地震があるたび、「今度の週末には防災の準備をしておかなくちゃ!なんて思ったりしますが、ついつい週末もいろいろと予定を詰め込んでしまって、防災まで手が回らなかったりしませんか?
特にワンちゃんのいるご家庭では、日ごろからの防災の準備はとても大切なんです。
というのも、ワンちゃんを連れて避難所に行けるのか、ワンちゃんOKの避難所はどこにあるのか、といった情報収集はもちろんのこと、避難所に入るための条件なども知っておき、いざというときに備えなくてはならないからです。
なんでも、某ペット保険会社のデータでは、ワンちゃん用の防災を準備しているご家庭は全体の6割程度なのだとか。
目次
ワンちゃんの防災を考えるうえで大切なこととは?
「ワンちゃんの防災は準備が大切なことはわかっているけれど、何から手をつければいいのかわからない!」
なんて飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。
だいたい防災用品って、割高なんですよね…。
けれど、地震や台風などの災害はいつ起こるかわからないため、備えないわけにはいかない。
そこで、まずはワンちゃんの防災を考えるうえで大切なことをリストアップして、ご紹介したいと思います。
ワンちゃんのお留守番時の災害も想定してみる
飼い主さんが家にいるときに災害が来れば、飼い主さんがすぐにワンちゃんの対応をできますよね。
ところが、仕事など飼い主さんが外出中に突然災害が起こる可能性も十分ありえます。
そこで、防災対策として、飼い主さん不在の時の災害を想定しておくことをお勧めします。飼い主さん不在でも、ワンちゃんの命を守るために、私たちはどのようなことができるのでしょうか?
<チェックしたいポイント>
☑ワンちゃんのいる場所に危険な家具がないか
ワンちゃんの寝ている場所やサークルに、倒れそうな家具などはないですか?
大きな家具が転倒したら、ワンちゃんは逃げられません。
家の家具の配置を、再度確認してみてくださいね。
家具の移動が困難な場合は、転倒防止グッズで対策してあげてください。
☑引き出しは大丈夫?
家具の転倒だけでなく、場合によっては引き出しも落ちてきます!
戸棚の中に入れてあるものも、大地震の場合は中身が飛び出して危険です。
本棚の本も、上から飛んできますよ!
ワンちゃんのいる場所は、そういった落下物からも安全な場所を選んであげましょう。
☑脱走防止対策はしてる?
ワンちゃんは大地震などの災害が起きると、パニックを起こしてしまうことがあります。
結果として、脱走してしまうこともよくあるそうです!
そのため、飼い主さんが外出するときは脱走等ができないよう気を付けましょう。
ワンちゃん連れOKの避難所の確認
みなさんは、災害が起きたときにどこの避難所がペットOKの最寄り避難所か確認していますか?
どこの避難所でもワンちゃんの受け入れが可能なわけではなく、また受け入れに一定の条件がある場合も!
都道府県によっては、ペット連れの避難について、ガイドラインなどを作成し教えてくれているところもあります。
まだガイドラインを見たことがないという方は、お住まいの都道府県、又は市区町村にガイドラインが出ていないか調べてみるとよいと思います。
例えば、埼玉県の場合、「ペット同行避難ガイドライン」、というものが作成されていますよ。
「一般飼い主さん用ガイドライン」が、私たち飼い主側となるわけですが、ワンちゃんを連れて避難する際に必要となる平常時からの避難用品の準備や、災害時の対応などについて解説されており、私たち飼い主は読んで備えることができます。
特に避難所でもめ事なく過ごすためには、ペットのしつけと健康管理も大切なども紹介されています。
例えば、避難所生活のできるワンちゃんとしては、
☑嫌がらずキャリーバッグに入ることができる。
☑他の人や動物を怖がらない。 攻撃的にならない。
☑犬では「待て」「おいで」などができる。
☑決められた場所で排泄ができる。
などが挙げられていました。
みなさんのワンちゃんは、いかがですか?
キャリーバッグに入るのを嫌がるワンちゃんは、まずはキャリーバッグに慣らすところから防災準備のスタートです。
徐々に慣らすことで、災害時も嫌がらずに入ってくれるようになるかもしれません。
避難ルート上の危険個所の確認
ペット同行可の避難所を見つけたら、家から実際に避難先まで行ってみるのがよいでしょう。
避難先まで徒歩で行く場合、ワンちゃんを連れたらどのくらい所要時間がかかるのか。
危ない場所がないかなどを確認し、危ないと判断したルートを避けるための方法はないのか、などなど実際に考えることができるからです。
例えば、高層ビルの横などは、上からガラスが降ってくる可能性もありますからね!
また河川の横のルートも、危険リスクが高めです。
ワンちゃん連れでは大災害の中、平常心を保つのは難しいもの。
日頃から散歩などで避難所までのルートを慣らしておくのが、おすすめですよ!
ちなみに、避難場所と避難所は違いがあり、 避難場所は主に災害が発生し、もしくは発生しそうなときにその危険から 逃れるための場所を指すのだそうです。
避難所は、災害により家に戻れなくなった方が滞在する学校や体育館などになっています。
お間違えなく!
避難所以外の滞在方法の検討・体験
ワンちゃん連れで避難所での同行避難が難しいとなった場合、車中泊やテント泊といった選択肢も考えられるでしょう。
家が大丈夫であれば、多くの人は在宅避難を選ぶかもしれません。
ワンちゃんのストレスを考えると最善と思われますが、その分、リスクもあります。
車の中で避難生活を送る手もありますが、空間が狭く運動不足が心配です。
季節によっては熱中症のリスクなどもありますので、十分気をつけましょう。
車中避難やテント生活などは、自分で一度試してみることをお勧めします。
災害に備えて普段からできることとは?
