待できます!
・ビタミンE・A(緑黄色野菜やサプリメントで補給)
→ 抗酸化作用で皮膚の修復機能を支えてくれるといわれています!
・たんぱく質(鶏肉・魚・卵などに含まれる)
→ 良質なたんぱく質は被毛を作る材料になり、つやのある毛並みに仕上げてくれます。
洋服の素材にも注意
みなさんもご経験がおありかと思いますが、セーターなどを脱ぐときにポリエステルが多めのセーターだと、パチパチと音がして髪の毛が上に逆立ったりしますよね!
静電気はポリエステルなどの化学繊維で起こりやすいため、服を選ぶときはコットン素材やウール混のものを選ぶと良いでしょう。
服の下に保湿スプレーをしておくのも効果的です。
飼い主さんの手も保湿!
静電気を予防するには、ワンコに保湿ケアだけでは不十分なんです。
そう、ワンコに触れる飼い主さんのケアもしっとり保湿されていないと、パチッときてしまうのです。
ワンコにブラッシングする前には必ずハンドクリームやボディクリームで保湿してからにしてあげてくださいね!
乾燥肌?皮膚病?見分けるときのポイント
乾燥肌か皮膚炎やアレルギーの症状なのかは、なかなか見分けにくいところですよね?
1.皮膚が赤く炎症を起こしている。
2.フケが大量に出ている。
3.かゆみで掻きむしってしまう。
4.被毛が抜けて地肌が見えてしまっている。
このようなときは、保湿剤を塗って様子を見るのではなく、かかりつけの動物病院を受診し、きちんと医師の診察を受けましょう。
病院でお勧めのシャンプーやローションを教えていただければ、さらに安心ですよね!
冬のケアまとめ!静電気と乾燥解決のコツは?
冬の厳しい乾燥や静電気対策は、1日だけ行ったのでは効果は出ません。
じゃあどうすればいいのでしょうか?
静電気と乾燥を上手に乗り気うコツは、静電気&乾燥対策を無理なく続けられる「習慣」にしてしまうことです!
<毎日ルーティン>
① 散歩から帰ったら、被毛の汚れをふき取りお肌チェック
② ブラッシングする場合は、ブラッシング前に保湿スプレーをする
③ 飼い主さんは手をクリームで保湿してからブラッシング
④ 室内は常に加湿器で加湿する(または濡れたタオル等)
こうした毎日できる「ちょっとしたケア」の積み重ねが、冬の肌トラブルを防ぐ最大のポイントです。
終わりに
いかがでしたか?
冬でもワンコのうるツヤ肌を守るためには、静電気と乾燥対策を日々行わなければならないということがわかっていただけたとおもいます。
けれど、そんなに大変なケアではなく、いつものケアにプラス保湿くらいなお手軽さで続けられそうではないですか?
冬の乾燥や静電気はワンコの皮膚や被毛だけでなく、心にとっても想像以上に負担がかかってしまいます。
湿度管理・ブラッシング・保湿・食事ケアといった基本的なケアを毎日行うことで、トラブルを大幅に減らすことができます。
室内湿度は40〜60%をキープし、ブラッシングは静電気防止ブラシで行い、ブラッシング前には保湿スプレーを使用する。
シャンプーは頻度と温度に注意すること。
さらに栄養バランスのとれた食事で内側からもケアしてあげること。
できればポリエステル素材を避け、服や寝具も素材を意識して選んであげること。
これさえしておけば冬も安心!
ぜひ今日から冬に向けたスキンケアをスタートしてあげましょう!
日々のちょっとした工夫が、ワンコの元気なお肌とふわさらな被毛を守る秘訣なんです。
●参照
・冬に向けて気をつけたい乾燥肌と静電気ケア
・犬の静電気を防ぐ5つの対策!発生する原因とペットへの悪影響とは?
・冬の「バチッ!」はペットもつらい。今日からできる愛犬・愛猫の乾燥と静電気対策【4つの習慣】





