愛らしいトイプードルの人気の理由と特徴!毛色で性格も違う?

トイプードルが好かれる理由

ペットブームが続いていると言われる現在の日本において、特に人気のあるペットはやはり、昔から人間と友好的な関係を築いて来ている犬でしょう。
最近ではツンデレなところが魅力だとして猫の人気も高まってきていますが、人懐っこくて飼い主に忠実な傾向のある犬に、強く心を惹かれる人は大勢いるのです。

ただペットとして飼われている犬にも色々な種類があるので、人気のある犬種もあれば、そうでもない犬種があるのも確かです。
それでは、現在の日本で最も人気のある犬種は何かと言うと、トイプードルだと答えることになるでしょう。

トイプードルの大きな人気の理由は、やはり何と言ってもその見た目がとても可愛らしいということです。
しばしば生きているぬいぐるみと呼ばれるほど小さくて愛らしいその姿は、犬好きの人はもちろん、それほどではないという人でも、素直に可愛いと思わされるほどの魅力に満ちています。

トイプードルは可愛いだけではない

またトイプードルの人気の理由としては、一般的に賢いとされている犬の中でも、特に賢いという特徴を挙げることもできます。
いかに見た目がとても可愛らしくても、しつけてもなかなか覚えてくれなくて飼うのに手間がかかるようでは、ここまで大きな人気を得るまでには至らなかったはずです。
特にトイプードルのような小型の愛玩犬は、室内で飼うことが一般的なので、お部屋の中で暴れ回ってめちゃくちゃにしたり、トイレの場所を覚えなくて所かまわずにおしっこをしてしまうようでは大変なので、その賢いという特徴は大きな魅力となるはずです。

トイプードルはとても懐っこい

トイプードルはただ賢いだけではなく、飼い主に対して愛情が深く、とてもよく懐いてくれるという特徴があり、その点もまた大きな人気の理由の一つとなっています。
犬が好きな人は愛犬とのコミュニケーションを大事にしたいと考える人が多いでしょうから、自分によく懐いてくれるトイプードルを選ぶ人が多いのも当然だと言えます。
例えば仕事から帰って来た時に、ドアを開けると可愛いトイプードルがすぐに駆けつけてくれるような状況を思い浮かべると、その特徴がどれほど魅力的であるかが想像できるでしょう。

トイプードルは温厚

トイプードルが飼いやすい犬種だと言われる特徴としては、性格が温厚だという点も重要だと言えます。
一緒に飼っているいる他の犬や、散歩の途中で出会ったよその犬、さらに家を訪れたお客さんや外で出会った人たちに対して敵意を表すことが少ないのです。

トイプードルは運動能力も高い

さらに、体は小さいけれど運動能力が意外に高いという点も、トイプードルの大きな特徴となっています。
トイプードルの元になったプードルという犬種は、元来猟犬として飼われていたことが影響しているのでしょう。
走るスピードが速く、また高くジャンプすることができるので、例えば公園でフリスビーを投げて一緒に遊ぶと、飼い主にとっても愛犬にとっても、すごく楽しい時間がすごせるはずです。

毛色で性格が違ってきます

こういったいくつもの魅力を持つことから人気の高いトイプードルは、やはり価格も高めの傾向があり、一般的な価格帯は20万円から30万円くらいだと言われています。
ただ、性別や毛並みの美しさ、人気の毛色、血統の良さといった色々な要素が価格に関係して来るので、場合によってはその価格帯よりも安い価格で手に入れられたり、逆に高い価格を支払わなければならなくなることもあります。

そのように価格にも影響して来るトイプードルの毛色は、実は正確にも関係しているとされています。
トイプードルの基本的な性格は、温厚で好奇心が旺盛、飼い主に対して愛情が深いといった感じなのですが、毛色によってそれぞれ少しずつ違いが生じてくるのです。
トイプードルの毛色には、レッド、アプリコット、ブラウン、シルバー、ブラック、ホワイトといったように大まかに分けられるので、それらの性格の違いについて見て行きましょう。

オレンジ系

まずは特に人気が高く、価格も高くなる傾向があるとされるレッドと、それに近いオレンジっぽい色のアプリコットについてですが、元気で明るい性格だとされています。
そのため飼い主と一対一で関わる場合には適しているのですが、協調性が足りないという難点もあるため、多頭飼いにはあまり向かないと言われます。

ブラウン・シルバー

ブラウンとシルバーは、一見あまり似ていない毛色のようではありますが、性格的には近い傾向があるとされています。
温厚ではあるもののマイペースな傾向があるため、飼い主とあまり密接な関係になりたがらず、またトイプードルの中ではしつけもしにくい方です。
ただ知能は高いので、根気よくしつければ効果を上げることは可能です。

ブラック

ブラックはそれらとは反対に、最も飼い主に対して従順なので、とてもしつけやすいとされています。
そのため最初に犬をペットとして迎え入れる場合や、多頭飼いをする場合に最も適している毛色だと言えるでしょう。

ホワイト

最後にホワイトについてですが、ブラックと同様に従順で、さらに飼い主に対して甘えたがる傾向があるとされています。
そのため飼いやすいのは確かなのですが、どうしても汚れが目立ちやすいので、手入れに少し手間がかかってしまうという難点もあります。

いかがでしたか、トイプードルは「穏やかな性格で、賢くてしつけが入り、ケアしやすい」と、飼いやすい要素をそろえた犬種と言えます。
これらの長所を上手に引き出すために、ほめて伸ばしながら、ときには厳しくしつけを行いましょう。
動物を飼うときは、ペットとしてではなく「家族の一員」として愛情をたっぷり注いであげてくださいね。