あらゆる災害に備えて、ワンちゃんのために普段からできることは何かあるのでしょうか?
私たち飼い主ができることといったら、防災グッズを揃えておく以外にもワクチン接種や、ノミ・ダニ対策、フィラリア対策などをしておく必要があります。
また、マイクロチップを入れておいてあげれば、さらに安心できますね!
ワンちゃんOKの避難所の場合、他のワンちゃんから病気がうつってしまうことも考えられますので、ワクチンだけはしっかり打っておきましょう。
ワクチン証明書以外にも、狂犬病予防接種済票を持ち歩くのが大切です。
できればコピーを取って起き、車がある方は車の中などに保管しておくとよいでしょう。
噛み癖や吠え癖のある子は、避難所に入れても出ていかざるを得ない状況になってしまうことも!
普段からしつけには気を付けたいものですね。
ワンちゃん連れ避難所生活で気を付けたいこと
避難所で一番気がかりなワンちゃんをめぐるトラブルですが、しつけをしっかりしておくことで多少は防ぐことができるでしょう。
避難先には小さな赤ちゃんがいたり、アレルギー体質の方もいるでしょうし、ワンちゃんが好きな人、嫌いな人もいらっしゃるかと思います。
避難所のルールを守り、ワンちゃんが苦手な方など周囲への配慮をすることを忘れないでいたいものです。
こまめに掃除をし、清潔を保つ努力をしましょう。
ワンちゃん用防災グッズ、そろえておきたい内容とは?
ワンちゃん用の防災用品、ぜひ下記のものは一つにまとめておきましょう!
キャリー
ワンちゃんを運ぶためのキャリーは、「絶対に」必要です。
防災用にワンちゃんを背負えるリュックなども販売されていたりしますので、自分の家のワンちゃんのサイズに合ったリュックやバッグなどを探してみてくださいね。
予備の首輪とリード、カラビナ
出来れば迷子札をつけた首輪やリードを、いつも使っているものとは別に用意しておきましょう。
迷子札には名前と電話番号をお忘れなく!
万一災害の中ではぐれてしまっても、また会える可能性が高まりますからね。
また災害の中で、別々に過ごさなくてはならなくなるシチュエーションがくるかもしれません。
そんなときも、迷子札があれば安心ですよね。
フードと水、おやつ
ワンちゃんがいつも食べているフードを何種類か、必ずストックしておきましょう。
人間同様、最低でも1週間程度あれば安心です。
いつも食べている食事を何種類か(ドライ、パウチなど)用意しておきましょう。
健康上の理由でダイエット食など療法食を食べている子は、必ず用意しておくのを忘れないようにしたいですね。
人間用とは別に、ワンちゃん用の水の確保もお忘れなく。
オヤツもあったほうが、ストレス対策になりそうです。
一番大切と言われている水ですが、ワンちゃんの場合は体重1kgあたり毎日約100mL必要だそうですよ。
水分摂取量の多い子や、暑い時期などは想定よりも多めに用意しておくと良いでしょう。
ワンちゃん用トイレグッズ
ワンちゃんの排せつ物を処理するためのトイレ用品や、匂いを押さえることのできる排泄物用の袋など、しっかり用意しておきたい物です。
トイレシーツなどは、もしかしたら人間も使えちゃうかもしれません!
併せてウェットティッシュなども用意しておきましょう!
季節でそろえるプラスアルファ物
真夏なら少しでも涼しく過ごせるもの、真冬ならブランケットなど暖を取れるものも忘れず準備しましょう。
常備薬
大災害が発生した後しばらくは、動物病院を受診するのが難しくなるかもしれません。
お薬を飲んでいる子は、なかなかお薬が手に入らなくなってしまうかもしれないですよね。
そのため、お医者さんと相談して通院の際に少し余分に処方してもらえるよう、お願いしてみてください。
併せて下痢など胃腸を悪くしてしまった時の薬や、食欲が出ない時用のお薬など処方していただけると、安心ですね。
ワンちゃん用のガーゼや包帯なども一緒に入れておきましょう。
ワンちゃん用の食器
フード用のボウルや水用のボウルも用意しておきましょう。
小さく折りたためるものだと、良いですね。
ワンちゃん用お薬手帳(ワクチンの接種証明書や写真など)
ワクチン接種の証明などにもなるため、お薬手帳も持ち出せるようにしておきたいものです。
一緒にワンちゃんの写真も入れておけば、何かあった時に探すのを手伝ってもらえます!
ワンちゃんと一緒に撮った写真も、スマホが使えなくなった時用にプリントアウトして持っておくとよいでしょう。
避難所によっては、ワクチンの接種証明がないと入れないところもあるそうなので、必ず忘れないでくださいね!
終わりに
いかがでしたか?
ワンちゃんの防災には、飼い主さんがリスクなども踏まえたうえで、十分に備えていく必要があることや、防災の秘訣がおわかりいただけたのではないでしょうか。
人間のものは1週間くらいでどうにかなっても、ワンちゃんの場合はなかなか難しいかもしれません。
備蓄スペースさえあればワンちゃんのフードやトイレ用品は1か月分くらい確保できると、より安心して過ごせるかと思います。
自分の家のワンちゃんに合った防災準備、ぜひすすめてくださいね!
●参照:
・【動物介護士が解説】犬の飼い主が考えたい防災のために今できること
・【愛犬・愛猫これだけでOK】ペットの防災グッズ【絶対必要な持ち物13選】
・犬を地震から守ろう【地震前・留守中・避難所・トラウマ】マニュアル
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